General Material Report

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第15回 アメージング・ワールド(3) 

エステル(以下エスト)「…皆様、ごきげんよう。「General Material Report」のお時間です」
クラセ=トウマ(以下クラセ)「うむ。やはり久々の更新であったか……」
アルマ=クルツリンガー(以下アルマ)「まあ、仕方ないんじゃない?」
エスト「…では、早速始めます」

>Rock’n Roll!!
エスト「…今回は天空を駆ける種族ドヴェルグについての解説です」
クラセ「ドヴェルグか。あまり聞きなれない響きの名前であるな。なんぞ由来でもあるのか?」
エスト「…北欧神話において、主たる神であるオーディンが巨人ユミルを打ち倒し、その骸から生まれ出たのがドヴェルグであるとされています」
アルマ「ま、平たく言うとドワーフのご先祖様みたいなもの、かな?」
クラセ「ほう、ドワーフか。それなら話が早いぞ。背は低く、がっしりとした肉体とたくわえられた髭が印象的な種族であるな? 主な武器は斧や鈍器などの力任せに振るえるもの、というのもあるな」
エスト「…そういうことになります」
クラセ「しかし、あれだな。前回予告といい今回の冒頭といい、およぞ”天空”という言葉から縁遠いと思うのだが?」
アルマ「ちっちっち、そ〜こがアルシャードの違うところなんだなあ」
クラセ「?」
エスト「…ミッドガルドのドヴェルグたちは、己の肉体的特長をよく知ったうえで、それを補って余りある戦闘術を編み出しました」
クラセ「……それは?」
エスト「一瞬の跳躍、しかるのちの急降下による三次元奇襲戦法です」
クラセ「さ、三次元?」
アルマ「考えてもごらんなさいな、今の今まで目の前で戦っていた相手が消えたかと思ったら、自分の頭の上から襲い掛かってくるんだから。それが全身コレ筋肉の塊だったら、もうねぇ?」
クラセ「……ふむ、戦場において相手の上を制するというのは常等のひとつであるからな。背の低いドヴェルグが対等に戦うためには必須であろうな、確かに」

>エア・レイダーズ
エスト「…そうしたドヴェルグたちの気性は、彼らの種族としての生活にも現れております」
クラセ「ほう?」
エスト「…彼らは超技術レリクスを利用した飛空艇によって空族行為をはたらくことで生計を立てています」
クラセ「レリクス? それは確かアルフという種族しか扱えない技術ではござらんかったか?」
エスト「…どのようにしてその技術を得たのかはわかりませんが、ドヴェルグの操る飛空艇が風の精霊シルフの力を利用したレリクスであることは事実です」
クラセ「むう……。それにしても、賊であるか。なかなかに大胆な連中であるなぁ」
アルマ「んな、暢気に褒めてられるあんたはいいわよー。うちなんか恰好の餌食にされてるんですからね! ……ったく、あんときに襲われてなきゃ、わたしだってもっと……」
クラセ「?」
エスト「……続けます。真帝国でも、ドヴェルグ空賊団による被害には手を焼いているというのが実情です。この巧妙さに、反帝国組織や離反者の手引きを見るものも少なくはありません」
クラセ「ほう! それはたいした者たちであるな。一度会ってみたいものだ」
アルマ「……あんた、誰の味方なのよ……(ぎろり)」
クラセ「続けてください」
エスト「……空賊という性質上、彼らは通常の手段では侵入しにくい高山地帯に住居を構えることが多いようです。代表的なものは、ミョルニル山近隣のムント高地で、独特の地形がもたらす強風が、ドヴェルグ以外の進入を強く阻んでいます」
クラセ「地の利を生かした天然の要塞、というわけか」
アルマ「だから手が出せないのよー。ウキー!」
クラセ「キャラ違くなってござらんか(笑)」

>Like a rolling stones
クラセ「しかしまあ、それほどの剛の者であれば、さぞ気性の激しいことであろうなぁ」
アルマ「あったりまえでしょ。鬼よ、オニ! 小鬼!!」
クラセ「エスト」
エスト「……アルマさんのいうとおり、被害を被るものにとっては悪鬼のようであるかもしれません。しかし、一度認めたものに対しては寛容である、という性質をもつ種族でもあるようです」
クラセ「ほほう、それは話せそうだな。敵として出会わなければ、良き友になれるやも知れんな」
エスト「…良くも悪くも、豪放磊落な性格と言えるでしょう。それは彼らの好む音楽の様式からも見て取れると思います」
クラセ「音楽?」
エスト「…ごくひらたい言い方をすれば、ロックンロールです」
クラセ「……ふむ? 拙者には耳慣れないが、なにやら胸を掻き立てるような感覚があるな」
アルマ「げ、最悪。あたしはそーいうの全然ダメだわ。無理」
クラセ「他にはどういった特徴があるのだ?」
エスト「…一般的なファンタジーにおけるドワーフがそうであるように、ミッドガルドのドヴェルグたちもまた酒を愛する種族です。自分の身の丈より大きな樽をいくつ干したとしても、その足取りはいささかも揺るぐことはないという噂です」
クラセ「その豪胆さがドヴェルグを形作っている、というわけか。ますます気に入ったぞ」
アルマ「ふーん……ま、水みたいな感覚で酒を飲むってのは、わたしにはわかんないわね」
エスト「……ドヴェルグには、普段愛飲する以外にも、秘伝によって作られる醸造酒がある、という噂もあります」
アルマ「!?」
クラセ「なんで、そこで目の色が変わるんでござるか(笑)」

>まとめ
クラセ「ふむ、話を聞いてみれば、一般的なドワーフとは随分異なるものであるな」
アルマ「本当よ。ったく、素直に洞窟で銀細工作ってればいいのに……(ぶつぶつ)」
クラセ「そりゃ、ちと偏見にすぎやせんか(笑)」
エスト「……まとめます。ドヴェルグという種族は、

 ・一般的な”ドワーフ”にやはり近い
 ・ハイジャンプ攻撃を得意とする
 ・主な活動は空賊(GM社や真帝国はいい迷惑だ)
 ・酒樽
 ・音楽はロックだ

というような性質を持っております」
クラセ「ふむ。では次回はどうなっているのだ?」
エスト「…次回はミッドガルドを語る上で外すことのできない種族のひとつ、超技術レリクスを操る「アルフ」について解説をします」
クラセ「あいわかった。それでは皆様方、また次回の講釈を(手を振る)」
エスト「…ご清聴、ありがとうございました(一礼)」
アルマ「……(ぶつぶつ)」

 第15回終わり→第16回「アメージング・ワールド(4)」に続く

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