onetさんの便り

思えば遠くに来たもんだ とはこの期に及んだスロウジジの述懐
遠くふるさとに住む古くからの友Sonetさんからの時々の便りも生活のリズムの一部だ
テレサテンが歌ったようにおもいでとこうかいとつぐないといのりの青春の風が吹いてくる
彼が送ってくれる写真による風の「落し文」を拾ってみよう

2008冬 山口県のツララ 2月中旬

今年はことのほか寒い冬である。去年の夏が異常に暑かったのと裏腹に
昔を思い出す寒さである。sonetさんがいる山口でもそうらしい。

先日庭の寒あやめが咲いたと写真を送ってくれたばかりだが今度はツララの便り。
sonetさんが夜水道が凍るといけないからと、チョロチョロ水を出したまま
にしておいたのが、このように見事なつららになったそうな。布から垂れてないなら
オンザロックにしたい。北海道・千歳恵庭なら当たり前だったが、山口では珍しい。
オンザロックでなく観賞用なら、蛇口に垂らした布のデザインがまたいい。
 
珍しい寒あやめ 水道に垂れたツララ


2007秋の長門湯本・大寧寺境内のもみじ

大寧寺はジジが小さい頃からツジばあちゃんの湯治に連れられて行った。
平家方の武将大内義孝が逆臣陶晴隆に追われてここへ至り、境内の井戸に
自分の首が写らないのを見て最後を悟り、自らの腹を掻っ切りはらわたを
寺の山門に投げつけて果て、血の跡もあるとも伝えられる。昔あったという
山門前の音無川に懸かる反った石橋など、ここはさびしくこわ〜い所だった。
小学6年生から人丸神社の短歌会に出ていた。中学生の時この寺での
短歌会に出した作品で 「天賞・地賞・人賞」の「人賞」を貰った。

僧坊の窓に迫れる紅葉山揺れてはあれど山の静けき

老齢の今詠んでもおかしくないような歌だが、なにか大人のにおいがする。
父が添削してくれたのだろうか。懐かしくも忘れられぬ歌である。 
’07/12/12 スロウジジ記





 お地蔵さんの観紅葉




散り敷く落ち葉
ちいさな石仏たち