『チカン自転車』






子供にとって自転車っていうのはすごく便利で、

大切なもので、どこへ行くにもそれに乗っていく。



みんなも子供の頃は友達と自転車で遠くへ行ったりとか、

誰が一番速く走れるか競争したり、

ウィリーしてみたり、後輪を上げたりとか、

色々やったでしょ?


今でも自転車に乗るとそんな事を思い出してワクワクしたりして。

転んだことさえも含めて全てが良い思い出だよね。



もちろん、俺もそうだよ。





ある出来事を除いては!









俺ってちょっと変わってるとこがあってね。

目をつぶって どこまで歩けるか。

目をつぶってどこまで走れるか。

上を向いてどこまで歩けるか。

びびって目を開けたら負け

※その場合の負けっていうのは自分自身に負けたってコト。




なんてことをやってたのね。





今でもたまに目をつぶってどこまで車の運転ができるかなんてこと




今ではそんなバカなことしてないよ



意味はあるのかって?


意味なんかないよ。意味なんてないさ。



ただやってただけ。




目をつぶって歩いて隣の家の壁に激突して

鼻血を出したことがあるのは内緒の方向で・・・

(記録たったの3メートル)









自転車バージョンっていうのもあって、よくやってたんだ。




あれは確か小5の時だったと思う。


俺はいつものように上を向いて近所を自転車で走ってたんだ。

実家の周辺は住宅地で車の通りが少なかったから記録更新にはもってこいだった。

いつもは びびってすぐにやめちゃう小さいかずと・・・



が、その日はどこまでも行ける気がしてた・・・・ そんなわけないんだけどね・・・




「よし、今日の僕は行ける!3軒先の小見さんちまで行ける!」


青い空に流れる雲を見ながら俺はそう思ってた・・・





そろそろ3軒先の小見さんちにさしかかろうとした時だった!









ドンッ!


「キャッ!」




え!?

あれ?





何かにぶつかった・・・・






これは壁じゃない。

壁にしては衝撃が弱すぎる。




(じゃぁ、僕は何にぶつかったの?)








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








「キャッ!」って何?




「キャッ!」って何?





俺は顔を前に向けた・・・。


そこには全く想像できなかった光景が広がっていた・・・・・・







小さいかずとが見た光景








近所の高校生のおねぃさんが、

そのかわいらしいオシリ(のワレメ)

押さえてこっちを見ている光景












えっ?

えっ?


えっ?


えっ?






ウソ!ウソ!ウソ!ウソ!ウソでしょ?





そんなバカな!そんなバカな!




いくら俺が上を向いてたからって

そんなバカな!


道幅だって8メートルくらいあるのよ?

そんなバカな!


さっきまで誰も歩いてなかったでしょ?

そんなバカな!


ちょっと腐りかけぐらいが美味でしょ?

それはバナナ・・・・







でも明らかにこの場合・・・・



誰が?
僕が、


どこで?
近所で、


何を?
自転車の前輪を


どうした?
お姉さんのオシリ(のワレメ)に突っ込んだ。




なんていう『誰どこゲーム』が見事にできちゃってんじゃん?










いや、でも俺はわざとじゃないし・・・・

上を向いていたわけだし・・・・



それはわかってもらえますよね?お姉さん?





いいですか?


俺は上を向いて自転車をこいでいた。

お姉さんは前を向いて歩いていた。


たまたま俺が後ろで、たまたまお姉さんが前。

たまたまお姉さんとぶつかった。

たまたまそこがお姉さんのオシリのワレメだった。







そういうことですよ!わかります?





・・・あれ?その目はなんです?その目は?







その時お姉さんの目は確かにこう言っていた・・・






私は前を向いて歩いてた。

小学生の男の子が普通に自転車をこいでた。


小学生が前にいる私に後ろから近づいてきた。

わざと私にぶつかった。

わざと私のオシリのワレメを狙って。







おいおい!それじゃぁ
まるで俺がチカンみたいじゃないですかぁ!



あははははははは・・・・・・・








マズイですね・・・





小学生が高校生にチカンコース

大学生が人妻にチカンコース

サラリーマンがおばさんにチカンコース




中でも一番インパクトのあるコースをこの俺が?




しかも自転車の前輪をオシリ(のワレメ)に突っ込むという
前代未聞の荒業を駆使したチカン行為を!







いや!俺はしてないんだ!

無実だ!説明すればわかってもらえるさ。

よし、そうと決まれば早いほうがいい・・・







「お、お姉さん!僕、今上向いて・・・・・」




ダッー!!





「・・・・・・・・・・・・・・・・。」










お姉さん無言で猛ダッシュ!










あははははははは・・・・・・・












みんなは信じてくれるでしょ?



















お願いだから信じて!!





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