| 6倍級双眼鏡の比較 (勝間 GLORY WP6×30SB-D、ビクセン アルティマZ 7X50 ) |
実は今、6倍双眼鏡にハマッてます! 6倍にこだわる訳ではないけど、低倍率双眼鏡。
初めはニコンのミクロン6X15、レトロ趣味のデザインだけかもと侮っていたのが期待以上によく見える。 そして勝間の GLORY 6X30、これがまた期待以上に使い易くて低倍率に目覚めてしまった。
そんな時丁度タイミング良く、”今、ビクセンのコンパクト機を店頭に出したところ”、と紹介されたジョイフル。
あまり期待せず、試し見たが、”ん〜ん、見易いね・・・” ”6倍です。” ”いくら?” ”2,980円” ”貰ってくっ!” となった次第。
持ち帰って、部屋の中外、散歩がてらに高台に登って景色を眺め、鳥さんを追いかけ、”おおっ、使える、使える。 6倍って、いいんじゃない?
今までコンパクト機を小馬鹿にしてた訳じゃないけど ”ゴメンナサイ!” って事で、このコーナーをつくった次第。
6倍に代表される低倍率機の特徴は、
@小口径でも明るい。 同じ口径なら倍率が低いほどひとみ径が大きくなるので、視界が明るくなる。
A手ブレが目立たないので、安定して見られる。 低倍率機の最大のメリットかもしれない。 ユラユラ揺れる視界の10倍より、安定した6倍の方が目標の細部まで確認し易い。
B目標物を一発で視界に捉えられる。 例外はあるものの低倍率機の方が実視界が広いので視界に捉え易い。 動く相手には特に有利。
一方、欠点は、
C大口径機が無い。 ひとみ径のは最大7mmなので、6倍での最大口径は42mm、市販では最大30mmまでなので星見における極限等級が稼げない。(50mmほど暗い星までは見えない。)
D大口径機と比べ絶対的な解像力は劣る。 分解能は口径に反比例するので、原理的には口径が小さくなる低倍率機の方が不利にはなる。
E星座めぐりには最適だが、月のクレータを詳しく観察したり、木星の衛星を観察しりする用途には若干力不足かも。 観察用途には口径40mm以上、倍率8〜10倍の方が細部まで確認し易い。
などがあるが、欠点Cは星見に限った用途での欠点で、昼間使うには大きな問題ではない。
また、欠点Dは、大口径機と比較した場合であり、同じ口径であれば原理的な分解能に差はない。
まあ、いろいろとゴタクを並べたけど結論は、”6倍双眼鏡は使い易い!” って事。
特に星見に使う場合、実視界も広いので星座を追い易く、また手ブレにも有利なのでいつも1台は玄関先に置いてあり、稼働率は高い。
しかし20倍はともかく、50倍、100倍なんていう非常識な仕様のものは通販で見るのも嫌になるほどヒットしても、低倍率機はほとんど無いのが残念。
( 2011.09 KOWAからポロの6倍、新発売! KOWAの英断に、ばんざぁ〜いっ! \(^o^)/
( 2013、更に Vixen からも出た! )
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| 6倍双眼鏡 |
勝間光学 GLORY WP6×30SB-D
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N勝間 GLORY WP6X30SB−D、ビクセン アジョイフルM6X18、ニコン ミクロン 6X15 CF
6倍 3台 4台の比較 (2011.09 KOWA YF30-6 追加)
※ 一部データ修正 アリーナH6x21WP 実視界 7.5゜→7.3゜ (2012.07.31)
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勝間光学 GLORY
WP6×30SB-D |
ビクセン
アトレック・ライト
BR6x30W |
コーワ
YF30−6 |
ニコン ミクロン
6x15 CF |
ビクセン
ジョイフルM6×18 |
ビクセン
アリーナH6x21WP |
| 倍率(倍) |
6× |
6× |
6X |
6 |
