『宝物』
海の見える公園から 潮風に誘われて
どこまでも続く浜辺を歩いた
海岸に打ち上げられた海月は
透明な身体を失い
砂に溶けていくのを見ながら
水槽の中の魚に会うために小道に入る
繋いだ手を離して あなたの背に頬寄せたら
悪戯な笑顔を見せて駆け出した
大きく手を振りながら
「こっちへおいで」とあなたが笑う
夕闇に急かされるように大きな観覧車に乗れば
綺麗な夜景が私たちを迎えてくれた
キラキラとあなたの目に街の光が映る
あなたとの一つ一つの日々が
私の宝物になっていく
今日も一つ 宝物が増えたよ