博多釜飯(博多駅・寿軒)

 

博多で釜飯というと、どこかの真似をして最近作ったのではないかと疑われそうだが、実はもう約40年もの

歴史のある老舗の釜飯。かつては釜飯の西の横綱といわれたほどの博多の隠れた名物駅弁だった。

昭和40年代のものとはだいぶ中身も変わっている。当時はみそ汁付きで、具の少ないそぼろののったシンプル

な釜飯だったが、今は具だくさんになった。当時500円だったが、30年以上たった今は740円。一時期、器は

プラスチック製になったが、陶器に復活した。

博多駅には近年参入したJR九州トラブルフーズなる会社など何社かが真似して類似品を作っているが、

元祖は寿軒のこちらだ。残念ながら現在ではニセモノに比べ生産数量が少ないようだ。

博多駅構内(筑紫口付近)のキオスクでは11:00と15:00の2回入荷するそうだが、数量は僅かのようだ。

私も入手するのに何度か博多駅に足を運んだほど。

具はご覧の通り、椎茸、竹の子、れんこん、ささがきごぼう、栗、蕗、うずら卵、錦糸卵、海老、鶏肉で、

ご飯は鶏のスープで炊き込まれている。すっきりとした薄味で、ご飯の色はふつうの白飯と変わらない白さ。

味はほんのりとだしがきいていて上品な味。具の中では、塩茹でされた海老が印象的だった。

厳選された塩で味付けされているようだ。ささがきごぼうの味なども、老舗ならではの和の味。

横川の釜飯に代表されるような関東の濃い味ではなく、代表的な西の釜飯の味だと思う薄味。

北部九州の駅弁といえば、何と言ってもかしわめしが主流だが、この寿軒の釜飯も本当におすすめだ。

 

 

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