本当に詳しい事はいろんな本や大使館で確かめればいい事だから、
あえて適当に書いてます。自分で調べないとパリジャンにはなれませんから。

1.とにかく会社を辞める。
まあ、よほど大きい会社や理解のある会社は休職なんて手もあるんでしょうが、
たいていは半年も行きますとなれば辞めるしかないよね。しかしこの不景気な時に帰ってから仕事あんのかんなぁなんて考えていてもしょうがない。とにかく自分が行きたいんだって気持ちが大事。まあ、また貧乏生活からやればいいんだから。

2.失業保険のおりる人はとにかく
ハローワークに行け!
おれがこれで痛い目にあった。というのも辞めた会社が社会保険に入ってなかったので、失業保険が受けられない羽目になってしまった。ま、泣き寝入りもいやなんで、辞めた後、会社にはきっちり、出ないと言われた退職金を出させました。どうやってかは教えられませんが。でも社会保険もなきゃ、退職金もない会社なんてなぁ、入ったおれが馬鹿だった。でもかみさんはもちろん失業保険受けられるので大丈夫。ただ今から行っても特別なにか無いかぎり保険がおりるのは3ヶ月後。当然向こうにいるわけだからもらえない。さて、どうしよう。こういう場合帰ってきてから再就職する意志をハローワークに申請しとけば、帰国してから大丈夫らしい。でも退職して1年以内なら本当はいつでも保険の申請さえすれば失業手当は出るみたいです。ただしもらえる期間は短くなります。1年すぎたら離職票は有効期限切れになります。まあ、もらえるものはもらっときましょう。

3.ちょっと遊びましょう。
まあ少し好きにぶらぶらしたら。何にもしない方がいいかも。日本人はすぐなんかやんなきゃとか思うけど、会社でさんざん何かやってたんだから、少しは自分をぼーっとさせないとね。とは言えおれのように何ヶ月も無職状態もどうだか。
みんなは真似しないように。仕事好きなパートナーがいる人だけです、こういう生活できるのは。でも家事はぜったいやらないと、それがルールです。

4.フランスのどこに行くかを決めよう。
都会がいいか、田舎がいいか、リゾート地がいいか。みんなそれぞれですが、うちらはやはりパリに行きたかった。おととし行ってパリの素晴らしさは体験済み。一度はパリの人達のようにアパルトマンに住みたいなぁと。地方には休日に遊びに行けばいいかということで。


5.学校選び。
学校はどうやって選んだかというと、単純です。うちらは何も話せない超初心者なんで、入門コースのある学校を探すところから始めました。とりあえずかみさんが新宿にあるジオクラブに行きました。そう「地球の歩き方」を発行してる会社がやってる留学サポート事務所です。そこで初回のみ相談無料なんで行ってきました。ある程度は本で選んで行きましたが、その中でうちらのような素人さんが行けるようなところはここでした。「ECOLE FRANCE LANGUE PARIS」という学校です。いきなり大学なんか行けるわけはないんで。ここに決めました。授業料も他に比べてやすいし、評判もそこそこいいみたいだし。ただやはり日本人学生が多いのが難点かな。あんまりクラス中、日本人じゃ、勉強になんないかも。まあでもぜいたくは言えない。とにかく行ってみなきゃ、どんなもんかは分かんないもんね。で、資料と願書を送ってもらうことにしました。

6.半年間でいくらかかるんだろうか。
結局半年ですべての予算はどれくらいだろうかと、計算してみて、とにかく2人で250万円(約12万5000FF)以内でいけるかなと(東京の家賃6ヶ月分込み)。もちろん貧乏な生活は必至です。自炊はもちろんだし、光熱費や税金もかんがえると贅沢はできません。帰ってからの生活も考えて予算組まないとね。ちなみに学生ヴィザを取るときに滞在費証明書の為に1年につき30000FF相当(半年だと半分)のおカネが必要になります。銀行口座は、ぼくはシティバンクに口座を作りました。もうひとつカミサンの口座を作ろうと思います。やっぱり一つの口座に大金入れておくのは怖いんで。フランスの大手銀行の口座にしようかと思ってます。

7.学校に願書と小切手送る。
語学留学する人は3ヶ月以上滞在する場合、必ず学生ヴィザが必要になります。で、うちらは半年の予定なので、とりあえず仮の入学許可証を学校に送ってもらうために願書と入学手続き金を小切手で送りました。小切手は渋谷のシティバンクで送金小切手を作ってもらいました。許可証が届くのにはおそらく3週間ぐらいはかかると思います。しばらく待ちの状態が続きます。

