
使用器材:Nikon F5, Nikkor 105mmF2.8D Macro
Watch: CITZEN Auto Dater JET Rookie
時として、巡り合いというものを感じざるをえない事が起こる時があります。
とあるHPでJETの事が語られていました。それは外周ローターによる薄型化を行なっていて、機械がとても美しく、振るとジェット機のような音がする...と。これを読んだ私は、一度JETの音を聞いてみたいと思ったものでした。ちょうどその頃、知り合いの時計仲間との集まりがあり、その中で、RookieだけどJETを置いている所があるから行ってみようという話が持ちあがりました。RookieとはJETの廉価版のラインナップの事です。そうして向かった時計屋で出会ったのが、このデッドストックのJET
Rookieでした。
HPを読んで、僅か10日ばかりの事だったと思います。これを巡り合いといわずしてなんというのでしょうか。
時計屋の御主人は、昔を懐かしみいろいろな話をしてくれました。その中にJETのCMの話しがありました。当時、JETのCMは波のイメージで売っていた様で、ローターの音は私が最初に読んだHPに書かれていたジェット機の音ではなく、波が打ち寄せる時の音として紹介されていたそうです。
ジェット機よりも波の音の方がロマンチックですね。良い感性だと思いました。この波音を聞かせて、御主人は何個もJETを売ったようです。
さて、実際のローターの音というと、ジャーッジャーッという音で、お世辞にも波のようなロマンチックな音とは思えませんでした。それは最新の静音設計の機械式時計にまみれ、効率やデータによって硬くなってしまった私の脳みそのせいなんだろうなと感じました。
この音を波と表した人の様に、ロマンチシズムを忘れない様にしたいものです。
ところで、このJET Rookieの風防には、カレンダー表示の所に可愛い丸レンズが着いています。これが購入の大きなポイントとなりました。真円のレンズというのはなかなか珍しく、今ではとても懐かしい味を醸し出してくれています。この風防は壊れたらもう手に入らないだろうと思うととてもハードな使用はできません。この時計を着けた時は紳士のような動きになってしまう、という思わぬ効果ももたらしてくれたのでした。
ちなみに、革ベルトはオリジナルではなく最近の物を付けています。