そして誰もいなくなった・・・アガサ・クリスティ

ミステリーに興味の無い方でも、アガサ・クリスティの名前は聞いた事があるのではないでしょうか。
私も中学時代はまりまくって、大体全ての作品を読破しました。やはり、この作品がNO.1ですね。

孤島に招待された面識のない8人の男女。召使も含め10人が、ひとり、またひとり、殺されていく。
マザーグースの唄のとうりに。そして、10個のインディアン人形も、ひとつづつ消えていく・・・。
そして、最後には、本当に誰もいなくなって・・・。

一気に読んだ作品です。もう、本当に息をするのも惜しいくらいに、文字どうり「一気」に。(笑)
誰もいなくなったって、犯人はいるのよねぇ?と、あれこれ推理するものの、全然わからない。
意外なラストといい、本当にこの作品は、ミステリーの王道をいく、名作ですよねっ。

さて。今でこそ、ミステリーには、唄のとうりに殺されるという、所謂「見立て殺人」が当たり前になって
いますが、私が子供の時は、すごい新鮮味があったんです。私もこの作品の影響を受け、もし自分が
ミステリーを書くとしたら、唄のとうりに人が殺されていくというお話も、とてもいいと思っていました。
ほら、賞に応募しようとしたくらい、私はミステリーに凝ってましたから。(大笑)

外国の唄はわからないし、やっぱり日本の童謡かなぁと、あれこれ考えていましたっけ。・・・今思うと、
なんて変な子供だったんでしょう。(笑)候補に上がったのが、「かごめかごめ」と「浦島太郎」。
かごめ・・・は、なかなか不気味な唄ですよね。夜明けの晩に、鶴と亀がすべった・・・なんて、いやぁ、
ホラーっぽいじゃあないですか。浦島太郎は、SFちっくで、乙姫様が悪い人、という感じ。(笑)
・・・しかし、どう考えても、この唄のとうりには、人は殺せそうにもなく(笑)、私のお馬鹿な計画は、また
しても泡のごとくに消え去ったのでした。

この作品を読んでから、「見立て殺人」のお話に凝ってしまい、横溝正史の「悪魔の手毬唄」や、「獄門
島」なども、図書館から借りて読みましたねぇ。たしか、「獄門島」は、学校で授業中に読んでいて、いい
場面で「ひぃっ」とか、「おおっ」と声が出そうになって、困った覚えがあります。(悪ガキやねー。)

大人になってからも、綾辻行人の「霧越邸殺人事件」など、「見立て殺人」のお話は数多く読みましたが、
う〜ん、やっぱり、「そして誰もいなくなった」のインパクトが強すぎですねぇ。このお話を越えるミステリー
を、切望しているのですが。よーし、いっちょう、私がまた書いてみようかしら。タイトルは、「結局誰もいな
くなった」、「やっぱり誰もいなくなった」、「なぜか誰もいなくなった」・・・。パクリもいいところだわ。(笑)

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