金星と土星の大接近 (2012.11.27)・・・                  MENUへ戻る    


 金星と土星の大接近って、どのくらい接近すんの? 
 金星と土星、撮ったどぉっ! 

 金星と土星の大接近 って、どのくらい接近すんの?
 金星と土星の大接近
11月27日の夜明け前、金星と土星が大接近するってニュース。
別に見たからどおって事ぁないけど(雨や曇りだった時の予防線)、見えるものならぜひ見たい。

でも、疑問がいくつか。
@何時頃が最接近? 太陽が出てくる前に見られるか。
A27日、雨降ったらダメなのか? 前後の26日、28日では見られないのか?
Bどの位まで接近する? 
・・・その他諸々の疑問・・・・

で、困った時の国立天文台! 使用するのは、「国立天文台」サイトの「こよみ計算のページ。 トップページから、「日の出・日の入り情報(暦) 」→「こよみの計算(CGI版) 」
これを使って事前検討してみた。

※ なお、本当なら高度が上がるにつれて同じ離隔角度でも実際の間隔は狭まってくる筈だか、どうせ高度は低いし、面倒な事は嫌いなので手抜き検討したので悪しからず。
  
 
 @、STEP 1
「国立天文台」サイトのトップページから、「日の出・日の入り情報(暦) 」→「こよみの計算(CGI版) 」で、オプションで [1時ごと][3日間] に設定し、「金星(初期表示は「5惑星」)の高度と方位」で、「Go」ボタンをクリックすると、金星の1時間ごと3日間の高度・方位関係データが表示されるので、これをまとめてコピーし、EXCELに貼りつける。 同様に、土星、更に太陽についても計算して貰い、EXCELの金星データに並べて貼りつける。 
(下の例は26日5時以降は掲載省略。 また[時刻]は、セルの書式設定にて、表示形式をユーザー設定で、[h:mm]sdw秒の表示を消しているが、実際は秒単位まで表示有り。)

金星の高度・方位 土星の高度・方位 太陽の高度・方位
神戸(兵庫県): Koube 神戸(兵庫県): Koube 神戸(兵庫県): Koube
緯度:34.6833° 経度:135.1833° 標高: 0.0 m 標準時:UT+9h 緯度:34.6833° 経度:135.1833° 標高: 0.0 m 標準時:UT+9h 緯度:34.6833° 経度:135.1833° 標高: 0.0 m 標準時:UT+9h
年月日 時刻 高度[°] 方位[°] 視半径[″] 等級 天体 年月日 時刻 高度[°] 方位[°] 視半径[″] 等級 天体 年月日 時刻 高度[°] 方位[°] 視半径[″] 天体
2012/11/26 0:00 -52.4 59.5 6 -4 金星 2012/11/26 0:00 -53.7 57.6 7.8 0.6 土星 2012/11/26 0:00 -75.9 13.1 973.9 太陽
2012/11/26 1:00 -41.1 73.4 6 -4 金星 2012/11/26 1:00 -42.5 72.1 7.8 0.6 土星 2012/11/26 1:00 -68.8 54.4 973.9 太陽
2012/11/26 2:00 -29.1 83.7 6 -4 金星 2012/11/26 2:00 -30.4 82.7 7.8 0.6 土星 2012/11/26 2:00 -57.6 73.7 973.9 太陽
2012/11/26 3:00 -16.8 92.4 6 -4 金星 2012/11/26 3:00 -18.1 91.5 7.8 0.6 土星 2012/11/26 3:00 -45.5 85.1 973.9 太陽
2012/11/26 4:00 -4.6 100.7 6 -4 金星 2012/11/26 4:00 -5.8 99.9 7.8 0.6 土星 2012/11/26 4:00 -33.2 93.8 973.9 太陽


ASTEP 2

表が大きすぎて必要なデータがわかり辛いので、金星、土星の高度が[−]となる時間帯、かつ太陽の高度が上がる時間帯として4時から9時を残して削除し、更に不要な手セ―データも削除する。
更に、金星と土星の方位差、高度差を求め、その離隔を計算する。 (離隔 = sqrt( 方位差^2 + 高度差^2 ) 
また、散布図を作成する時データ入替えするのが面倒なので、方位と高度の列も入れ替えた。 
なお、この計算による離隔は、高度に対する補正をしていない。 実際の離隔は、高度が上がるほど、この計算値より縮まるはず・・・。 どうせ見当をつけるだけなので面倒くさい事は手抜きするのが我が家の家訓。 
日付  時刻  金星方位[°] 金星高度[°] 土星方位[°] 土星高度[°] 太陽方位[°] 太陽高度[°] 金・土星
の方位差
金・土星
の高度差
金・土星の離隔
[°]
2012/11/26 4:00 100.7 -4.6 99.9 -5.8 93.8 -33.2 0.8 1.2 1.44
5:00 109.4 7.4 108.5 6.3 101.5 -21 0.9 1.1 1.42
6:00 119.1 18.6 118.1 17.6 109.2 -9.1 1.0 1.0 1.41
7:00 130.8 28.7 129.6 27.8 117.5 2.5 1.2 0.9 1.50
8:00 145.3 36.9 143.8 36.3 126.9 12.7 1.5 0.6 1.62
9:00 163.1 42.3 161.4 42 138.1 21.8 1.7 0.3 1.73
            
