「再建したな。」
感慨深げに呟いたのは、長身に短い金髪の男。
「ああ、再建したな。」
隣の男が、渋い声で噛みしめるように繰り返した。
彼らの前には一枚のドア。
その向こうにはテーブル、葉巻、ポーカーにビールが揃っている。
「長かったんだか短かったんだか。」
彼らはそう言って笑った。

そう、当たり前だと思っていた光景は、儚くも一旦幕を閉じた。
少し長く夢を見ていたのかもしれない。
そう納得しようとも、飲み下せない想いがあった。
やり残した事、新しい夢、何もかもがここに置き去りにされていた。
それをまた、彼らは取り戻す事が出来たのだ。

「懐かしいじゃねえか。」
ドアをくぐり、椅子に座る。
ここから眺める光景を、何度夢に見ただろう。
数々の計画が、何度頭をよぎった事か。
珍しく言葉少な目に、彼らは黙って辺りを眺めていた。

でも

「アイツだけは戻って来なかったな。」
金髪の男が、目を細めて体躯に似合わぬ寂しい顔でぽつりと漏らす。
いつもここで笑っていた彼は、今はここには居ない。
「なに、どうにかなるさ。」
相棒は気軽に答えたが、彼にも簡単な問題で無い事は解っている。
「今は他に助けを必要としてるヤツらがたくさんいるんだ、まずはそっちを片付けちまわんと。」
相変わらず遠い目をしながらも、金髪の男は頷いた。
「わかってる、でもなぁ。」

いつか、いつか彼がここに来るまで。
戻ってこなくてもいい、せめて元気な顔を見せに来るまで。
ここを守っていかなければならない。
そう、彼が一瞬でもいい、この場に収まるまで。
そうしないと、オフィスは完成しないのだから。








うっ。なんだか感慨深いっす。
そう、そうなのです。
私もそう思っていつか同じ画面にまた収まる日が来ることを待ちたいと思っているのです。
なんとなくね、やはりSDのほうがWWFっぽいんですよね。
そこにいたほうがこの二人はしっくりくるんですよね。
そりゃSDに復活はヲトメ脳的には(しかもクロアチア行ってたときに…。)ショックでしたがね。
今は、まず復帰してくれたことを、そしてそれがSDだったってことを心から喜んでいます。
このFIC頂いて読んで、わたしゃやっとハッキリそう思うことができましたよ!
ゆきえさん、ほんとthanksです。

注:「アイツ」はウィリーじゃありません。…ってゆきえさん。(笑)


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