殺し屋「スガタ」第三話。


前回のあらすじ。

僕の事務所が悩み相談を始めてから、
初めてやってきたモモちゃんという女の子に

「タケシ君に苛められないようにして欲しいの。」と、頼まれた僕は
タケシに、とっておきの秘密をばらし、苛めを止めることに成功したむんに。


第3回「airlo press」


ある冬の日の午後、スガタはアフタヌーンティーを楽しんでいた。
ダージリンの紅茶と ペッシェ・ミニヨンのケーキ。

スガタは、ゆっくりとケーキを口に含めて堪能し
終わりに近づいた時、急に入り口のドアの音が開いた。

「すいません、頼みたいことがあってここに来たんですけど。」
イマイチろれつの回らない濁った女の子が聞こえてきた
そしてスガタが座っているソファーまで近づいたら。、
スガタから見てさえない風貌の、例えば求人に来たら雇いたくない容姿の女だった。

「何むんに?あんた間が悪いむにねえ。
 まあ仕事だしね、用件を単刀直入に言うむんによ。」
スガタは、応接用のソファーから、机のイスの方に座ると、
女は机の前に立ち、一枚の写真をスガタに見せた。

「この店を爆破してください。」
写っている写真は、野菜の名前が店名になっている店であった。
窓ガラスの張り紙の文字も写っていて、
ゲームソフトなのの商品名や「高く買い取りします」など、
読みとれることから、中古のゲームショップとスガタは判断した。

「そりゃまた物騒むに、逆恨みむんにね?
 例えば、店内に求人募集の紙が張ってあったのに 実際は募集していなかった。
 結構、その手の依頼は多くて困ってるむによ。」
スガタに依頼心理を見透かされた女は、多少の動揺を見せた、が……

「いいからお願い この店を爆破して!!
 そうしないと私、頭がおかしくなりそうなんです!!」
女は、上半身を前向きに伸ばすと、
スガタの襟首を、机越しから掴み様々な角度に振った。

「ぎゃあっぁ!!勘弁してむんに!!
 報酬金額によっては、やってあげるむに!!」
スガタは、女の興奮を静めようと曖昧な返答で交わした。

「お金はないわ。」
女は、自信満々できっぱりと言った。
「じゃあ、悪いけど帰ってほしいむによ。」
スガタは、追い出そうと思い立ち上がろうとすると……。

「でも、スゴイ秘密を教えてあげる。」
女のこの発言に、スガタは一瞬動きを止めると 再度イスに座った。

「秘密って何むんに?」
スガタは、女の知ってる秘密に興味津々であった。
「私が知ってるのは、あのネット世界の有名人ももじの偽物。
 モモジの正体・家族構成・趣味・資格・学歴・生年月日。
 こんなものかしら。」
女は、線香を取り出し焚くと 呪いの呪文を唱え始めた。

「OK以来成立むに。 じゃあ、モモジの情報をプリーズ。」
スガタが女においでおいでする。
「じゃあ教えますね、ごにょごにょ……。」
女は スガタの耳元でモモジの情報を話す。
「へーえ、やっぱりアイツだったむにね?
 紅茶でも一緒に飲まないむんにか? じっくりと聞きたいむんに。」
スガタは 怪しくにやけると、応接用のソファーに女を座るように促し、
すぐさま自分も女の向かい側に座り、話をじっくりと聞いたのだった。

30分後……。
「じゃあ、お願いしますね。」
「じゃあ今夜中にやっておくから、明日跡地になってるのを楽しみにしているむんによ。」
女は名前も告げずに 紅茶を30杯も飲んで帰っていった…。

翌日の夜・・・・・・。
スガタは、女の言ったゲームショップの前にいた。
「さあ、さっさと終わらせて帰るむに。」
スガタは詠唱を始めた。
「エアロプレス!!」
天空から圧縮された空気圧が、ゲームショップを襲う。
3秒後には ゲームショップの建物の骨組みがバラバラになり 地中30mまで食い込んだ。
「任務完了むに!!」

その後 跡地に大手ファミレス「レツ君のお店」が建ち 女はその店で働けることになったようです。
さて、今度は誰の力になり、誰を暗殺するのか!!
待て!!次回!!!



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