シビルディフェンス200

1950年頃、米ソ冷戦時代シビルディフェンスと言う民間防衛組織が
米国国家計画に基づき発足し、アメリカ各地に建設された核シェルターの備品として
コールマンカンパニーにランタンの発注を行なったが、長期保存に耐えうる
信頼性・耐腐食性など、納入基準をクリアする性能仕様のモデルは
この当時アメリカ工場での製品においては存在していなかった。
しかしカナダ工場には真鍮製のタンクを持つモデル200が存在していた為、
このモデル200をベースに耐久性の高いランタンを組み上げるという結論に達し
納入が開始されたと言われています。
また別説では、その発注金額の低さゆえにカナダで生産されたという説・・・
その他、諸説多々ありますが、そういう経緯をたどり生まれたランタン。
 ▲ 1952年4月製

シビルディフェンス200。当然市販されていた商品では無く、核シェルター向けの備品だと言われています。
その後冷戦時代は終結を迎え、シェルター内部の備品も処分へ…という道をたどり
このランタンも日の目を見る事が出来たのでしょう。
ですので、半世紀近くの眠りを経て現代に出てきたものは未使用品状態のものが多くコンディションは良好です。
この備品として世に出たこのランタンが何台生産され納入されたのか詳しい記述はありません。

このランタンはとても謎が多く様々な憶測を呼ぶ曰くつきのランタンでもあります。 ここで記載した内容も事実に基づき調査した内容ではありません。俗説の一つと捉えていただき想像を膨らませて楽しんでいただければ幸いです。

202プロフェッショナル

1954年から販売を開始した高級モデル202プロフェッショナル
タンクを鉄から真鍮へ、フレームを鉄からステンレスへと材質を変更することで、
200Aより耐久性を向上させたモデルです。

生産時期は1954年前半から1964年頃まで続きました。
63年のモデルでは200A同様にベンチレーターの形状が変わります。
画像の202はタンク底部の刻印がありません。底板は鉄製です。
この直後、1955年には底板もステンレスとなり製造打刻も施されます。


 ▲ 製造年月打刻 無

このモデルは一般的に上記の内容なのですが…
個人的にはこの202も謎の多いモデルであると考えています。
理由は、54年モデルのバーナーキャップやタンクの底鉄板の謎。
生産数が少ないレアモデルと云われながら、エクセレントコンディションが、かなりの数存在してる事。
これはあくまで私個人の想像ですが、
 『カナダ製』 『シビルディフェンス200』 『備品』 というワードと深いかかわりがあるのでは?と考えています。

シアーズ476.74550

1800年代後半にイリノイ州で設立されたSEARS(シアーズ)
広大な国土がゆえ、買い物に不便な問題をカタログ販売で解決し
全米1位の小売業者にまで上りつめた企業。
取扱商品は衣類から電化製品・生活必需品まですべて揃う内容であった。
そのなかのアウトドア製品にラインアップされ水色のシアーズカラーに染められたランタン。
コールマンのOEM品です。
一見そのまま200Aの塗替えかと思われがちですが、
タンクはツーマントルの220系のビッグタンクに変更されています。グローブも専用品。


 ▲ 1965年9月製