「茜色の瞬間」 貴女と過ごした一日 黄昏が終りを告げる 遠く沈む夕陽の中に 楽しかった一日をふりかえる 茜色に頬を染め 哀愁に包まれる瞬間 切なさを胸に また逢う約束を交わす 「朝陽の街」 朝、目が覚めると、 彼女は眠れなかったのか、 ひとり窓辺に立っていた。 じっとたたずみ 朝陽に染まりはじめた 眼下に広がる街を眺めていた。 哀しい目をしていた。 私が目覚めたことに気がつくと、 微笑みだけを返し 再び朝陽の街に目を向けた。 そっと近寄り、 後ろからそっと彼女を抱きしめた。 私も彼女の視線に合わせて 朝陽の街に目を向けてみた。 私たちは知っていた。 朝陽が昇りきる頃、 二人がもとの生活に 戻っていかなければならないことを。。。 抱きしめた手にそっと力を入れると、 彼女の手が握り返してきた。 Copyright (c) 2001-2005 Crown_pierrot. All Rights Reserved.