General Material Report

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第13回 アメージング・ワールド(1) 

エステル(以下エスト)「……長らくお待たせをいたしました。「General Material Report」、再開です」
クラセ=トウマ(以下クラセ)「む、ここ一月ほどの停滞、まことに申し訳ない」
アルマ=クルツリンガー(以下アルマ)「これに関しては、弁解の余地はないわね。ともかくはじめましょう?」
エスト「…(こくり)」

>灼熱の大地スズリ
エスト「…それでは今回からは真帝国を離れ、ミッドガルドの異種族を中心にした解説をしていきます」
クラセ「ふむ…確か今回はジャーヘッドという種族…というか、部族の紹介であったな」
エスト「…はい。”炎の民”と呼ばれることもあるジャーヘッドは、ミッドガルド西方、半島とでも呼ぶべき地のスズリ砂漠を住居とする部族です」
アルマ「あ〜、スズリね。前にお仕事しにいったことあるけど、もう熱いしクリーチャーはワンサカ出るわ、ろくなことなかったわねえ」
エスト「……スズリ砂漠はキルシェ公国の領土でありながら、実質ジャーヘッドたちが治める土地となっております」
クラセ「まあ、砂漠を拓いて国土を増やすというのは、なかなかに骨の折れるものであるからな。とは言え、キルシェのものがよく容認したものだ」
エスト「…ジャーヘッドの祖先は、ミッドガルドの海をこえたカルタゴナという地よりの入植者であると言われています。元来のミッドガルドの民であれば、砂漠には踏み入ることはできなかったでしょう」
アルマ「いちおう、キルシェにとっては不法入国者になっちゃうものね。まあ、今もそうと言えばそうだけど(笑)」
エスト「…キルシェ公国は、砂漠に住居を構えるジャーヘッドの存在は容認しています。人員を割かずしてスズリ砂漠に存在する遺跡やオアシスなどを発見できるのですから」
クラセ「叶ったりといったところか。…しかし、わざわざ砂漠を住居とする理由がわからんな。移り住んできたとはいえ、そのカルタゴナという土地と比べてよほど良いなにかがあるとしか思えん」
エスト「…それは後ほど説明いたします」

>契約とギアス
エスト「…ジャーヘッドは族長を中心とした部族を形成し、オアシスを求めてスズリ砂漠を放浪しております」
アルマ「あの奇妙な格好は、砂漠で生活するための知恵の結晶だってことよね」
クラセ「となれば、ますますわからんな。キルシェに咎められねば、砂漠を出てもよかろうに」
エスト「…おそらくは、彼らの信奉する”ムスッペルハイム”に理由があるのでしょう。”よきものは南より来る”というのが、ジャーヘッドの言い伝えです」
アルマ「なんだか”マレビト”みたいよね。ジャーヘッドのご先祖様も、ミッドガルドより南から来てるわけだし」
エスト「…それゆえに、彼らは南方であるスズリ砂漠を離れないのかもしれません。…推測の域を出ないのが、現状ではありますが」
クラセ「ふむ。…であるが、拙者はジャーヘッドのものと共に旅をしたことがあるぞ。ジャーヘッドとて、外界を望むものもあろう」
エスト「…それは、例外を除けば部族を追放されたジャーヘッドだと思われます」
アルマ「追放?」
エスト「…ジャーヘッドたちはカバラ技術を忌避しています。そのリアクターの原動力となるシャード持ちが部族に現れると追放してしまうのです」
クラセ「なんと、クエスターになっただけでお役御免とは。了見の狭い輩であるなあ」
アルマ「でも、その閉鎖性が部族を持続させてきたって考えるんなら、なんとなくわかるかな。クエスターは真帝国にも狙われちゃうし、あまり良いことはないわね」
エスト「…ですが、部族を追放されるとはいえ、そのジャーヘッドは外界で暮らすための知識や技術を教え込まれたうえで旅立ちますし、その人物がジャーヘッドとして成長した場合は、通常どおり新たなギアス装備を与えられるのです」
クラセ「…”ギアス”?」
エスト「…カバラ技術とは異なり純粋な機械的構造によって作動する物品の総称です。ジャーヘッドたちの最たる特異性といえます」
アルマ「わたしたちがよく目にするものだと、サブマシンガン・ハンドガン・ハンドグレネードといった、いわゆる火薬武器になるわね」
エスト「…通常部族の外に持ち出すことは禁じられていますが、それを持つに値するのであれば、追放者にも新たなギアスは与えられるのです」
クラセ「なるほど、部族との縁はそう簡単には断てぬ…ということか」
アルマ「単純にルール処理上の問題って考えもあるわね(笑)」
クラセ「だから、そーいうメタ的なことをだなあ」
エスト「……ジャーヘッドの部族は、”契約”を至上のものとしています。一度交わされた契約は必ず果たす。ジャーヘッドが傭兵として信頼高い理由はここにあります」
クラセ「契約の履行は、なによりも大切なことであるからな」
アルマ「そういう真面目さがあるから、追放者に対しても丁重に接するのかもね」
クラセ「ふむ、あの異相をともかくとすれば、なかなかに親しめる部族であるかもしれんな」

>まとめ
アルマ「今回はこのへんかしらね」
クラセ「再開するときは長く書くのがクセであるようですからなあ(笑)」
エスト「……今回は砂漠の民ジャーヘッドについて解説いたしました。まとめとしては、

 ・南の国からやってきた移住民族
 ・族長を頂点とした部族を形成、砂漠を放浪して生活している
 ・古き神でも機械神でもない”ムスッペルハイム”を奉じている
 ・スズリ砂漠には太古のアルフ遺跡などがたくさん
 ・砂漠から出ようとしない理由は不明(ムスッペルハイムと関連が?)
 ・でもジャーヘッドクエスターは問答無用で追放
 ・でも世話はしてもらえる
 ・”契約”を随行することが美徳

 というところです」
クラセ「ふむ。不明瞭なところはネタにしろということか(笑)。次回は?」
エスト「…次回は草原の民・シリウス森の民・リンクスを解説いたします」
クラセ「おお、いずれも人間以外の種族であるな。楽しみでござる」
アルマ「では、また次回お会いいたしましょう。お疲れ様でした〜」

 第13回終わり→第14回「アメージング・ワールド(2)」に続く

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