2009年7月22日 嘉興日食観望記
 2009年7月22日 人が住む地域では今世紀最大となる皆既日食を観るため中国上海の南にある嘉興(かこう)へのツアーに参加しました。
 3年前から計画していましたが、今回はアストロショップ「スカイバード」と「カイラス」の中国ツアーに参加する事にしました。国内ではトカラ列島・屋久島・種子島南部・奄美大島北部が皆既帯になりますが、費用が高いことと天候の変化に対応できないこと、船では写真が撮りにくいことなどを考慮して中国ツアーに決めました。特に皆既中心帯に近いところで観望できるツアーをメインに探しました。  時間に追われてのせわしないツアーでしたが、日食以外ではまずまず楽しめました。

 右は皆既帯で、嘉興が中心にあることがわかります。

 7月22日 前日午後に下見をしていましたがその後豪雨となりました。当日は朝から小雨模様です。前日から嘉興のホテルに泊まり、朝7時に出発して観測場所の小学校グランドに到着しました。
 空はベタ曇り、雨が降ったり止んだりのなかかすかな期待を込めて機材の準備を始めました。
 今回は愛用のFUJI FinePix S100FS以外にSONY α380+SIGMA120〜400mmF5.6を用意しました。スナップ写真用にコンデジFUJI FinePixZ−200を用意しました。


午前8時25分23秒 第1接触
 カウントダウンとともに第1接触となりました。もちろん何も見えずだらだらと時間が過ぎて行くのみです。ほんの少し太陽が顔を出しまししたが、一瞬のことでカメラにおさめることは出来ませんでしたが、上方が2割ほど欠けているのがわかりました。
 やがて雨が降り出しパラソルの下へ避難するも雨足は強まるばかり、雷も鳴り出してほとんど豪雨状態になり教室へ避難しました。
 皆既15分前になり雨も止んで再びグランドへ移動、周囲は雲のせいか太陽のせいかやや暗くなってきました。淡い期待をいだきつつも時間だけが過ぎていきます。皆既5分前になると急速に暗くなっていくのがわかります。

午前9時34分03秒 第2接触
 雲は晴れませんが、空はどんどん暗くなっていきついに第2接触の時間になりました。
 その瞬間は、一気にやってきて完全な夜の状態になりました。周囲からは歓声と拍手がわき起こりました。少しでも黒い太陽が観たいとの願いも虚しくそのまま時間が過ぎていきます。5分は長いと感じました。
 周囲を見やると東の空と西の空が少しだけ夕焼けのように赤くなっていますが、それ以外は完全な暗闇です。
 皆既も残り1分ほどになり目が慣れてきたのかそれとも本当に明るくなったのか周囲がよく見えるようになってきました。まもなく第3接触となり皆既の終了です。
 写真は皆既中の周囲の様子です。

午前9時41分04秒 第3接触
 そのときはやはり急激に明るくなり、光が戻ってきました。
 午前9時52分 雲間から太陽が顔を出しました。ここぞとばかりに夢中でシャッターを切りましたが、食分78%の太陽が写りました。周囲が明るいのは雲が光っているからです。
午前10時58分25秒 第4接触
 これで今回の皆既日食も終了です。次回は来年の南太平洋のイースター島でモアイ像のバックに黒い太陽が見られますが、さてどうしようか思案中です。
 写真は同じツアーで来られた方のパンダ顔双眼鏡です。NDフィルターを付けるとウシの顔になります。 右は現地の新聞です。
 今回の日食は悪天候になり上海では大雨、トカラ列島でも悪石島では避難勧告まで出る始末で、西方の重慶あたりでないとまともな皆既は見られなかったようです。残念ですがこれも運ですから受け入れるしかありません。くじけず次回にチャレンジしたいと思います。
その他のスナップ
今回の日食観望を企画してくださった「スカイバード」「カイラス」の皆さん・現地観光ガイドの孫さん、同行の皆さん いろいろお世話になりました。お礼申し上げます。

蘇州の運河

杭州の西湖畔にて

嘉興の南湖畔にて

上海のナイトクルーズ

2009.7.19−7.22

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