<シナリオ>
昨日、後方の補給線がロシア軍によって切断された。
ロシア軍は強力な戦力をもって我が軍の柔かい部分を食い千切り、戦線をずたずたに食い散らかして後方へ進出、我らの背後を断ったのだ。
総統からは死守命令が出ていたが、良心に従いこのまま留まれば、我らに待っているのは死でしかない。
大隊長は戦線維持の命を破棄し後退を選択した。
しかし、だからといってこのまますぐに後退すれば、堰を切ったように雪崩れ込むイワンのスチームローラーに押し潰され全滅する。 大隊長は余裕の無い手駒から虎の子のティーガー2個小隊を割いて閉じたフタをこじ開ける事を命ずる。 我々にとって補給線と退路の確保は最重要項目であった。
シェーファー大尉は大隊長ルドルフの命を受け、持ち場を戦友達に任せ、貴重な燃料弾薬を補給すると自らのティーガー小隊を指揮し後方へと出撃した。
あまり時間は無い。 今もまだ強力なティーガーとはいえ、たった2個小隊で果たして突破できるのか? イワンはてぐすねひいて待ちうけているのは明らかだ。 燃料弾薬も足りるかどうかはまったく判らない。 運が良ければ、奪われた村を奪還すれば、そして残っていれば補給できるかもしれないが…。
翌2月5日、シェーファー率いるティーガー小隊は先行した友軍からの敵部隊との接敵連絡と支援要請を受信する。
イワン共は予想通り防衛線を敷いていた。
粉雪舞い散る死の雪原で、生と勝利を求める虎と雪狼の死闘が始まる。
雪原に倒れ埋もれるのは我らではない。
いかなる困難をも打ち砕き祖国の地を踏むのだ。
解き放たれた獰猛な虎は、待ち構える雪狼の群れへと向かい、食いついき、引き裂いてその生を手にすべく突入を開始した…。
<作者より>
東部戦線雪景色。
今回はティーガーを選択してみました。 振り返ってみるとあんまり虎を使った作品って無いのに気付きます。
強力な虎ですが、避弾経始の無いデザインだけにロシア軍の新鋭戦車部隊相手の戦闘では油断できません。
千メートル以内は危険です。 ”昼飯の角度”(”お茶の時間”)を多用して正面からの直撃弾を食わないように気をつけましょう。 いかにして敵を始末していくかにかかっています。
”イワンのワナ”には要注意です。
今回のテーマは”傷つき倒れゆく虎”です。 強力な虎といえど過酷な戦闘の中で一輌、また一輌と失われていきます。 その戦争末期における東部戦線の悲哀と無情さを描きたかったというのが今シナリオのコンセプトです。 慣れれば全車生存してのクリアも可能ですが、最初のうちはやはり味方が一輌、また一輌と欠けてゆく非情な戦いを噛み締めてみて下さい。
ちなみに全車残ったら残ったで、油断するとラストで”味方巻き添え”なんていうワナもあったりしますが(^^;) これもある意味難易度可変?(笑)
なお、難しいぞ、という方の為に中級版も用意してあります。 あと、ゲームでのタイトルとかは漢字が無かったので一部当て字で誤魔化してます。 ミスじゃないので許してね。