| 14.将官 |
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「アロエは中将。ウォメは大将 兼 将校。つまりリーダーな。ちなみに俺は普通のメンバー。そこら中の機械をメンテしてるシグマを手伝うのが俺の仕事かな。」 「なるほど。…少将は、いないの?」 アロエのいた部屋を出た二人はメンバー紹介を続けていた。 アロエと少しだけ話した後、トラインがまだ会う人が残ってるからと部屋をあとにしたのだ。 今は、さっきの部屋を出て狭い通路をまっすぐ進んでいた。水道管やら配線やらいろいろなコードが天井と壁にびっちり埋まっていて、ただでさえ狭い通路がもっと狭くなっていた。 「・・・俺さ、さっきあんたがリーダーのこと"頑固そう"って言った時さ、"リーダーの腕は俺達カディラの中でピカイチ"って言ったよな。」 「ああ。言ってたね。」 「あれ嘘だわ。」 「う・・・嘘?;」 突然のトラインの言葉にプールは驚いた。驚いたせいで舌が回らず、どもった。 トラインは歩きながら続けた。 「次の奴が少将なんだけどさ、そいつ、なんつーか、曲者なんだけど、・・・リーダーといい勝負かもしれない。・・・まぁ、あたりまえっちゃーあたりまえなんだけどさ・・・。」 トラインは頭をかきながら言った。 プールは言葉に詰まった。 ウォメの実力はリデリアの牢屋で充分拝見した。それにあれは全ての力を出しきってはいないだろう。少将がどんな奴なのか、プールは少し武者震いがおきた。 コードで狭くなった通路が少し開けたかと思うと、ドアが見えてきた。 ボタン一つで開く横開きのドアだった。この建物全体も所々さびたり汚れたりしていて、お世辞にもきれいとは言えなかったが、そのドアはこれ以上汚れないぐらい汚れていた。ちゃんと開くのだろうか。 「ここ何だ?」 「機関室だよ。少将のあいつは たいてい ここのどこかにいる。」 「"どこか"?」 「そう。"どこか"。」 トラインがドアの横にあるボタンを押すとドアが開いた。変な音は少し出たがちゃんと開いた。 ドアが開いた瞬間、ものすごい機械の ごう音が聞こえてきた。あんなドアでも防音加工がされていたらしい。 二人がその部屋に入るとドアが自動的に閉まった。そして、 「おーい!ケタン!」 トラインが急に叫び出した。 |