「寝たきり防止」の「起き上がり小法師」

                                    
さて、何と言っても、われわれの生きた世代が、昭和の日本敗戦以来、明治の「坂の上の雲」や昭和の「悲惨な沖縄戦」「原爆」のような多くの戦死者を出すこともない平和な時代が66年も続いたのは非常に幸運なことです。
お蔭で、日本は戦死や飢餓死もない世界一と言われる長寿国になりました。その結果、高齢化社会になりました。

テレビに見える世の中は「美味しい食べもの」、「体操やヨガなどの健康促進法」や「健康食品やサプリメント」など飲み喰いを謳歌する宣伝ばかり、世界には飢餓に直面している国があることなど、まるで「ゴゾンジナイ」風です。
暢気で幸せで良いことだと思うけれど、反面、次の世代の子供たちが、われわれの時代と同じく平和で幸せであるという保証はない状況が思われます。敗戦後、飢餓を経験した世代は「そんな自分たちの目先の安楽ばかり求めて良いのか?」と思わずに居られないことも確かです。

 また、長寿国になっても、スロウニンのようなジジになると、長寿でありたいより先に、「ベッドに寝たきりにならない」つまり「起き上がり小法師」になって、極力周りの人たちに負担をかけない長寿でありたいのが、正直一番の願いです。かって、どこかのテレビコマーシャルで、「頑張らなくっちゃー」と軽快に回る鉄棒人形が、ネジ切れでパタッと止まってしまうように元気なうちにポックリ行くのを祈りたい気持ちです。

そこで、スロウニンジジがやっている、お金がかからない「起き上がり小法師」を目指す「おまじない」法をご紹介したいと思います。

しかし、お立会い!効果があるかどうかは人それぞれで、保証はできませんよ。それは、宇宙に居ます大いなる御方(神や仏を言うのではない)のお決めになることと、わたしは思っているからです。

1.転倒予防

昔から、「歳を取って転ぶ」と寝たきりになる確率が高いと言われています。
一寸した捻挫でも手足が痛くなって横になって休むことがきっかけになって、起き上がり小法師になれず、寝たきりになるというのです。「こけたらあかん〜♪」です。

一年前、スロウニンが経験した「尻餅つき」がそれでした。脚の浮腫みを取るために南部病院で2泊3日の右脚大動脈カテーテル拡張術を受けて退院という日に、よせばいいのに、ベッドの角度調節ハンドルを、自分で、かがめ腰で回した後、立ち上がるとき、よろめいてリノリュームの床にドスンと尻餅を付いたのです。瞬間に、お尻の尾てい骨に確かな衝撃を感じたから「これはまずいぞ」と思いました。

案の定、1時間も経たぬうちに、ギックリ腰が再発して、あまりに痛くてベッドから起き上がれなくなったので、その日は病院に泊めて欲しいと病院に頼んだとき、担当の先生が言われました。
「今、ここで寝たら寝たきりの病人になるよ!病院では看護婦さんが皆やってくれるから動けなくなる」。
病院の都合もあるのでしょうが、確かにそうです。

仕方なく僕は這うようにして、迎えの車に乗って退院しました。あくる日から、また這うようにして近所の病院にギックリ腰の治療に行き、その後1箇月も辛い通院をしましたが、御蔭さまで寝たきりを免れ「起き上がり小法師」になれました。

 僕は片麻痺だから杖を突いてでも歩くことは何とか出来ても、運動らしい運動ができないので、運動して足腰鍛えることは想像できません。その上、脳梗塞で倒れてから、歩くとき爪先が下がらないよう補助具を付けていた悪い右足が、7年経った今でも一寸した段差に躓きやすいのです。この改善が目下「こけないために」一番肝要に違いないのです。何とか少しでも改善方法を考えなくてはならないのです。

先ず「ハス歩き」: 歩くとき、丈夫な左脚を悪い右脚より少し前にして歩きます。つまり、斜め向き(ハス)に歩くようにすると、歩く格好は悪いが、右足が躓いても、左足が踏ん張りやすいのでバタンと転(こ)けにくいのです。

次は、「片脚立ち」:少しでも脚腰(あしこし)の筋肉を鍛えなければならんのです。
通院外出のバス待ち時間などに、バス停のポールのそばに立ち、左右各1分間、脚の筋肉が働くように少し屈んで片脚立ちをします。悪い右脚立ちはポールが側にないと不安なので何か掴まるものがあった方が良いのです。

早めにバス停に行き、これを2セット、4分余やるとバスが来きます。脚と腰の協調訓練ができる寸法です。

頭の中で60秒を数えて5秒は狂わなくなりました。これもボケ防止です。

2.ボケ防止

先ず「距離図り」:  一頃、東北大学の先生が「脳を鍛える」本などを流行らせたような、いわゆる「脳トレ」の本を買って色々脳の訓練をするのもあるようですが、年金生活の僕はこんな「脳トレ本」などを買って、トレーニングする贅沢はできませんから、我流の「簡単脳トレ」をずっと続けています。

杖を突いて歩くとき、バス停までの杖の歩数を数えて(脚の2歩になる)、距離を測ります。バス停まで約300歩だから、自分の歩幅1歩約70cmを掛けて210mという具合です。なるべくゆっくり大股で歩くようにします。

次に「ナンバー遊び」: バス停で待つ間、通過する車のナンバープレート遊びをします。
「脳トレ」暗算みたいな遊びです。

簡単な暗算で、ナンバープレートの「○○・○○」の2個・2個の数字をそれぞれ足したり引いたりする簡単なルールで等号(=)が成り立つ組み(○)か、成り立たない組み(×)か、過ぎる間に頭の中で仕分けるのです。自分で、どんなルールを決めても良いのです。

僕の場合のルールは、意外性が面白いので、次のようなルールを決めています。 

@計算式は 加、減、乗、除、の他 ベキ乗(2など)、平方根(√など) を使います。

A2桁の数字として扱ってもいいし、単数字としても良い。1と10、2と20、は同じです。都合の良い方にします。

Bに(N0 =1)(Nは整数)という少し難しい定理も使います。車番号の場合、俄然面白くなります。

実際のナンバー例を上げて試してみると、「41・06」は1=6=1、で(○)、
「37・21」は3×7=21で(○)、「37・00」は成り立たなくて(×)組みと言う具合です。 「39・77」は√9/3=7/7=1で(○)組みです。

面白いもので、次々に走ってくる車のナンバーを読み取って(○)(×)に組み分けすると、意外にほとんどが(○)組みになります。だから(×)組の車が来ると嬉しくなります。

僕は記憶力がないから、車が行き過ぎると、組み分け結果だけ残ってナンバーはすぐ忘れるから、盗難車発見などには役に立ちませんが、金の掛からぬボケ防止「脳トレ」の「起き上がり小法師」遊びにはなるのです。

 どこかのバス停で、僕がボンヤリ立っているのを見かけたら、「片足立ち」か、「ナンバー遊び」のどっちをやっているのか当ててみてくださいね。