| 1.フレイムブリッド行き |
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『●月○日、フレイムブリッドにてアイオンズドーム爆発。死者・行方不明者数万人。』 数年前の新聞だった。その新聞は風に吹かれて、座っているプールの顔面に張り付いてきた。 「ぶ、ぅェーックショイ!」 その新聞は汚れていたので月日はよく見えなかった。汚れすぎていたのでプールはクシャミが出た。 そんなことはどうでもいい、誰か食い物をくれ。プールは腹が減って死にそうだった。 プールはそのアイオンズドームのあったフレイムブリッドに行く途中で、バスを待っていた。その理由は、3日前に来た手紙にあった。 『君の弟はフレイムブリッドにいる。』 弟とゆうのは双子の弟で、小さいころ行方不明になった。行方不明になるその直前までは一緒にいたことを覚えている。ただ、いつ、どこで、どのように、なぜ。それが思いだせなかった。 なんでこんな手紙が来たのか、これは本当なのか、差出人も書いてないし、よく分からなかったが他に弟の手がかりも無いので行ってみることにしたのだった。 でも、新聞だろうがなんだろうが、プールはここに物がある事を知って安心した。ここはまるで砂漠のようで、岩や砂しかなかった。あとはたまにそよ風でも吹いたら今にもちぎれて飛んでいってしまいそうなほど枯れ果てた草が生えているぐらいだった。 「くそっ。なんでこんなにも不毛なとこなんだここは!動物どころかまともな植物すらありゃしねェ!あるのは砂と岩と死に際の草とこのバス停の看板ン…ん?」 すかっ 看板をつかもうとしたプールの手は空ぶった。 そこに看板はなかった。 「は!?」 ![]() プールは首をぐるぐるさせて周りを見回した。でもやっぱりなかった。 「なっなんでだ!?さっきまでここにあったのに…!」 確かにあった。実際プールは、さっきまでここにあったその看板の前でバスを待っていた。 「ちょっとまて看板が動くはずが無いでも俺は動いてないでも看板が無いままままままさか俺のさっきのクシャミでぶっ飛んだとか。いや俺はそんなスゴイクシャミはしてない。」 ↑混乱中 この先どうすればいいのかわからなくなってしまった。やっとここまでたどり着いたと思ったのに何故か看板が消えた。 そのとき、後ろから― |