アイドル伝説「ももじ」第12回
〜〜〜前回のあらすじ〜〜〜
宇都宮から上京し、東京で歌手になったももじは
ファーストシングル「疲れた少年少女たちへ」を発売した。
度々、その後上京してきた元親友もへじの嫌がらせに遭ったが、
ももじのファーストシングルは2千万枚を売り上げた。
そんな時、2曲目の作詞・作曲が完成。
ももじは無事2ndシングル(ブレイブ)のレコーディングを済ました。
第12話「ももじ、暗殺される?」
あれから1ヶ月が経った。
ももじの2ndシングル(ブレイブ)は初回500万枚を超し1位になり、
「疲れた少年少女たちへ」とワンツーフィニッシュを決めた。
しかし嬉しいことばかりではなかった…。
「なんか落ち着かないのすねえ、誰かの視線を感じるような…?」
ももじは自宅にいましたが、なにやら落ち着かない様子です。
「前は見られているような感じはなかったのすのに…
引っ越した方がいいのすかねえ…。」
ももじは後日、社長と相談し立川に引っ越すことにしました。
引っ越した次の日…。
「やっぱり落ち着かないのすねえ、
ももじ、誰かの恨みを買った覚えは、もへじ以外無いはずのすが…。」
引っ越したマンションのリビングで
落ち着かず そわそわしている ももじの姿があったのでした。
ピンポーン。
「おやっ?社長のすかね、はーい!!」
ももじは玄関まで歩き、ドアを開けようとギリギリまで近づいた…。
(はっ!!殺気!!)
ももじは、何かに気づいたようです。
「今開けるのす。」
ももじは、注意深くドアに隠れるようにしてゆっくりと開いた。
「はあっ!!」
いきなり刃物を持った少年が突進しましたが、
ももじは隠れるように開けたので当たりません。
「物騒のすね、子供が刃物を振り回すモンじゃないのすよ。」
ももじは少年を裏から拘束し刃物を奪いました。
「はなせよっ!!チクショウ!!」
少年は激しく抵抗します。
「大人しくするのす。」
ももじは、奥義(ももじ呪縛)を使い少年を気絶させました。
1時間後、少年が目を覚ましました。
ちなみに少年は、ロープで縛られています。
「起きたのすね、何であんな凶行に走ったのすか?」
ももじは少年に問いかけます。
「あんたを、殺してくれって言う人がいたからだよ。」
ももじはピンときました。
「もへじのすね?全く何でこんな子供を刺客に差し向けたんだか…、
アンパンマンとか歌うからって、どこぞの同人女と一緒にしないで欲しいのすね。」
ももじは、少年を蔑ましたような顔つきで話しかけた。
「誰に命令されたかなんて、あんたに言う義理はないね、それよりオレをどうする気だよ…。」
今度は少年が、ももじに質問を投げかけた。
「あんた、結構カワイイのすね…。」
ももじが部屋の奥に行って何かを取ってきました。
「1度でいいから、他人にコスプレさせたかったのすよ。」
ももじは少年に服を着せます。
「キャー!!ソックリ!!」
少年は、ポケモンアドベンチャーの犬神太一の格好になっています。
「おい…。」
少年が反論しようとしましたが…。
「今度はこれっ!!」
ももじが、また少年を着替えさせます。
「キャーッ!!これもソックリッ!!」
今度は、デジタルモンスターのアカ君の格好です。
「なんなんだよ…。」
少年は、呆れ気味の顔で再度反論しようとすると…。
「やっぱ、これも王道でしょうっ。」
ももじはまたまた着替えさせます。
「キャーッ!!カワイイッ!!やっぱミニパンツよね、男の子って(愛)。」
少年は暴走兄弟レッツ&ゴーのレツ君のコスプレをさせられています。
ももじは感激して、標準語になっています。
「おいっ!!いい加減にしろよっ!!ヘビの生殺しみたい事してよっ!!
大体、アイドル生活してるくせに何で
こんな自分で着れないサイズの合わない服作ってあるんだ!!」
怒りが極限に高まっているそんな少年にももじは即答します。
「生まれて来る子供に着せようと思って、学生時代の時に作ったのす。」
「なんて無計画な女だ… もへじさんの言ったとおりだな…。」
少年は呆れています。
「吐いたのすねっ!!、割と早くしびれを切らしたのすねえ。」
ももじは笑い始めました。
「しまった…。」
少年はバツが悪いのか、ももじから視線を背けます。
「あんた、こんな事両親が聞いたら泣くのすよ…。」
ももじが、悲しげ… いや哀れむような顔で少年に語りかけた。
「別に…両親居ないから…」
「あら、変な嘘は付くモンじゃないのすよ。」
「嘘じゃねえよっ!!」
少年の怒り声が ももじに飛びリビング全体に響いたような気がした。
「プリンスレコードの社長に殺されたんだ…、
うちの父ちゃんが、会社脱サラしてラ−メン屋になったのが気に入らなかったみたいで、
トラックを店に突っ込ませて事故に見せかけて殺されちまったんだ…。
お客さんも帰って後片付けしてるときに… ううっ…。」
少年が涙をこぼした。
「そうだったのすか… でもももじは殺されたくないのす。」
ももじは、同情してはいるのだが、トゲの刺さった返事を返した。
「お前の殺害に失敗したら、殺して臓器を売り飛ばすって言った…。」
その言葉を聞いた、ももじは驚いた。
「そんな… どうしたら良いのすか!!
今帰したら、ももじは人を見殺しにするようなもののす!!」
ももじは考えました。
「ヘノヘノ社長に相談するのす!!」
ももじは、すぐさま廊下に設置した電話器に向かったのであった…。
少年の命はどうなるのか?
ももじは見殺しをしないで済むのか?
ヘノヘノ社長は力になってくれるのか?
頑張れももじ!!負けるなももじ!!
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