霧の立ち込めるアルデンヌの森。
敗北を重ね追い詰められつつあるドイツ軍。
ここマルダンジャンにもついに米軍の追撃が訪れる。
後退してくる友軍を村に迎え入れ、彼等を守りつつ敵を撃退しなければならない。
頼れるのはもはやここでは1輌しかないパンターのみだ。
後退してくる友軍から救援要請が入る。
切羽詰まった声がヘッドセットから聞こえる。
濃霧の中、うっすらと装甲車の姿が見えてきた。
「森の中は敵だらけだ!」
悲鳴のような叫び声。 一斉に友軍の交信が飛び込んでくる。
「大尉! 援護を!」
僚車からの無線連絡。 ついに来たか・・・。
ふと、脳裏に旧友の声がよみがえる。 不思議なやつだった。
ただ、何故かおぼろげに奴の言っていた事が解かるような気もする。
森の王がどうとか言っていたが、奴はもういない。
森の王・・・。
彼は霧の立ち込める森をじっと見つめた。
何かに捕らわれるような、或いは「にらまれている」ような不思議な感覚を覚える。
ここにも「王」が?
いったい何を求めているのだ・・・?
霧の森は何も応えない。
ただ彼らを覆い見つめ覆い続けているだけだ。
我らを・・・、彷徨う我らの魂を求めているのか・・・。
「・・・・・・」
ヘルゼンはゆっくりと帽子を被った。
まあいい。 今は・・・戦うだけだ・・・。
<作者より>
実はストーリーモードとリンクしたシナリオとなっています。
主人公のヘルゼン大尉はあの人物の戦友です。
霧の中での戦いですので照準がやっかいです。
遠距離戦がメインとなります。
特に村への攻撃では見えない建物への「パシャーン」に気をつけましょう(笑) 弾返せ!(泣)
森の影に潜む敵にも注意が必要です。
霧の森を彷徨(さまよ)って下さい。
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