
西鹿児島駅の特殊駅弁として40年近く前に登場したとんこつ弁当も、
一時は売り上げの不振などで姿を消していたが、数年前に復活し今日に至っている。
かつてはにぎり飯に仕切られた白ご飯ととんこつ、そして桜島大根の漬物や焼き目のついたかまぼこなど、
郷土色の強い内容だったが、若干中身が寂しくなったように思われる。
とんこつとは、黒豚のあばら肉を黒砂糖や焼酎か泡盛などで煮込んだ鹿児島の郷土料理である。

開けてみてまず感じたのは量の少なさ。ご飯もおかずも少なめ。これで900円は割高に感じてしまう。
とんこつは大ぶりのものがふたつ。美味しいが、おかずにするよりも酒の肴の方がいいような濃厚な味。
箸で簡単に骨からはがれる身の柔らかさは見事だが、薄味のご飯が弱すぎて、
濃厚なとんこつに圧倒されてしまっている。それぞれの味は美味しいのだが・・・。
煮物も出水の駅弁に比べるとかなり小さめ。ううん、鹿児島はラーメンもそうだが、物価が高いということか。
箸にお手ふきが添えられているのは、何十年も前から変わらぬいいところ。