第3回 シャードとアスガルド、そして奈落
アルマ=クルツリンガー(以下アルマ)「こんにちわ、アルマ=クルツリンガーです。いつ掲載されるかわからないことでおなじみの”General Material Report”、ようやく第三回です」
クラセ=トウマ(以下クラセ)「だから自虐はやめろと言うとるのに(笑)」
アルマ「それじゃパッパといきましょ」
クラセ「早っ」
>ゆるやかな滅び
クラセ「前回は確か、ミッドガルドは滅びつつあるという引きだったな。どういうことでござるか?」
アルマ「それなんだけど…クラセくんは”マナ”って何か、わかる?」
クラセ「ん、ファンタジー一般の答えでよいのなら、万物に宿る魔力のようなものでござろ? それがいかがした?」
アルマ「うん、それでだいたい正解なだけど、アルシャードの場合、マナというのは死した神の力の残滓なのよね」
クラセ「滅ぼされた神々がバラバラに霧散した、ってことでござるか?」
アルマ「そう。で、なぜミッドガルドが滅びに向かってるかというと、このマナが少しずつ失われていっているからなのよ」
クラセ「む、マナというのは魔力のようなものでござったな。ではアレか、魔術師などが魔法を使ったからでござるのかな」
アルマ「ううん、それは違うわ。確かに魔法にはマナを必要とするけれど、消費された後はちゃんと還元されているみたいよ」
クラセ「うむぅ、ではどのような理由なのだ」
アルマ「…クラセくん、ミッドガルドに渡ってきて一番驚いたことって、なに?」
クラセ「うーむ…それはやはりアレでござろう、まるで空間を切り裂いたかのような、黒いヒビ割れか」
アルマ「(こくり)そう。あれがミッドガルドを滅びに向かわせている要因のひとつ、奈落なの」
クラセ「奈落…」
アルマ「アレがいつから現れて、なにを目的にしているかはまだ解明されていないけど、アレは触れたものを変異させたり引きずり込んだりしながら、少しずつミッドガルドの大地を蝕んでいるわ」
クラセ「変異? あのひび割れのようなものに触れるとどうなるのでござるか?」
アルマ「簡単に言うと”歪む”のよ。奈落は言うなれば反マナのようなもの、それは人や動植物、時には無生物に取り付いて変異させるの」
クラセ「ぬ、厄介でござるな…」
アルマ「まあ、生物に取り付くのはマナのほうも”クリーチャー”としてやってるんだけど、奈落のほうは半端じゃないわ」
クラセ「なるほど…そう言えば前に、”奈落の使徒”とかいう連中と一戦交えたことがあったでござるな。クリーチャーと違って、奴らには団結するアタマがあるようでござる」
アルマ「そう、奈落には一種の意思のようなものが存在しているのかもしれないわね。詳細はまだわかっていないけれど」
クラセ「むう…話を総合すると、奈落がミッドガルドを侵食しているのは大地からマナが失われつつあるからということになるのではないか?」
アルマ「そ、正解。まあ”卵が先か鶏が先か”みたいなもんで、どちらから始まったかはわからないけど、現状でミッドガルドが滅びに向かっているのは奈落の存在によるところが大きいわね」
クラセ「それに加えて、憎き真帝国の各地への侵攻も荒廃の一助となっているわけか…むう、どうにも救いのない話でござるな(苦笑)」
アルマ「ところが、そうでもないのよ」
クラセ「…と、申されると?」
アルマ「わたしたちが持つ、この”シャード”、そして彼方の地”アスガルド”。それが世界に残された最後の希望だと言われているわ」
クラセ「な、なにいいぃぃっ!?」
アルマ「ということで次回に続きまーす」
クラセ「…結局、一回では終わらなかったでござるな(笑)」
第3回終わり→第4回「シャードとアスガルド、そして奈落(2)」に続く
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