General Material Report

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第11回 帝国を取り巻く世界(3) 

エステル(以下エスト)「…皆様ごきげんよう、「General Material Report」です。長らくお待たせをいたしました」
アルマ=クルツリンガー(以下アルマ)「アルマです。いやー、筆者がゲームにうつつを抜かして更新を投げてたなんて、ちょっと他人様には言えないわよねー(笑)」
クラセ=トウマ(以下クラセ)「……思いっきり言ってるではござらんか。しかも全世界的に。…クラセ=トウマにござる」
アルマ「ま、完全に見ないフリされるよりはヨシってことで。OK?」
エスト「……それでは始めます」

>ミーティアの堕ちたる地、ハイ=ウェストリ
エスト「…さて、今回はウェストリ廃王国とその周辺地域についての解説なのですが、はじめにひとつおことわりがございます」
アルマ「ん、なに?」
エスト「…現在ゲーム=フィールド社より好評発売中のサプリメント”ブライト・ナイト”におきまして、このウェストリ廃王国の設定を大きく揺るがす事象が発生します。それによって、ウェストリ廃王国のミッドガルドでの立ち位置が大きく変化することが考えられます」
クラセ「あー、確か”ブライト・ナイト”はキャンペーンサプリメントなのであったなあ。それの結果如何、ということであるな?」
エスト「…はい。したがって、ここで解説される事象はあくまで基本ルールブック掲載のものを中心に行います。よろしいですね?」
アルマ「わたしはそれでもいいわよ。何でもかんでも明かされたらつまらないし、ね?」
クラセ「む、拙者も異存はないぞ、続けよ」
エスト「…かしこまりました。ウェストリ廃王国は、はるかな昔に天空より飛来した流れ星を中心として繁栄した国家でした」
クラセ「流れ星? そんなものが、形を残して墜落したというのか?」
アルマ「ルールブックの挿絵なんかを見ると、この”ミーティア”って呼ばれてる流れ星は宇宙船であると考えて良いみたいね」
クラセ「宇宙船ん? そんなもの、ミッドガルドに存在するんでござるか(笑)」
エスト「…おそらくは、古き神とアルフの造った”レリクス”であると思われます。それも、現在ミッドガルドに残された色有るアルフたちよりも、さらに段階の高い技術によって作り出された」
アルマ「…実質、神様みたいなものなのかもね。そこまで凄いと」
クラセ「ふむ。それはまあ、大体つかめた。しかしなんでまた、わざわざ”廃王国”と呼ばれるまでに荒廃してしまったのだ? いかな真帝国とて、同程度の規模を持つ国土を更地にする理由はあるまい?」
エスト「…ウェストリが”廃王国”と呼ばれるのは、国土の荒廃によってのものではないのです。勘違いされやすいことではあるのですが」
クラセ「…では、いったい?」
エスト「もちろん真帝国は、領土拡大を目的として廃王国に進軍いたしました。……しかし、そのときに起こったのです。あの、いまわしき死の行列が」
クラセ「…む?」
エスト「…兵力を実に四倍する真帝国は、容易くハイ=ウェストリを陥落できるはずでした。しかしあと一歩というときに、あの”ミーティア”が鳴動したのです。”ミーティア”はその内部より幾千万もの機械兵士を出現させたのです」
アルマ「守り神さまが国の危機を救ってくれた…ってことかな。美談よねえ」
エスト「…確かに、国は救われました。”そこに生きているものがいなくなった”という状態を、そう呼んでよいのならば」
クラセ「”生きているものがいなくなった”? それは…」
エスト「……”ミーティア”より生み出された機械兵士は、ウェストリ王国、真帝国の区別なくすべての生有るものに対して攻撃行為を行ったのです。あたかも王都ハイ=ウェストリ…いえ、”ミーティア”に近づくものを排除するかのように」
アルマ「あらやだ」
エスト「…結果、ウェストリ王国は王都ハイ=ウェストリを失い、それによって”廃王国”と称されるに至ったのです」
アルマ「確かに、王都がなかったら王国としてちょっと締まらないものねぇ(笑)」
クラセ「まあ、それはそうであるな。で、ハイ=ウェストリの現状は?」
エスト「…現在は”バーサーカー”と称される機械兵士の跋扈により、近づくことはほぼ不可能となっております。真帝国の軍備をもってしても、無尽蔵に出現する機械兵士には手を焼いているというのが現実です」
クラセ「なるほど、謎だらけでござるな。それをネタとしてシナリオを組むのもまた一興ではあるな」
アルマ「そのときは”ブライト・ナイト”も参照してくださいね。宣伝宣伝(笑)」

