| 30〜36mm級の防水ポロ比較 (勝間 GLORY 6×30 と、ニコン 8×30EU、ビクセン アルティマ8×32) |
| 非防水 ニコン 8×30EU |
非防水 ビクセン アルティマ8×32 |
防水ポロ 勝間 GLORY 6×30 |
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[対物側から]
・非防水のニコンとアルティマは同じような見た目。
・防水の勝間は下カバー(前カバー?)が無く、一体構造になっている。
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[接眼側から]
・ニコン、アルティマはCF方式。
それぞれのピントリングの位置は多少違うが、指先で探すのは持ち替えた時だけですぐ慣れ、どちらでも優劣はない。
・IF方式の勝間には当然ながらピントリングはない。
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[接眼部分:裏から]
・CFのニコンとアルティマは(写真では左)に視度調整があるが、IF方式の勝間では両側にそれぞれピント調整リングがある。
・上カバーの止めネジは非防水勝間では5本、非防水は2機種とも1本しか見えていない。
・また勝間防水の上カバーの接眼内側のネジ取り付け部分が張り出している。多分、このネジの内側に防水パッキンが入っているのでは?と想像。 |
| 8×30E U |
| 倍率 |
8 |
| 対物レンズ
有効径(mm) |
30mm |
| 実視界(゜) |
8.8 |
| 見掛視界(゜) |
70 |
| 1000mにおける視界(m) |
154 |
| ひとみ径(mm) |
.3.8mm |
| 明るさ |
14.4 |
| アイレリーフ(mm) |
13.8 |
| 最短合焦距離(m) |
3m |
| 質量(重さ)(g) |
575g |
| 高さ (mm) |
101 |
| 幅(mm) |
181 |
| 厚さ(cm) |
− |
| 眼幅調整範囲(mm) |
56〜72 |
| プリズム材質 |
− |
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| アルティマZ8×32(W) |
| 倍率(倍) |
8 |
| 対物レンズ
有効径(mm) |
32mm |
| 実視界(゜) |
8.3 |
| 見掛視界(゜) |
66.4 |
| 1000mにおける視界(m) |
145 |
| ひとみ径(mm) |
4.0mm |
| 明るさ |
16.0 |
| アイレリーフ(mm) |
15.0 |
| 最短合焦距離(m) |
約4.5m |
| 質量(重さ)(g) |
520g |
| 高さ (mm) |
101 |
| 幅(mm) |
163 |
| 厚さ(cm) |
61 |
| 眼幅調整範囲(mm) |
− |
| プリズム材質 |
BaK4 |
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| WP6×30SB-D |
| 倍率(倍) |
6 |
| 対物レンズ
有効径(mm) |
30mm |
| 実視界(゜) |
8.5 |
| 見掛視界(゜) |
− |
| 1000mにおける視界(m) |
148 |
| ひとみ径(mm) |
5mm |
| 明るさ |
25.0 |
| アイレリーフ(mm) |
15.0 |
| 至近距離(m) |
− |
| 質量(重さ)(g) |
650g |
| 高さ (cm) |
130 |
| 幅(cm) |
178 |
| 厚さ(cm) |
− |
| 眼幅調整範囲(mm) |
− |
| プリズム材質 |
BaK4 |
| 対物レンズコート |
マルチコート |
| 接眼レンズコート |
マルチコート |
| プリズムコート |
マルチコート |
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[倍率]
ニコンとアルティマは8倍、勝間は6倍。
[実視界]
いずれも8度以上で、最大はニコンの8.8度。
[大きさ、重さ]
防水の勝間は、非防水のニコン・アルティマンと比べ、
高さで2cmほど高く、重量で75g(ニコン)、130g(アルティマ)ほど重くはなるが、同じ防水ポロのアスコットで830g、軽量というフォレスタでも695gある事を考えれば、防水ポロとしては軽量級かもしれない。
[その他]
カタログデータに記載のないものもあるが、
プリズム材質は当然3台ともBak4で、レンズ、プリズムともマルチコート。
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昼間では明暗差の大きな境目、夜なら月の縁などで目立つ色収差(色ずれ)だが、ダハ各機種と比べ、ここにあげた各ポロ機種では格段に少ない。
更に厳しくポロ同士で比較して見ればニコン、アルティマとも若干の色収差は感じるが、GLORYは6倍の倍率を割り引いてもそれより更に少なく、EDレンズを間違って装着したのではと疑うような性能は驚き。
総合的に見て、昼夜とも広視界の隅までキリッとして平坦な視界は、やはりニコン30EU。
しかしアルティマもニコンと見比べてコントラストが淡く、像の湾曲も多少感じるが、中心部はニコンと互角にシャープ。 更に条件の厳しい夜の星見での周辺部では星像が多少流れるが、昼間の使用ではさほど気にならない。 見掛け視界60度以上はおまけと割り切れば2.4倍の価格差はなく、コストパフォーマンスは高い。
また、勝間のGLORYは視界の広さとか周辺の崩れなどはニコン、アルティマに一歩譲るものの、その広視界が必須でなければ中央部の視界はすごく良く、更に防水・防塵のMILスペックの防水・防塵のアドバンテージを考えればコストパフォーマンスは更に高い。 また6倍いう仕様なので手ブレもほとんど気にならず、使い易い。
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○とにかく広視界の隅までキリッと見えるものが欲しい人、業務用に使用する人、ブランド品じゃないとだめな人はニコン30EU。
防水でないこと、見口がツイストアップでないことを除けば、私的には欠点と言える欠点はなく、広い視界の隅々までクリアで歪みのない視界は他にない優等生。
財布に余裕さえあればこれを買っておけば後で不満は出ない。
一般市販の30mm級のポロ現行品では最良クラスと思う。 (同じニコンのSEも良いらしいけど、まだ現場で使った事がないので対象外)
○ブランドにこだわりはなく、とにかく良く見えてコストパフォマンスが高く、ある程度広視界も欲しい、という人はアルティマ。
ニコン30EUと比べると、夕暮から夜にかけての周辺部が甘くなり、昼間では湾曲がやや感じられる。
しかし夜の視界の最端部についてはおまけと考えれば良像の範囲は充分広く、また実売2〜3万円台程度のダハ機と比べた範囲で中心部のシャープさは勝り、実売2万円で買える双眼鏡として、かなりコストパフォーマンスは高いと思う。
○防水・防塵のタフなもの、そして広視界でなくていい、IF方式でいい、しかし中心部が良く見える実用本位のものが欲しい、という人は勝間のGLORY!
素性の確かなMILスペック! K社の軍用”風”モデルとは一味違う本物の味。
欠点は、周辺部の見え味はいまひとつだし、IF方式なのでピント合わせが面倒、見掛け視界も広くないので迫力に欠ける、またピント合わせもIF方式なので多少面倒・・・など。
しかしこれらの欠点さえ承知していれば中心部の見え味はとてもいいし、色収差もほとんど感じられない。 そして、手ブレの気にならない6倍という倍率も使い易い。
初めての双眼鏡にはお薦めしない。 どんな物でもいいから1台使い倒してから手にして初めてその良さがわかる。
優等生のニコン30EUとは違う、チョイ悪的個性。 すべてに優秀でなければ許せない人には向かないが、私にはいつも手元に置いておきたい1台。 |