Taronpe
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衆議院選挙制度改革試案
区割り・その1
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区割り・その2
現行制度の問題点
政権交代
現在、衆議院で採用されている小選挙区比例代表並立制は、小選挙区制と比例代表制それぞれの欠点を併せ持ちながら、双方の長所を台無しにしている。
さらに並立制は中小政党を弱体化させつつ存続させ、野党間協力を阻害するインセンティヴをもっている。
過去に行われていた中選挙区単記制も、その点では同様の制度である。
このような制度の下では、与党の分裂がないかぎり政権交代は起こり難いものと思われる。
中選挙区過半数連記制
試案の骨子
総定数は500とする。(別にいくつでも構わないけどキリのいい覚えやすい数字なので)
中選挙区制とし各選挙区の定数は3〜5とする。
3人区・4人区では2名連記、5人区は3名連記の「過半数投票制」とする。
(4人区の2名連記は厳密には“過半数”ではないけれど)
投票方式は記号式(投票用紙にあらかじめ印刷されている候補者名にマルを付ける方式)とする。
過半数連記
過半数連記制とは有権者が2票あるいは3票を持つ制度と言ってよい。
全ての票を与党に(あるいは野党に)投じてもいいし、与野党候補それぞれに投票してもいい。
また、単独政権を望むならば全ての票を1つの政党の候補者に投じればいいし、連立政権を望むなら複数の政党に票を振り分けられる。 また、時の2大政党のみに投票することで2大政党化を促そうとする意思表示も可能である。
つまり有権者は自らの望む政権の枠組を選択することになる。
もし投票したい候補者が1人しかいないような場合は、1票だけを投じて残りの票を捨てることも可能である。
メリット
当選に必要な得票率が高いので、幅広い国民の支持が必要である。
候補者の同士討ちを回避できる。むしろ候補者同士の協力が重要となる。
(ただし単独で過半数を目指す大政党が同士討ち覚悟で独占区を目指すことも可能)
各党は独自候補を擁立しつつ他党と選挙協力できる。与党と比べて野党は現職が少ないので共闘しやすい。
1議席を獲得できる実力がある政党は、共倒れを恐れずに2議席目の獲得を狙いやすい。
各選挙区で「与党vs野党」の総力戦になり、無風選挙区が少ない。
各都道府県への議席配分
ドント式は採らない
まず500議席を各都道府県に人口比例配分する。
その際、議員1人当たり人口に上限をもうけて、ちょうど500人にする配分方法を採用する。
これは人口の少ない県に対する配慮になっている。
ちなみに議員1人当たり人口に下限をもうける方法(ドント式)は人口の多い都道府県に有利な配分方法である。
各都道府県の議席数
北海道22 青森6 岩手6 宮城9 秋田5 山形5 福島8
茨城12 栃木8 群馬8 埼玉27 千葉23 東京46 神奈川32
新潟10 富山5 石川5 福井4 山梨4 長野9 岐阜8 静岡15 愛知27
三重7 滋賀6 京都10 大阪34 兵庫21 奈良6 和歌山5
鳥取3 島根3 岡山8 広島11 山口6 徳島4 香川4 愛媛6 高知4
福岡19 佐賀4 長崎6 熊本7 大分5 宮崎5 鹿児島7 沖縄5
計500
[※議席数は平成12年国勢調査(確定値)に基づいて計算した]
格差1.31倍
議席数が5以下となる県はそのまま全県1区になる。
それ以外の都道府県は複数の選挙区(定数3〜5)に分ける。
ちなみに今回は、議員1人当たり人口26万6000人を上限とするラインを設けるとちょうど定数が500になる。
議員1人当たり人口最小の県は高知県で20万3487人、最大は福島県の26万5867人。
この段階での格差は1.31倍である。(選挙区ごとの格差は最終的に1.5倍程度になる)
議席数は国勢調査の結果に基づいて5年ごとに配分しなおす。
全県1区となる選挙区
定数3
鳥取全県区 [ 613,289人(議員1人当たり204,430人)]
島根全県区 [ 761,503人(議員1人当たり253,834人)]
定数4
福井全県区 [ 828,944人(議員1人当たり207,236人)]
山梨全県区 [ 888,172人(議員1人当たり222,043人)]
ヴァンフォーレ甲府
徳島全県区 [ 824,108人(議員1人当たり206,027人)]
香川全県区 [1,022,890人(議員1人当たり255,723人)]
高知全県区 [ 813,949人(議員1人当たり203,487人)]
佐賀全県区 [ 876,654人(議員1人当たり219,164人)]
サガン鳥栖
定数5
秋田全県区 [1,189,279人(議員1人当たり237,856人)]
山形全県区 [1,244,147人(議員1人当たり248,829人)]
モンテディオ山形
富山全県区 [1,120,851人(議員1人当たり224,170人)]
石川全県区 [1,180,977人(議員1人当たり236,195人)]
和歌山全県区[1,069,912人(議員1人当たり213,982人)]
大分全県区 [1,221,140人(議員1人当たり244,228人)]
大分トリニータ
宮崎全県区 [1,170,007人(議員1人当たり234,001人)]
沖縄全県区 [1,318,220人(議員1人当たり263,644人)]
※人口は平成12年国勢調査(確定値)による
区割り原則
上記の16県以外の都道府県は6議席以上が配分されているので複数の選挙区に区割りする。
原則
都道府県の境界線をまたぐ選挙区は作らない。
飛び地となる選挙区は作らない。(行政区域そのものが飛び地になっている場合を除く)
市区町村を分割した選挙区は作らない。(政令市においては区)
各都道府県に配分されている議席は、各都道府県内で最も格差が小さくなるように各選挙区に割り振る。その際に定数が3〜5の間に収まらない選挙区は作らない。
議員1人当たり人口が最小の全県区(※今回は高知全県区の20万3487人)をさらに下回る選挙区は作らない。
広域行政圏や地勢・交通・歴史的沿革に配慮する。
以上の原則に従い、国勢調査の結果に基づいて5年ごとに定数(あるいは区割り)を見なおす。
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