問6

 大金持ち、A氏はガチャンという音で目が覚めた。

なにかが倒れた音だ。

どうやら書斎かららしい。

急いで行ってみると、窓が開いている。

窓から外を見ると、50cmぐらいの細長いものを風呂敷で包んだ泥棒が、走り去っていった。

慌てたA氏はすぐさま警察に電話を入れ、泥棒が入ったことを伝えた。

電話が終わったところで気が付いた。

50cmぐらいの細長いものといえば、1ヶ月前に手に入れた、国宝級の金の仏像と同じサイズである。

振り返ってみると、いつもの場所に仏像があった。

一瞬ホッとしたが、もしかしたら偽物かも知れない。

警察が来たら、すぐ調べてもらうことにした。


 そして翌日。警察の知らせで、仏像を売った骨董屋が駆けつけた。

さっそく鑑定してもらったが、仏像は本物であるという。

他にも盗まれたものは全くない。

しかし、泥棒が入った痕は歴然としていた。


 いったい、この事件の真相は何なのだろうか。