8.卒業した学校に卒業証明書をもらおう。
これはフランスで滞在許可証を得るために必要な書類のひとつです。
ぼくらは専門学校卒ですが、デザイン学校のをもらってもしょうがないので、高校に電話して送ってもらいました。これは仏文翻訳も添付しなければなりません。必ず指定されている翻訳業者にお願いするようになっているので、うちはいつも自由ケ丘にある翻訳会社に頼んでます。

9.戸籍抄本を取る&翻訳。
これもフランスで滞在許可証を得るために必要な書類のひとつです。これも仏文翻訳も添付しなければなりません。うちは戸籍謄本をもらいました。普通、家族の戸籍に入ってる人は抄本です。

10.学校から仮入学許可証が届いた!
これが許可証?というカンジで紙が一枚。でもかみさんが訳したところ、間違いなさそう。さあ、いよいよヴィザ申請のためにフランス大使館に行ってきます!

11.フランス大使館へヴィザ申請に行く。
広尾のフランス大使館に行き、申請書2通と必要書類を提出。来週末にヴィザが受け取れるとのこと。受付のおねえさんは可愛いよ。書類のコピーを忘れたら100m先に「ひょうごや」という店でコピーできます。辞書は絶対持って行きましょう。一応見本書類が貼ってはあるけど、フランス語記入で分からない単語が出てくる場合があるので要注意。混んでなかったので提出はすぐすみました。う〜ん、少しフランスが現実味を帯びてきました。

12.海外旅行傷害保険に加入。
新宿NSビルにあるジオクラブに行ってきました。そこで東京海上の保険に入りました。セットプランが6種類ぐらいあったんだけど保険料がいまいち高いし、各保証額が高かったり低かったりでどれも納得いかないので、バラ掛けで申し込みました。2人で6万円でした。あと、ジオクラブがやっている海外サポートバックアップサービスにも加入しました。これはフランスで生活している際のさまざまなサポートが現地で受けられるもので、各種手続きやトラブルの際には助かりそうです。これは2人で3万円です。

13.航空券を手配。
AAトラベルさんで1年OPENの航空券を手配しました。悩んだあげくマレーシア航空にしました。最初35日fixとかの方で安いから購入しようかと思いましたが、帰りのチケットを放棄するとチケット会社が航空会社に後でこっぴどくおこられるそうなのでやめました。南回りはきつそうですが、値段をとりました。
一人86,000円でした。留学生向けなので入学許可証のコピーが必要になるそうです。

14.ヴィザ取得!
フランス大使館でヴィザ取得してきました。なんかカードみたいなもんかと思ってたけどパスポートの査証のページにシール状のものが貼付けてありました。ただ有効期限がおれとかみさんと3日ぐらいずれているのはなんでだろうか。だれかわかります?同時に書類提出したんだけどなぁ。とりあえずこれでフランスに行けます。しかし今日は何回広尾を往復したことか。疲れました。ついでにパスポートも本籍を変更するために有楽町の交通会館に行きました。二人とも実家の本籍のままだったので、東京の本籍に書き換えてもらうことにしました。でもあんまり意味なかったみたいです。逆にトラブる可能性あるかもしれないから本当はパスポート丸ごと新規につくりかえたほうがよかったそうです。がその時間もないので、追加修正ということでお願いしました。

15.仮の住いのお金を前払い。
最初に住むところは学校に紹介してもらうツーリストカテゴリーです。ウィークリーマンションです。とりあえずそこに一ヶ月いてその間になるはやで本住まいをさがす予定です。いちおう不動産やを通して見つけるつもりなんで、今、日本に支店がある不動産やさんにこちらの希望を伝えて返事を待っているところです。なにせ素人なのでここは無難にまず店を通してさがそうということにしました。なかなか言葉もしゃべれない人が部屋をさがすのは難しそうです。あとは向こうのアノンスにも部屋の情報が出ているので、それも見てみるつもりです。まあお金もないんでせまいワンルームアパート(ステュデイオ)に住むことになりそうです。ぼくらは6畳1間に半年生活してぜんぜん平気だったんでそれは問題ないんですが、日本の家屋とはちがうので、そんなに快適ではないことも覚悟の上です。

16.健康保険脱退そして国民年金も一時脱退。
目黒区役所で手続きしてきました。これで帰国までは払わなくてすみます。だって高いんだもんなぁ。まったく日本は保険とか年金の金額設定が高すぎます。保険だってホントにこんなに払う必要あんのか!むだな年末の工事費とかなんとかを老人医療費にまわせばもう少しやすくなんじゃないの?年金だっておれたちがじいさんになってもらえる保障はどこにもないのに何か払い損な気がするぞ。おっとそれと国外転出届も出しました。こんど帰国したときはまた転入届を出して、戸籍の付票を取らないと、年金の継続加入手続きが出来なくなるそうです。念のため。