>廃れていく国家
クラセ「ん、続くんでござるな」
エスト「…はい。王都が陥落したとはいえ、ウェストリはいまだ勢力を誇っています。それは隣国であるシルベストリ共和国に第二位王位継承者であるダーモット王子が亡命し、国家の復興をほのめかしているためです」
アルマ「王子? 王子様ってことなの? ね、ね、ね!!」
クラセ「ダーモット王子でござるかあ。拙者一度会ったことがあるでござるが、なんともまぁ覇気の無い御仁であったことよ」
アルマ「そんなの問題ないじゃない。むしろ線が細めのほうが”亡国の王子様”って感じだわ!」
クラセ「……四十過ぎなんでござるが、そういうご趣味が?」
アルマ「やめときます」
エスト「……続けます。さきほど王位継承という言葉を出しましたが、ウェストリ廃王国の継承者は”獅子”と”鷲獅子”の指輪を揃えてはじめて王と認められるのです」
アルマ「で、今は揃っていない…と」
エスト「…はい。”獅子”はダーモット王子が所持していますが、”鷲獅子”は第一位王位継承者である王女とともに現在行方知れずとなっているのです」
クラセ「む。ではウェストリはいつまでも国家として起てぬ、ということか。それはちとマズいな」
アルマ「もし王女様と指輪を持ってこられたら、その人は救国の英雄よねー。そういうのも、シナリオソースとして使えるかな?」
エスト「…そうですね。もっとも真帝国としては、王位継承者が現れることであの”ミーティア”を御する可能性がある…という考えもあるようです」
クラセ「ああ、動乱のさなかに暴走したものだからな、そうなるやも知れぬ。…むう、なにやら拙者、胸が高鳴ってきたでござるぞ! いざハイ=ウェストリ!!」
アルマ「(…あーもう(苦笑))」
エスト「…ただ、今のウェストリに決起を起こす体力がないのも事実です。長すぎる空位は民草の不安を呼び、一部には真帝国と癒着して永らえているものもいるようです」
クラセ「なんと惰弱な…」
アルマ「まあ、旗頭がいないと頑張れないものなのよ、人間っていうのは」
エスト「…それではまとめに入らせていただきます。

 ・”ミーティア”と呼ばれる超技術の産物が墜落し、その地を中心に繁栄した
 ・真帝国との戦いの最中、暴走した”バーサーカー”によって王都は孤立した
 ・今もって”ミーティア”に進入できたものはない
 ・”獅子”と”鷲獅子”の指輪が揃えば何かが起こる?
 ・ダーモット王子は覇気が無い
 ・長すぎる王の不在に人々の心さえ廃れてきている
 ・シナリオソースの山

 …以上がウェストリ廃王国についてのまとめです」
アルマ「ふむふむ。…で、次回は何かしら?」
エスト「次回はウェストリ以外の周辺国家についての解説です。異種族の国家が主に挙げられることになります」
クラセ「ほほう、人間以外の種族か。それは楽しみであるなあ」
アルマ「それではまた次回、そのときまでさようなら〜(ひらひら)」

 第11回終わり→第12回「帝国を取り巻く世界(4)」に続く

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