第10回 帝国を取り巻く世界(2)
アルマ=クルツリンガー(以下アルマ)「皆様こんにちわ、「General Material Report」のお時間がやって参りました。新年を迎えたこのコーナーも、気持ちを引き締めていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします(会釈)」
クラセ=トウマ(以下クラセ)「む。よろしく頼む」
エステル(以下エスト)「…時節ネタへのツッコミはなさらないので?」
クラセ「まあ、ヤシマにも正月はあるからな(笑)。こういうのに茶々を入れるのは野暮だろう」
エスト「……はあ」
クラセ「ともあれ、解説に行こうではないか。今回は確か、反帝国組織・プリムローズとかいうのについてだったな」
エスト「…はい。真帝国・奈落と同程度にPCが接触する組織ですので、知識を得ておいて損はないと思われます。……もっとも、我が真帝国にとってはたいした勢力ではありませんが」
クラセ「ふむ。まあ帝国に歯向かう志を持つものがいるというだけでも力強いがな。なあ、アルマ殿?」
アルマ「…あー、そうかもね。あはは」
クラセ「……?」
>花が地に根を張るように
エスト「…反帝国組織プリムローズは、その名の通り真帝国への叛徒の集まりです」
クラセ「またえらく一方的な見方であるな(笑)。歯向かわれるのにはそれだけの理由があろうに」
エスト「…はじまりは帝都グラズヘイムにばらまかれた真帝国批判のビラでした。その現行犯を捕らえることによって、反帝国の意志を持つ者が集まり組織的行動をとっていることが明るみに出たのです」
クラセ「それがプリムローズ、というわけか」
エスト「…プリムローズの首魁はふたり、ひとりは真帝国の学生であったハンス=ウィルマー、もうひとりはハンスの妹であるソフィー=ウィルマーです。彼らは同じ志を持つものと結託し、帝国内で学生運動のような行為を行っていました」
クラセ「学生運動、か。”帝国の侵略政策は間違っている!”といったところか。確かにうなずけるな」
エスト「…ハンスとその仲間は真帝国に叛意あるものとしての弾圧を受けました。現在は真帝国から亡命し、どこへともなく潜伏しているようですね」
クラセ「むう、それだけだとプリムローズに反撃の目はないように思えるな。勝てるのか?」
エスト「…無論、ただの学生の集まりであったならば、真帝国がわずかばかりといえど脅威に感じるまでには至りません。プリムローズは現在、ただの学生運動グループではなく武装ゲリラ集団へと変化しているのです」
クラセ「おお、それは心強い!」
エスト「…どこの誰がそのようなことをしているのかは知りませんが、真帝国以外にいまだ存在する少数国家が援助を行っているようです。その所在までは明らかになってはいませんが」
アルマ「……あ〜、まあ、酔狂な人ってのもいるじゃない? それに真帝国に叛意があったとしても、表立って反逆しているプリムローズにこっそり援助しとけば自分の手を汚さなくて済むし好きなときに切り捨てればいいとか。あはは」
クラセ「…アルマ殿、前回終盤からどこか様子がおかしいでござるよ? 今とて、先ほどまで黙りこくっていたではござらんか」
エスト「……無理もありません。現在真帝国ではゼネラルマテリアル社がプリムローズへの援助を行っているのではないかという疑念が持ち上がっているのです。…もっとも、G=M社はこの件については完全にノーコメントで通しているようですが」
アルマ「あはは、あったりまえじゃな〜い。だってウチの会社は帝国に所属してるのよ、わざわざ反帝国組織に肩入れする必要はないですわよ、おほほ」
クラセ「しかしなあ、拙者も何度かG=M社のエージェントとともに帝国と戦ったことがあ」
ジャキッ(なにかが抜かれる音)
クラセ「…ったような錯覚がござるなぁ」
アルマ「……まあぶっちゃけた話、任務の結果的にそうなってるってゆー現実は否定できないんだけどね。ウチの社にもいろいろシガラミとかあんのよ、コレが」
エスト「……GMレベルの知る情報としては”明確にある”というのが正しい、というわけですね?」
アルマ「ま、そんなとこ。詳しくはクラス解説でさせていただくわ」
クラセ「ふむ、ではこの件に関してはとりあえず脇に置いておくか。プリムローズの現状というのはわかるか?」
エスト「…現在は各地での突発的なゲリラ行為が主な活動となっているようです。真帝国の開発する兵器の破壊や一部の将校への攻撃行為などがその内訳といえます。最近では前回も話に出ました積層都市への潜入も併せて行われるようです」
クラセ「なかなかに善戦しているではないか。これは拙者としても力の貸し甲斐がありそうだのう」
エスト「…もっとも、その被害は微々たるもので、真帝国の基盤がゆるぐには至らないのですけれど」
クラセ「ふん、言っておれ。この拙者が加わるからには真帝国の打倒など早急に成してみせよう」
エスト「……その場合は、敵としてまみえることもある、かもしれませんね」
クラセ「まあ、致し方あるまい。その時は、許せ」
エスト「……」
アルマ「あんたたち、それ毎度続けるつもり?(笑) 今回のまとめとしては、
・プリムローズは真帝国の侵略行為に反発する組織である
・現在は帝国外各地に潜伏、蜂起のときをうかがっている
・おもな活動は破壊、潜入
・トップはハンスとソフィーのウィルマー兄妹
・真帝国以外の各国、企業が援助を行っている?
といったところかしらね。あ、ちなみにソフィー=ウィルマーはクエスターだからね。ハンスのほうはわからないけれど、たぶんクエスターと見ていいわね」
クラセ「ふむ。クエスターであれば真帝国に狙われるのも道理であるな。…それゆえにクエスターが身を寄せるのだと言えるか」
エスト「…その点では、プリムローズは真帝国にとって無視できない存在ではあります」
アルマ「かもね。それじゃエスト、次回は?」
エスト「…はい。次回は滅びたる王国”ハイ・ウェストリ”とその周辺地域について解説いたします」
クラセ「廃王国、といったところか。興味深いな」
アルマ「それでは皆様、また次回〜」
第10回終わり→第11回「帝国を取り巻く世界(3)」に続く
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