| 火星のFAQ(よくある質問) |
| 火星はどこに見えますか? | |
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火星は惑星で太陽のまわりを回っていますから、地球から見た火星の位置は少しずつ変化していきます。何年何月何日の何時頃どの方向に見えるかは計算しないとわかりません。 といっても自分で計算はできませんからプラネタリウムソフトなどで、現在や将来の位置を調べるとよいでしょう。 おすすめプラネタリウムサイト Stella Theater Web Toxsoftさんのステラシアターです。 | |
| 火星が次に見えるのはいつですか? | |
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火星は地球のすぐ外側をまわる惑星なので、条件があえばいつでも見えます。特に太陽−地球−火星と並ぶのは798日周期ですから、2003年の超大接近とはいかなくても中接近程度ならおよそ2年半に一度の割合で好条件に恵まれます。また約15年毎に大接近になります。夏に接近するときは大接近と考えてよいでしょう。 | |
| 火星を発見したのは誰ですか? | |
| 火星は太古から知られていましたので、誰が発見したのかわかりません。昔の人は天動説を信じていましたから地球は除いて、太陽系の惑星では水星・金星・火星・木星・土星は肉眼で見えるので発見者はわかりません。文字のない1万年以上前から知られていたと思われます。 | |
| 火星を見るにはどんな望遠鏡がいいですか? | |
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望遠鏡の性能は口径(レンズや反射鏡の直径)で決まります。倍率を上げると大きく見えますが、口径の小さな望遠鏡だと大きく見えても像がぼやけるだけで、細かい模様は見えません。 口径は大きいほどよいので、昔の火星観測者もできるだけ大きな口径の望遠鏡を作ろうと競っていました。しかし大きな望遠鏡の精度を維持するためには精密な加工技術が必要なので、値段もうんと高くなります。 | |
| 我が家の望遠鏡で火星が見えますか? | |
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市販の小さな望遠鏡(口径が5センチメートル程度)でも火星を見ると、点でないことがわかります。条件がよければ白く輝く極冠が見えます。さらに条件がよければシルチスなどの大きな模様が見えます。残念ですがそれ以上のものは期待できません。 口径が10センチメートルくらいあれば子午線湾やシレーン、キンメリアなどの暗い地域とヘラスなどの明るい地域が区別できます。 | |
| 火星の大きさはどれくらいですか? | |
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火星の赤道半径は3396kmで地球の約半分です。体積にすると地球の約15%になります。しかし密度が低いため質量は約10%です。 宇宙では天体の大きさは半径より質量であらわすことのほうが多いです。広い宇宙では半径が多少大きくても点にしか見えません。宇宙では星と星の引力が最も影響力を持ちますから、そこにどれだけの物質(質量)が集まっているかを知ることの方が大切だからです。 | |
| 火星の表面重力はどれくらいですか? | |
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火星の表面重力(赤道上で)は地球の0.38倍です。したがって地球で体重100キログラムの人も火星表面で体重計に乗れば38キログラムになります。 正確には100kg重(980ニュートン)の人が38kg重(372ニュートン)になります。(質量と重量の違いですがあまり細かいことは気にしないで読んでください) | |
| 火星はなぜ赤いのですか? | |
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火星は惑星で太陽の光を反射して輝いています。火星には海がありません。表面は赤茶けた岩石や砂におおわれています。したがって赤く見えます。赤いのは褐鉄鉱(鉄の赤さびのような鉱物)という物質が含まれた岩石が表面に多くあるからです。 | |
| 火星の模様はなぜあるのですか? | |
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大きく分けて3つの部分に分かれています。一つ目は極冠です。極冠は南極冠はドライアイス、北極冠はドライアイス+氷 でできています。白く輝き季節変化をします。 明るい部分は安山岩質の岩石でできています。暗い部分は玄武岩質の岩石でできているようです。一般に暗い部分のほうが高地で明るい部分が低地のようですが、絶対というわけではありません。 | |
| 火星に生物はいるのですか? | |
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少なくとも生命が存在する証拠はありません。しかし地球に飛来した火星隕石中に生物の痕跡?が発見されたりして、絶対にいないという証明もされていません。 地球には地下生命圏があり地表以上に多くのバクテリアなどが存在することがわかってきました。火星にも地下生命圏がないとは言い切れないのです。ただし人面岩とよばれる岩山やピラミッドとよばれる凸地形は自然の産物で知的な火星人がつくったものではありません。 | |
