アイドル伝説「ももじ」第8回


〜〜〜前回のあらすじ〜〜〜

東京で歌手になり、CDを発売したももじは多少の不幸があったものの、TV出演の依頼が多数来る。
しかしもへじの嫌がらせにより、殆どキャンセルされてしまい、失意のどん底に立たされたのであった。


第8話「残った仕事。」

仕事キャンセルが相次いだ翌日の夕方、社長室で、蛭川さんが社長に深刻な顔で話かけた。
「結局、残った仕事はこれだけです…。」
蛭川さんが、一冊の台本を差し出した。

「マネマネ王座決定戦か…。」
社長は、台本を蛭川さんの手から受け取ると、表紙に印刷されている文字を読み上げた。
「音楽番組の仕事はもうこれしか残っていません、社長。」

社長は台本をパラパラとめくって目を通し、難しい顔をしながら返答を返した。
「ももじ君に相談しよう、呼んできてくれたまえ。」

「はい、解りました。」
蛭川さんは、社長室を後にすると、
ももじに電話をかけ、クイーンレコードの社長室に来るように伝えたのであった。

「失礼するのす。」
蛭川さんの電話連絡によって、やってきたももじが、社長室にやって来ました。

「ももじ君、仕事は殆どキャンセルされてしまったが、1つだけ残っているんだ。」
社長は、蛭川さんから受け取った台本をももじに差し出した。
「マネマネ王座決定戦のすか、社長。」
ももじは、台本の表紙を見て、社長に話しかける。

「そうだ、しかし普通の音楽番組では無いのは君でも知っていると思う。
しかし、全国中に顔を見せる今唯一の希望でもある…。
どうするかね?君自身の新曲はまず歌えないから無理に出なくても良い、次の新曲を急ピッチで作ろう。」

しかし、ももじの反応は意外な物だった。
「喜んで出演させていただくのす、社長。」
嫌がると思っていた社長は、ももじのこの返事にただただ驚いた…。

「本当かね!?まあ、他に仕事もないしな・・現場の空気を吸うのも良いかも知れない。
じゃあ、私の方から手続きをしておくよ、日程が決まったら私から連絡しよう、それまで自宅待機して貰いたい。
蛭川君に送らせよう、さあ帰りなさい。」

「失礼しましたのす。」
ももじは帰っていった。

本当にマネマネ王座決定戦に出ていいのか?
一流アイドルの道からそれていないか?
まあ… 頑張れももじ!!負けるなももじ!!

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