
出水といえば鶴が有名だが、私が真っ先に連想するのはこのえびめしである。
1960年代から根強く売られている名物駅弁だが、他の有名駅弁のように百貨店
の駅弁大会やうまいもの大会などにはあまり登場しないので真の名産品といえる。

中身はまさにえびづくし。小えびをふんだんに使った和風味の炊き込みご飯の上に、
それより大きいえびがさらに4つも乗っている。炊き込みご飯は、部分的におこげが
混じっているのが嬉しい。これにグリンピースと味付き椎茸の千切りが乗っていて、
味の調和が上手くとれている。高野豆腐、たけのこ、人参、椎茸の薄味の煮物もいい味
出している。さらにさつま揚げ、大根壷漬と地元の名物も楽しめておすすめの駅弁。
JR出水駅改札横の売店で売られているが、このえびめしは早めに売り切れるらしい。
実際、私がこの旅の往路で午後に出水へ来たときは売り切れで、復路に午前中通り
ようやく購入することができた。駅弁通の間では知られているが、なかなかレアな駅弁だ。
わけもなく1000円を超える有名駅弁が多い中、800円という価格は適正だと思う。
2006年松栄軒のホームページが完成した。きれいな仕上がりで一見の価値がある。
(2003年8月撮影・作成 2006年1月18日更新)