002. 合唱曲「旅立ちの日に」



今 別れの時

飛び立とう 未来信じて

弾む若い力信じて

この広い この広い大空に


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

誰でも一度は未知の世界へと飛び立たなくてはいけない時を迎える、
若しくは迎えただろう。
進学や就職、結婚だってそうだ。
そのときに人が抱くものとは何だろう。
不安と希望が入り交じった感情だろう。
しかし、その感情の名を、私は知らない。
だけど、一つ知っていることがある。
この感情は希望の比率の方が大きいのだ。
だから、旅立つ者の表情はあんなにも美しいのだ。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

この曲は中学校の卒業式で歌った曲です。
この前、テレビでこの曲の特集をしていたので取り上げてみました。
私の学校では在校生は「流れゆく雲のように」、
卒業生は「旅立ちの日に」を歌うという習慣になっています。
(今でもそうらしいです。>弟情報)
この2曲――特に「旅立ちの日に」――にはたくさんの思い出があります。
中2のとき、私、卒業式の司会をやったんです。
シナリオを一生懸命作りましたよ。相棒があんまり手伝ってくれなかったんで(笑)
言葉選びが本当に大変で。
『去年と同じ言葉を使うなー!!』等々。ダメだしされまくってました(笑)
それだけ苦労した卒業式は格別でした。
もしかしたら自分の卒業式以上に感動したかも(笑)
卒業式の最後に先輩方が「旅立ちの日に」を歌うんですが、泣いてて歌えないんですよ。
その歌声で『先輩も卒業しちゃうんだなぁ・・・』って司会者席でしみじみと感じてました。
『でも何でこの曲はいつも涙を誘うんだろう?』とも疑問に感じてました。
そんな素朴な疑問を抱えて1年が経って、自分の卒業式のときに解決しました。
当然のように、自分の卒業式でもやっぱり涙声の合唱になったんですね。
歌いながら、
この曲が『本当に卒業しちゃうんだな・・・』って実感させてくれるから、
それと同時に不安を取り除いてくれるから、
未来への希望に満ち溢れた曲だから、
旅立ちを容易に想像させ、別れを実感させられるから涙が自然と出るんだなぁって気が付きました。
こういう曲ってなかなか出会えないと思います。
本当、この曲を作った先生に感謝です。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

この先、たくさんの人がこの曲を歌っていくでしょう。
そのときに、みんなが自分の中にある、たくさんの希望に気付きますように。


2004年 3月17日