6倍 |
6倍 |
| 対物レンズ 有効径(mm) |
30mm |
30mm |
30mm |
15mm |
18mm |
21mm |
| 実視界(゜) |
8.5° |
8.0° |
8.0° |
8゜ |
7.5° |
7.3゜ |
| 1000mにおける視界(m) |
148m |
140m |
140m |
140m |
131m |
128m |
| 見掛視界(゜) |
(51度) |
45.5度 |
|
48゜ |
42.9゜ |
41.9゜ |
| 射出瞳径(mm) |
5mm |
5.0mm |
5mm |
2.5mm |
3.0mm |
3.5mm |
| 明るさ |
25 |
25 |
25 |
6.3 |
9.0 |
12.3 |
| アイレリーフ(mm) |
15mm |
18mm |
20mm |
10.1mm |
16mm |
11mm |
| 重量(g) |
650g |
500g |
470g |
130g |
165g |
210g |
| 高さ (mm) |
130mm |
115mm |
114mm |
48mm |
52mm |
89mm |
| 幅(mm) |
178mm |
160mm |
160mm |
108mm |
93mm |
73mm |
| 最短合焦距離(m) |
記載なし |
約 5m |
5.0m |
2.0m |
約1m |
3.6m |
| 眼幅調整範囲(mm) |
53〜73 |
約50〜70mm |
50〜70mm |
56〜72 |
57〜71 |
40〜71 |
| 対物レンズコート |
マルチコート |
マルチコート |
マルチコート |
記載なし |
記載なし |
MC |
| 接眼レンズコート |
マルチコート |
マルチコート |
マルチコート |
記載なし |
記載なし |
記載なし |
| プリズムコート |
マルチコート |
マルチコート |
マルチコート |
記載なし |
記載なし |
記載なし |
| プリズム材質 |
BAK4 |
BaK4 |
記載なし |
BaK4 |
記載なし |
BK7 |
| 発 売 |
不明 |
2013年 |
2011年 |
1921年 |
2010年 |
2012年 |
この5台、まあ比べるにゃあ相当無理があるけど、現在市販されている国内メーカーの6倍機。
◎勝間光学 GLORY WP6×30SB-D
完全防水・防塵、MILスペックのタフな双眼鏡。多少ラフに扱ってもヘコタレない!
実用機、というより業務用(軍用)の実力と信頼性が”売り”だが、その性能もいい!
広くはない見掛け視界(実視界は8.5度あるが倍率が低いので見掛け視界は広くない)の周辺部こそ多少の乱れはあるが、ひとみ径5mmの明るい視界、その中心部は文句なくシャープで色収差もほとんど感じない。
またIF方式なので左右別々にピント調整しなければならないが、ピントの深度が深いので予想したほどは使い難くない。 (星見には全く問題なし!)
一番の長所は、使っていてほとんど手ブレが気にならないこと。
そして目標を一発で視界に捉えられること。 6倍という低倍率機への評価を変えた1台。
◎コーワ YF30−6
考えてもみなかったKOWAから、6倍ポロ! 当然、入荷を待って、即入手!
ピントリングのデザインには馴染めないものの、軽量で、窒素ガス充填の防水で、センターフォーカス機。
アイレリーフはカタログ値より長いのか、目を見口から若干離さないと視界がひとつの円に重ならないが、眼鏡使用でも全視界が見渡せる。
見え具合は、コーワらしさがなく感激するものはないが、悪くはない。 実売1万円以下としては上等、上等。上位機種と比べれば多少の不満はあっても、6倍というスペックが全部許せる。
一般受けはしないだろうし、あまり売れるとは思えない6倍というスペックで新製品を出す、KOWAの英断が嬉しい。
◎ビクセン アトレック・ライト BR6 x 30W
コーワのYFに続きVixen からも 30mm 6倍ポロ!
