『セピア』



あなたの色を忘れてしまった

何色だっただろう?

ポケットの中にあったのは

色褪せてしまった記憶が一つ・・・


窓際に差し込む夕日のセピア色

あなたの面影辿るように指でなぞる

暖かい日差しの中に滲むあなたは

笑顔で僕を見つめていたのだろうか


もうあの頃には戻れないんだね

窓の外に広がる夕闇に心を奪われて

ポケットの中に一つ残されていたものは

色褪せてしまった誰かの笑顔・・・


もう誰の笑顔かも 判らなくなってしまう

もうあの頃には戻れないんだね・・・

泪ひとしずくこぼれ落ちるように

少しずつあなたが消えて行く・・・