第1回 黄昏時を過ぎて
アルマ=クルツリンガー(以下アルマ)「はーい、ということで『GMR』第一回開始でーす」
クラセ=トウマ(以下クラセ)「なんでござるか、その変わり様は(笑)」
アルマ「あまりお固く解説してもよくないでしょ? こーいうのは気楽にやるものよ」
クラセ「…まあ、それはそうではあるが…」
アルマ「それでは最初はアルシャード世界のなりたちについて解説していくわね。クラセくんは、この世界…ミッドガルドの大地についてどれくらい知ってるかな?」
クラセ「いや、これがまったく(笑)。拙者は一応ヤシマの民、外の国のことはビタイチ知らねえス」
アルマ「(なにその言葉遣い)ふ〜ん、ならちょうどいいわ。ここで読者の皆様と一緒に勉強しましょう」
クラセ「む、ではそうさせていただくとしますかな(…長くなりそうでござるなあ)」
アルマ「なんか言った?」
クラセ「いいえ」
>神の滅びた世界で
アルマ「それでは世界解説に入るわね。まずアルシャードの設定について覚えておいてほしいのは、
北欧神話をベースにしているってことなのよ」
クラセ「北欧神話というと、人間の前には始原として巨人がいたとか、ロキのかどわかしのせいでラグナロクが起こったとかヘイムダルの角笛はまだ二回しか吹かれていないというエピソードのある、アレのことでござるか?」
アルマ「そう、それそれ」
クラセ「ほ、本当にそのまんまなんでござるか? いくらなんでもまんますぎではござらんか(笑)」
アルマ「それくらいまんまのほうが受け取る側の理解が早まるってこともあるのよ。北欧神話って、案外今の若い子たちに馴染みがあるじゃない?」
クラセ「むう、確かにそういうところはあるかも知れんでござるな。そのものずばりの北欧神話を舞台にしたコンピュータRPGもござったしな(笑)」
アルマ「そうそう。アルシャードに登場するガジェットの多くが北欧神話に出てくる用語を使用しているのは、そういう共通認識を得やすくする目的もあるってことなのよ」
クラセ「なるほど。…で、ラグナロクってのは結局どうなったんでござるか?」
アルマ「(がく)あのね……まあ、ラグナロク以降が北欧神話との大きな分かれ道になってるから、説明はしなくちゃいけないのだけどね」
クラセ「よろしく頼み申す」
アルマ「えーとね…人間の王に”新しい神”が授けられるという予言を聞いていたロキは、三匹の魔獣を連れ出してヘイムダルの角笛を吹き鳴らしました。そうすると、獣を討伐するために完全武装の神々が天空から現れました」
クラセ「ほうほう」
アルマ「その中には予言にあった”新しい神”がいたのですが、その神は降臨するなり、獣たちと共に他の神々を殺し始めたのです」
クラセ「む、なんと!?」
アルマ「この戦いの果てに神は死に絶え、ロキやヘイムダルの角笛はいずこかへと消えてしまいました…というのが、アルシャードでのラグナロクね」
クラセ「話自体にはそれほど差はござらんな」
アルマ「そ。気持ちいいくらいわかりやすいでしょ?」
クラセ「ここまでくると爽快ですらありますなあ(笑)。…で、その”新しき神”とやらは何処へ?」
アルマ「ロキ同様、どこへともなく消えてしまったというわ。…けれど、ほどなくして”新しき神”はこのミッドガルドの大地に戻ってくるの。人々の信仰の対象としてね」
クラセ「…む、待たれよ。それはもしかして…」
アルマ「(こくり)機械神”デウス・エクス・マキナ”。”新しき神”はヴァーレス=ライヒ──真帝国のシンボルとして舞い戻ってきたのよ」
クラセ「て、帝国ぅっ!?」
第1回終わり→第2回「アール・ヴァル・アルダ」に続く
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