17.確定申告はどうしよう。
と、思って税務署に行ったら、来年帰ってきてからで十分だそうです。還付金出るみたいだし、貧乏夫婦には今はとにかく1円でも帰ってくれば恩の字です。

18.法定翻訳の査証も完了!
フランス大使館で戸籍謄本(抄本)と高校卒業証明書の翻訳査証を受けとってきました。ふ〜これで大使館参りも終了ですう。でも受付のおねえさんきれいなんだよなぁ〜。また来ようっと。

19.さあ、あとは片付けだ〜!
家の片づけは早め早めに。僕らはこれを怠り、3日間ほとんど寝れませんでした。それとパリへの別送便の手配もしました。ヤマト運輸さんにお願いして計50kgしめて3万円也。書類に荷物内容を個数や金額まで記入しなければならないのでこれも少し早めに書類をもらっといて書いておいた方が無難。僕らは玄関で30分以上待たせてしまいました。人間、子供の時夏休みの宿題をちゃんとこなして遊ぶ余裕のあるタイプと結局31日に一夜漬けで片づけるバッタバタタイプといますが、もちろん僕らは一夜漬けタイプです。

20.航空券届いた。iBook買った。
有楽町西武での発売イベントで購入抽選くじを引いて2周目でゲット!結構な人数だったから危なかったけど、これで安心安心。航空券の確認も忘れずに。ダブルブッキングなどないように祈りましょう。

21.飛行機に乗りましょう、右足から。
うそうそ、でも安全なフライトのためにゲンでもかつぎましょう。

22.飛行機から降りましょう、左足から。
すいません、ふざけすぎました。でも良かったね、落ちなくて。

23.いい部屋は「早い」「忍耐」に限る。
日本の様に不動産屋を仲介するのは無駄です。手数料は取るし、態度でかいし。
で、みんなどうしているかと言えば「アノンス」を活用するんです。広告の事です、しかも民間レベルの。フランス語出来る人はフランスの新聞を、そうでない人は日本人用の週報「OVNI」や「フランスダイジェスト」等々に掲載されたアノンスや日本人会や日本食品店(京子食品)やジュンク書店なんかの壁に所狭しと貼られたアノンスをくまなくチェックする方法です。こちらでは直接大家さんとの交渉が当たり前です。アパルトマンやステュディオなどはこの方法で探して住むんです。もちろん人気のある物件は空き情報が出るとみんな朝早くから連絡しまくっているので決まるのも早い。だからぼやぼや出来ません。人によってはジュンクに「貼り」に来る人を「張る」人までいるぐらいだから、いかに条件のいい部屋をGETするのが大変かわかりますよね。とにかく迅速な行動が幸せを呼ぶのです。でも部屋はちゃんと見ていろんなところを確かめて納得した上で入居して下さい。まあ細かい事は「地球の暮らし方」などに出てるのであえてここで説明しませんがパリも物件が出まくる時期と出ない時期があるので出ない時期に来る人はこまめに動いていい部屋を探してくださいね。ただ日本の様な「快適」さを求めないで下さい。なにせここは古いものを長く大事に使いつづけてる国だからね。。

24.ここにいるよって日本に教えておきましょう。
日本大使館に在留届出しましょう。義務じゃないけど「何か」あった時の事考えてちゃんと提出しましょう。何があっても他人には知ったことではないのがこの国のいいところであるし、そして日本以上に他人に干渉しない国に住むということをお忘れなく・・・

25.さて学校に行くか!
手続きしないとね。でもこれが大変ですよね。英語が出来る人は楽なんですけど。僕らみたいに日本語しか話さないわ、英語は片言だわとなるともう苦行です。でもまあなんとかなりますけどね。最悪、その辺にいる日本人生徒をひっつかまえてヘルプして下さい。話せるようになってる人なんかは優越感をくすぐってあげれば難なく協力してくれるでしょう。ずうずうしいかもしれないけどそれが一番じゃないかな?