外観はラバーコートのデザインの違い程度で、光学スペックも筒先から覗いた内部も、コーワのYFとほぼ同じ。
コーティングも、コーワYF同様にレンズ、プリズム共にマルチコート。 それも、長い事アルティマにしか表示されていなかった、「PFMコート」(最近アスコットにも記載された) と堂々と記載されている。
像のシャープさは YF と同様に悪くないし、補遺端正もいい。 色収差も気にならない。
YFと違いは、視界のすぐ脇に明るいものがあるとき、YFではフレアが出たり、視界が白く霞む傾向にあるが、アトレック・ライトではよく抑えられている。 また明るい街灯などを視界に入れても薄暗い背後まで視認できる。
コーワのYFといい、このアトレック・ライトといい、コストパフォーマンスはかなり良く、価格帯は入門機ではあるが、1ランク上の2〜3万円級の性能に迫るものがある。
◎ニコン ミクロン 6x15 CF
ノスタルジックで独特なスタイルをどう評価するかで好みは分かれると思うし、使い易い大きさ、デザインとは言えないが、持っているだけで楽しくなる。
視野にはやや湾曲(周辺が浮き上がるイメージ)が残るが、中心部はこのサイズからの予想を裏切られ意外なほどシャープ。
美術館・博物館などには最適だが、さすがに鳥見や星見には向かない・・・
この復刻版の発売が1997年、初代は1921(大正10)年!
(御生誕90周年祭を開かなくては・・・)
○ ビクセン ジョイフルM6×18
H21年4月現在、ビクセンの最新鋭機!? ¥2,980だったけど、玩具でなく、立派な実用品!
価格にしては良心的なつくりで視界も意外とシャープ(上級機と比べれば当然劣るが、実用充分)
ただしコーティングは充分とは言えず、逆光や強い光がレンズ面に当たると白くモヤが掛かってしまうが、ハガキ大程度の厚紙でひさしのように影をつくってやれば大きく改善する。
ただし、良く見える! とは言っても1万円以下クラスの中での話で、上級機との差は相応にある。
しかし手振れしないのは何にも増して使い易い! 倍率低いは万難を隠す!
メーカーとしては女性・子供がターゲットなんだろうけど、私には待望の6倍機で、お気に入りの1台。
○ ビクセン アリーナ H6x21WP
H24.3現在のビクセン最新機種。 入荷したその日、まだ某店の店頭にデモ機が並ぶ前に購入。
本体はアルミダイキャスト製の防水仕様とある。
(窒素充填については記載されていないので防滴程度かも)
見え味はポロのジョイフルの方が私には好みだが、悪くはない。 ちょっとお出掛けのバッグには最適。
色はジョイフルから一転して鮮やかな原色系。 質感もこの価格帯としては充分。
最大の長所は数少ない6倍機! 低倍率は、やはり使い易い!
欠点は防水構造のためかピントリングの遊びが大きい事と、最短距離が3.6mもある事。
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KOWA YF30−6
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Vixen アトレック・ライト BR6×30W
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ニコン ミクロン 6x15 CF
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ビクセン ジョイフルM6×18
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Vixen ARENA H6x21WP
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| その他の低倍率機 |
ニコン ”遊” 4x10D CF
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○その他の低倍率機
○ニコン ”遊” 4x10D CF
口径10mm、倍率4倍、ひとみ径2.5mm、しかし実視界は10度ある。
薄く軽くコンパクトでコンサートや普段の持ち歩きには最適。 もちろん手ブレは気にならない。
見え味もさすがにニコン”ハイクラス・コンパクト” で見掛けだけでない実用品。
本体の性能・実用性に不満は無いものの、レンズが半分露出してしまうケースに、使い勝手よりスタイル優先かと若干失望、好感度とコストパフォーマンスはジョイフルM6X18に一歩譲る。
しかし実用性は意外とあり、特に室内程度の範囲で小さな文字を読むにはこの”遊”がBEST!
常時、通勤バッグk必須アイテム!
○ワイド・ビノ28
知っている人には結構有名だが、知らない人は全く知らない、マニアックな逸品!
口径40mm、倍率2.3倍、実視界は何と28度!
元々はオペラグラスなので仕様的には観劇用だが、構造的・デザイン的に使い易いとはいえない。
しかし星見に使ってその広大な視界を経験すると手放せなくなる。
北斗七星、オリオン座の胴体部分が視界に収まる。
ただし、目ん玉が接眼レンズに(眼に接するぐらいに)近づけないと、その広大な視界の恩恵にあずかれない。
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ワイド・ビノ28 |
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