2012/11/27 4:00 101 -5 100.4 -5.1 94 -33.3 0.6 0.1 0.61
5:00 109.6 7 109 7 101.7 -21.1 0.6 0.0 0.60
6:00 119.3 18.2 118.7 18.2 109.3 -9.3 0.6 0.0 0.60
7:00 130.9 28.2 130.3 28.4 117.6 2.3 0.6 -0.2 0.63
8:00 145.3 36.4 144.8 36.7 127 12.5 0.5 -0.3 0.58
9:00 163 41.8 162.5 42.2 138.2 21.6 0.5 -0.4 0.64
 
2012/11/28 4:00 101.2 -5.4 100.9 -4.4 94.1 -33.5 0.3 -1.0 1.04
5:00 109.8 6.6 109.6 7.6 101.8 -21.3 0.2 -1.0 1.02
6:00 119.5 17.7 119.4 18.8 109.5 -9.4 0.1 -1.1 1.10
7:00 131.1 27.8 131.1 28.9 117.7 2.2 0.0 -1.1 1.10
8:00 145.4 36 145.7 37.1 127.1 12.3 -0.3 -1.1 1.14
9:00 162.8 41.4 163.7 42.4 138.2 21.4 -0.9 -1.0 1.35
BSTEP 3
STEP 2 のデータから X軸=方位、Y軸=高度 のグラフを作成する。(ここでは散布図を使用した)

最接近前日(11/26)の金星・土星、および太陽の位置

 各表示は左下から、4時、5時・・・9時となる。 
 また離隔は STEP 2 の表より、6時で 1.41度程度となる(はず)。 

 最接近が曇りとか雨に備えて撮っておきたいけど、出勤だしなぁ・・・。 
 まあ、撮れるとしたら、いつも月を撮っているセッティング( FSQ-85ED + エクステンダー ED1.5x + テレプラス MC 2x ) では大きすぎるから、テレプラスは外さないと。  

 ※ 残念ながら、26A地は雨・・・ (T_T) 


最接近(11/27)の金星・土星、および太陽の位置

 各表示は26日と同様に、左下から4時、5時・・・9時となる。 
 離隔は STEP 2 の表より、6時で 0.6 度。 
 月の視直径が約 0.5 度だから、いつも月を撮っているセッティングでいいのかな。

 しかし、高度が10度前後では低すぎる・・・。
 まあ、金星(−4等)も土星(0.6等)も明るいから、太陽が昇ってくる7時でも何とかなるかもしれないと、淡い期待。 

 注: 実際の離隔は今回の計算値より、高度が上がるほど縮まるので補正が必要とは思うが、面倒なのでそのままにした。 

 ※ 出来栄えはともんく、何とか撮れた!

最接近翌日(11/28)の金星・土星、および太陽の位置

 各表示は26日と同様に、左下から4時、5時・・・9時となる。 
 離隔は STEP 2 の表より、6時で 1.1 度。 
 月の視直径 約 0.5 度の2倍と少し。 テレプラスを外してちょうど良さそうだ。 
 しかし、・・・遅刻の限界、6時までが勝負だなぁ。

 ※ 金星のやや上に土星。 出勤時間に追われ、双眼鏡で眺めただけ。 画像は無し。




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  金星と土星、撮ったどぉっ!



お月さまとの比較
(同縮尺で合成)
何とか、撮れた!
朝、早起きして4時前に確かめた空は、かなり厚そうな、星ひとつ見えない雲。 
今日はダメかな・・・と半ば諦めていたものの、日頃の行いがいいせいか、5時前になったら雲が薄くなり、スピカが見えている。 しかし金星、土星とも見えない・・・・

これだけ雲が開いていたら見えるはずだけど、とあちこち動き回って障害物だらけの東の空を探しまわっていると、予想したよりかなり南側に、2つ並んだ明るい星と、やや暗い星!
金星さまと土星さまに違いない!っと、双眼鏡を向けてみると、環っかまでは見えないまでも横に伸びたお姿は、土星さまに違いない! 

さっそくPM−1を抱え出してぼーえんきょーをセットしたものの、PM−1では背が低すぎて駐車場の屋根に お隠れになってしまう、おふた方・・・。
モタモタしてたらまた雲が流れてきてしまうかも、とポルタを担ぎ出して三脚をいっぱいに伸ばし、荷重オーバーは承知でFSQを載せ、何枚か撮っているちに御ふた方が徐々に昇っていらっしゃったので、ぼーえんきょーを慌ただしくPM−1に載せ替え、とりあえず、撮る、撮る、撮る。 その結果が上の画像。

上の画像は FSQ (680mm) と、D5100 の直焦点による画像をノートリミングで 横800 ピクセルに縮小したものに、金星を現寸切出ししたものを貼りつけ、更に露出を変えて撮った土星を、やはり現寸で切出して張り付けたもの。
右の画像は、お月さまと同縮尺での比較 (もちろん合成)。 

※ 画像の時刻は 05:01 となっているけど、06:01 の間違い。 カメラの時刻設定が1時間早くにずれていた・・・ m(__)m (-_-;)  
  まぁ、これくらいは いつもの事だわぁな (-。-)y-゜゜゜

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