26.学生ビザだけじゃ駄目ですよ。
ここを勘違いしてる人が学校にもいましたが、あれは「滞在を許可」するものじゃなくて「学生として滞在許可証を取得する事を許可」するためのものです。だから幾ら3ヶ月間ビザ有効って書いてあってもそれは「滞在許可証」を取得するための「猶予期間」であり「期限」なのです。必ず「期限」のある内に「滞在許可証」を取りに行きましょう。いろんな書類が必要ですが、パリに関して僕らが申請に行って分かった事は戸籍抄本と最終学歴の卒業証明書は要らないという事でした。それと申請時期によって取得できる滞在期間も大きく異なるようです。最低学校の授業を週15時間・3ヶ月取っていないと許可が下りません。で、その最低条件で申請した僕らは3ヶ月の滞在許可をもらいましたが、なぜか同じ条件でも半年間や一年間まるまるもらえる人もいるらしいです。いつだと一年間の許可を取れるのかは分かりません。この辺の所はどなたかにお聞きしたいです。それとフランスも地方ではみんな最初から一年くれるらしいです。それに比べてパリは移民が多いのでかなり厳しいみたいです。短期間だとまた申請するのにお金がかかるので損です。みなさん来る時期はよく考慮してから来た方がいいですよ。ついでですが申請所は学生の場合決められていますから混む時間にはすごく混んでかなり待たされるので出来るだけ比較的空いている朝いちに行きましょう。あ!申請受付に一人いやなおばちゃんが担当してるのでその人に当たったら泣かされないように毅然とした態度で戦ってね。でもそのおばちゃんにOK出してもらうと後日一年間の許可申請が下りるみたい。僕らにOKを出してくれたのは黒人の若い女性でした。そんでもって3ヶ月しかくれなかった・・・なんで?

27.電気・ガス、電話そして銀行と契約だぁ!
契約は大体自分でします。電気・ガスはEDF・GDFに行き契約。別々じゃなくてセットで申し込みます。電話はフランステレコムのオフィスへ。電話を買うか、レンタルかのどちらかになります。一番安い機種で月20フランでレンタル出来ます。使用料金ですが電気と電話は高い(特に日中)ので効率よく使いましょう。ガスは安いです。水道代はないんじゃないかな、確か。こんな水では徴収できないんだろうな。そして引き落としにしたければ銀行口座を作りましょう。やはりフランスの銀行のカードを作って置くと何かと便利です。フランスはカード社会だからスーパーやメトロの切符や映画のチケットなんかもカードで買っているのです。現金はあまり持ち歩かないのが常識なのです。すられたら困るしね。自分の預金口座からすぐ引き落とされるのでお金が足りないと使えません。でも便利ですよ、一枚あると。くれぐれもシティバンクだけとかいうのはやめた方がいい。あそこのカードはヨーロッパのATMとはかなり相性が悪いのでよく提携してる他銀行の機械に入れてカードが吸い込まれたまま戻らなくなるという恐い話を耳にします。カード自体の性質がこちらの機械に合っていないようでそうなると一度吸い込まれたカードはそのまま日本にお帰りになってしまいます。そして手元にカードが再送されて来るのは何と一ヶ月後!という事なのでもし手持ちのお金が少ないと大変です。出来るだけこちらの銀行で「CARTE BLUE」と「VISA」「MASTER」がついたカードを作る事をおすすめします。「VISA」で買い物してもこちらは日本のように後払いではなく、口座に今あるお金で払うシステムになっています。しかしシティバンクは使えない!この前なんかシャンゼリゼにしかないパリ支店のATM全てが使えない状態になり、しょうがなく危険と高い手数料覚悟で多銀行で下ろすはめになりました。窓口ではカードあっても払い出ししないんです、あそこ。シティバンクってアメリカ用なんです。ヨーロッパ向きではありません。

28.さあ暮らしましょう!
自分の住んでいるまわりにはどんな店があって公園があってなどと近所を探検しましょう。バゲットはここでとか野菜はここでとかポストはあそこにあるなとかあの路地はあぶなそうだとかいいカフェ見つけたとか早くその場所になじむことがパリ生活の第一歩です。そして次第に顔なじみもできたりなんかしてそうすれば知らず知らずの内に気分はもうパリジャン!・・・いや待てよ、何か足りない気がする。そうだ!クレモンテイーヌに聞いてみよう。

これがパリジャン、パリジェンヌになるための本当の条件なのだ!

1.雨が降ったらすかさず「チッ」と舌打ちする。
(できるだけ嫌みったらしく)
2.夏、クーラーのない部屋では「暑い、暑い」と繰り返す。
3.長くて寒い冬には、もちろん一日中文句を言い続ける。
(とにかく何にでも文句をつける)
4.仕事は嫌い。
5.バカンス大好き。
6.食べること大好き。
7.おしゃべり大好き。(特に悪口)
8.自分はアーティストだと思う。
9.年をとっても恋をする。
10.自分の幸せを求める。
11.自分らしく生きる。

これさえ守って(?)いればあなたもパリジャン、パリジェンヌの仲間入り!

C'est fini.(終わり)

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