赤倉温泉紀行
2011/9/28-30

ある日見つけた新聞広告、「赤倉温泉連泊フリープラン」
長野新幹線指定席旅費込みで2泊3日20,000円と安い。
赤倉温泉やその一帯の妙高高原も土地勘はなく、行き先知らずのお楽しみ
気分が働いて、早速ツアー最終回をインターネット予約した。
しかし2箇月ばかり経つ間に、テオの体調異変が生じ、1週間の検査入院を
する羽目に。これを凌いで、ようやく何とか費用を払込み、東京駅から出発できた。



 13時前に東京駅を発ち、長野新幹線で15時頃終点
長野駅に到着。
ここで宿の迎えのミニバスに乗り、旧北國街道に沿う峠のある
山道を走る。途中信濃町なる長野県の街から、新潟県に入る。
 我々にとっては、全く初めての土地で、山道や村村を珍しく
眺めるだけ。
 着いたところが、妙高高原中腹に位置する、坂道の温泉街。
このホテルは温泉街でも比較的谷に近い中程度の宿だ。
温泉は露天風呂はないが、かけ流しの気持ちの良い風呂で、
毎日朝夕楽しんだ。これだけで十分というわけだ。



豊かな山の果実や山菜と、スイス・ドイツのメルヘンチックな窓飾りがある食堂。
スキーシーズンの賑わいを想わせる。

 
 

 
温泉街の真後ろに妙高山(2,454m)や三田原山(2,347m)、赤倉山(2,141m)などの頂きが見える。
妙高高原には「ぐるっと妙高」という1日500円で乗り放題の循環バスがあり、
僕のように足が悪くてもかなりの範囲を見て回ることができる。
1日中、同じ運転手さんのバスが走る。上の写真は、バスから見るロープウエイの発着場。
下は、苗名滝。ここは往復徒歩で4,50分掛かるから、流石にテオには無理。ジンが行った。
 

 

赤倉温泉の標高は約800mで循環バスは狭い山道を登って、標高1,100mの「燕温泉」に着く。
燕温泉の露天風呂は有名らしいが、バスを降りても急坂を昇り降りし、バスを待つことを考えると
流石に温泉好きでも尻込みする。この燕温泉の先に、標高は少し低いが「関温泉」を通過し、
国民休暇村に着く。休暇村売店で買った蜆オルニチン入りのスナックおつまみは最高だった。
 
 


 
休暇村スキー場でバスは折り返す。しばらく時間がある。「ぐるっと妙高」号バスの
ボディに描いてある、きれいな妙高山の写真の前で、運転手さんが撮ってくれた。
燕温泉から下る道の途中、晴れた日は日本海が見える絶景ポインントを教えてくれた。
生憎の霞で見えなかったが。
 
車窓から、岡倉天心が住んだという地に、横山大観らが建てたという六角堂が見えた。
温泉町に帰って来たバスにそのまま乗って、昼飯の場所を探しに池の平温泉の方に行ってみた。
泥湯があるという大きな設備には人影も少なく、美味しいものは無さそう。
そこで、近くのドライバーの集まる風のラーメン屋さんでもやしラーメンを食べた。
これが美味しく、ボリュームもあるし最高!
食後この坂を歩いて「いもり池入り口」まで登り、ジンは池の方に探索。
自分は与謝野晶子の歌碑を見て、バス停ベンチで絵を描いた。
どこにもある「地獄谷」が途中で妙高山の南あたりに見えた。
 
 


 
当たり前かもしれないが、おひさまはホテルの窓正面の真東の信州斑尾高原方向から昇る。
当然日が沈むのは背後の妙高山方向だろう。東の方向に向いている家というのは、僕には珍しい。
 

窓飾りの人形も、ヤマナスも、朝日にもよく似合う。
 

帰り道のホテルのバスは小林一茶の故郷柏村の一茶が住んだという土蔵跡に寄ってくれた。
また野尻湖の見えるところも通ってくれた。
 

長野で新幹線の時間待ちがあったので、在来線で上田駅まで往復した。
ジンが上田城の見学に行っている間、駅の待合室で焼酎ウーロン割缶を楽しんでいた。
ジンも時間の関係で城には行き着かず、城は帰りの電車窓から見えただけ。
しかし、愉しい旅であった。