| 火星の大気はどうなっていますか? | |
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火星の大気圧は赤道付近で約6ヘクトパスカルです。地球の1気圧が1013ヘクトパスカルですから100分の1以下の大気しかありません。これは地球の上空35キロメートルの成層圏での気圧と同じです。成分の95%は二酸化炭素です。 それでも気象現象はおこります。地表付近には風が吹いていますが、風向は高さが数十センチメートル違うだけで逆方向に吹いていたりします。なぜそうなのかは説明がされていません。上空のほうが気温が低いのでもやのような雲が発生することもありますし、つむじ風が吹いたり、台風のような渦巻きができることもあります。また黄雲という砂嵐が発生することもあります。 | |
| 火星の気温は何度ですか? | |
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地球と同じで場所や季節、時間(昼と夜)によって変化します。ユートピア平原に着陸したバイキング1号では最高気温マイナス30℃ 最低気温マイナス81℃でした。赤道付近では最高で0℃になるところもあります。いずれにせよ寒い世界です。 | |
| 火星に火山はありますか? | |
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火星には太陽系最大の成層火山であるオリンポス山やタルシス3山とよばれる3つの巨大火山、エリシウム山などの火山があります。しかし現在では活動しておらず死火山です。
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| 火星に地震はおこらないのですか? | |
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地震計を火星に設置していないので詳しいことはわかりませんが、地球のような地震は無いと考えられています。地震を起こすエネルギーは火星内部の熱ですが、火星はすでに内部が冷え固まったか、融けているにしても大規模な地震を引き起こすほどのエネルギーは残っていないと考えられます。 火星表面に隕石が衝突したりすれば、その衝撃が地震となって観測されることはあるでしょう。 | |
| 火星に住むことはできますか? | |
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現在の火星に住むことはできません。火星の大気は薄く成分もほとんどが二酸化炭素です。また宇宙からの有害な宇宙線が直接地上に届きます。人間が行きていくのには不都合な環境です。将来テラフォーミングによって地球のような惑星になるかもしれません。 そのためには克服しなければならない技術や資金問題が山のようにあり、まだ夢物語です。 | |
| テラフォーミングってなんですか? | |
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惑星を改造して地球のような環境にし、人類が生活できる条件をつくり出すことです。 火星をテラフォーミングするには、火星に利用できる資源(水・鉱物資源・生物)がどれくらいあるのかにかかっています。まだまだ調査が始まったばかりです。 | |
| 火星には海があったのですか? 水はどこにありますか? | |
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過去には火星にも深さ100m程度の海があったと考える学者も多いですが、火星には水があり川が流れていたが海はなかったと考える学者もいます。 いずれにせよ現在の火星表面には水がありません。過去にあった水は 1.は宇宙空間に逃げ出した 火星は小さいので大気をとどめておくだけの重力がない 磁場がないので太陽風などの宇宙線が大気分子に直接当たり宇宙に逃がしてしまう 2.地下の浅いところに氷として存在する 海は蒸発したが、気温が低下し地下水は残り凍ってしまった。 3.地下深くに存在する プルームテクトニクスによって、海水が地下に持ち去られマントル下部などにたまっている。 というような仮説が出ていますが、真偽は不明です。2であれば人類が火星に移住したとき利用できます。マーズオデッセイの観測では地下水はかなり存在するようです。 | |
| 火星はどこの領土ですか? | |
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火星や月など地球外天体はどこの領土でもありません。また領有権を主張している国もありません。地球の南極大陸も南緯60度以南は南極条約で領有権を主張しないことにしています。 | |
| 火星の土地は買えますか? | |
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買うことはできます。ただし火星は誰の所有物でもありませんから、ジョークのようなものです。子孫が本当に火星に移住するとき土地の権利書を持っていても役に立たないということです。(気の利いた移住係官がその土地に入植させてくれるかも・・・) かつては月の土地も売られていました。そのうち小惑星も別荘地として売り出されるかもしれません。 | |
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2003.9.3 2006.10.21追補 前に戻る |