31.アギー

「アギーになると気孔のようなものが使えるようになる。シグマとトラインがアギーだな。」
「アロエの能力は気孔だったよね。アロエもアギーなのか?」
「いや、アロエはオーカーだ。アロエの能力はアギーの気孔よりも発展した技などが使える。例えばその気孔を自分の筋力に掛け合わせて、常人では不可能なほどの力を出すこととかな。それに対してアギーは、さっきお前が本を飛ばしたように、ただ気を放出することぐらいしかできん。」

プールは思った。ああ、だからか。でアロエと戦り合ったとき、アロエの攻撃がものすごく重く感じたのは。

「オーカーになるのは死ぬ確率があるのに対して、アギーはその心配は全くない。AG86に直に触る必要がないからな。」
「ただ単に・・・気孔が使えるようになるだけ?」
「ああ。」

サイマグネットは危険だと何度も言われたので、自分が少なかれ能力を持ってしまったと知ったとき、どうなるのかと思ったが、プールは少し安心した。

「まあ仕組みを簡単に言えばこんな感じだ。」



ウォメは先ほどの絵に説明を再び書き加えた。

「まあお前は弟探しのついでに謎解きをするだけであるからオーカーになる必要はないな。安心しろ。」
「あ、ああ・・・。」


"安心しろ"とは言われたが、プールはウォメのその言葉に、自分がまだ本当の仲間になっていないような気がして、少し寂しくなった。


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