欄外編 ある日の午後
「位置について、よーい、どん!」
ドバーン!
スタートの合図など掻き消して、リテイナーのメインスラスターの炎が一斉に点火し、リテイナーたちは一斉に真ん前の長方形のプールに飛び込んだ。
そう。
今日は、リテイナーによる、リテイナーのための、水泳大会なのである!
もちろん、全リテイナーが水着着用!
レディシルエットのあの悩ましい姿を見よ!
すこーん(どこからか飛んできた空缶)
ああ、失礼。
午前の競技も半ばに差し掛かり、スタートの飛び込みで飛びすぎて失格になるものから水に潜ったきり出てこれなくなってしまうものなど多種多様な選手がすでにリタイヤしている。
「さて、ここまでを振り返って最速は誰でしょうねぇ?解説のヴァンブレイズさん。」
「そーですねー。やはり元ネタが潜水艦なだけあって、ノーチラス号なんかがいいかんじみたいですねー。司会の白炎さん。」
「そうですね。では、次の種目・・・・。」
「とゆーよーな夢を見ちゃって・・・・。」
「知るか!」
レイアスとゼロがそんな話をしている場所は、MHKの食堂。
なにかと出費の多いレイアスのようなリテイナーパイロットにとっては、ここが最後の砦でもある。
閑話休題。
「えー、でも、前の夢みたく現実になったらー?」
「なったら恐いけど、安心しろ。そんなことは起こらんから。」
レイアスはそう言うとコップにちょびっとだけ入っていたお茶をぐいっと飲み干した。
そして、この話はもうおしまいとばかりに席を立つ。
「あー、待ってよ。このあとCKくんとGFくんとMWくんが誰が一番かって争うんだよ〜。」
「知らんって言ってるだろ!」
どこまでも平和な日常でありましたとさ。
「とゆーわけで!この人に自分の思う通りの夢を見させられるという発明品、『夢現くん』もついに完成したぞ!」
「またあんたですか、葉月博士!!」
ちゃんちゃん♪
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