TERU'S PLAY

(平山照継、その究極のギタープレイを探る)

@「魅惑劇」のギタープレイ

魅惑劇には、TERUによるアコースティックプレイがある。非常にクラシカルなプレイである。イエペスのバッハ旋律のようなソロである。しかしながら、このソロは弦がビビっている。ギターが反っているのか、日頃SGというエレクトリックギターの中でも特殊と言える握力の必要のないギターを使用しているからか、人差し指バレーを主因とした弦のビビリが非常に耳障りである。(6弦の開放弦までビビっている。)また3連符のアルペジオでは、低音弦のプレイであることに加え、フレット間移動が大きく、スライドによるノイズが耳障りである。少しもたついている点はギターを弾かない人には非常にタメに聴こえるので問題はない。昔レッドツェッペリンの「天国への階段で」このようなノイズがあったが、魅惑劇ではこの曲の流れを考えて巻き弦を使用しなければ良かったのではないか。

A「怒りの矢を放て」のギタープレイ

バッキングの歪みが中途半端である。中音域で且つサスティーンがなく、音がブツブツしている。これはオーバードライブのみを使用したためではないか?イリュージョンでも同様のバッキングがみられる。ソロ前半はモックで後半がTERUである。少しディレイがかかり過ぎでソロ自体の味がボケてしまっている。

B「マジカルアクション」のギタープレイ

ギターソロは最終パートである。全体的にもたっているが、小節内で完結しようという意気込みを非常に感じ、逆にタイム感のあるプレイとなっている。TERUのソロとしては非常にいいと思う。また、小節を無視した箇所もあり、「アレ?完結が早すぎるぞ!」というところもあるが、これはアランホールズワース等がブラッフォードで使用していたパターンで結果的にそれはそれでよいと思う。

C「遥かな時の彼方に」のギタープレイ

プレイ面は特に問題がない。フレーズには少し言いたいことがある。ギターソロの中でRUSHの「スピリットオブレイディオ」のイントロフレーズをパクっている。RUSHというバンドはスーパーバンドであり、プログレハードをやっていた人間なら必ず通る門ではあるが、まともに使うのはどうか?健全な少年少女に対して、やはりオリジナルを大切にして欲しかった。山田ミネコのアルバムでもあり、NOVELA本体のアルバムではないことから、少々質が落ちるのは仕方ないが....

D「ヒドラ伯爵の館」のギタープレイ

ギターソロは途中で止まらないことが一番!

 

(TERUのギタープレイ全体に言えること)

モックが典型的ハードロックギタープレイを弾いているのに対し、変拍子でのソロ等非常に弾きづらい部分でソロを弾いているのには感服します。しかし、もう少し音色に気を使って欲しい、とギター少年達は思っていました。特にオーバードライブとディストーションの直結はいかん!ギター本来の歪みを殺してしまいます。

ただ、メロディは面白いんだよね。特に、少年期〜時の崖の初めのギターソロは結構味があって面白いです。

 

(NOVELAにもう一言)

アイムダンディの最後のコーラスは面白い。ヨシロウが一所懸命歌っているんだけど、音程がボロボロになってて、おそらくもうすぐ脳震盪を起こすところではなかったか?僕がアイムダンディを聴く時は、OH!ダンディ、HEY!ダンディ、アイムダンディの部分ばかり聴いて楽しんでいる。