第16回 アメージング・ワールド(4)
エステル(以下エスト)「…皆様、ごきげんよう。「General Material Report」のお時間です」
アルマ=クルツリンガー(以下アルマ)「お久しぶりです〜(笑)」
クラセ=トウマ(以下クラセ)「ファー」
エスト「…更新にいささかの間を開けてしまったことを深くお詫びいたします」
アルマ「……って筆者に言えって言われたのよね(苦笑)」
クラセ「ファ〜」
アルマ「…あんた、なにしてんの、さっきから?」
クラセ「おお、よく聞いてくださった、アルマ殿。今回は聞けばアルフの解説というではござらんか」
アルマ「うん」
クラセ「アルフといえばホレ、所ジョージの」
エスト「始めます」
クラセ「あっ」
>ワタリガラスとともに
エスト「…今回解説するアルフという種族は、かつて人間以前にミッドガルドの大地の主人であったといいます」
クラセ「”あった”、過去形であるな」
エスト「…いにしえに起きた”ラグナロク”、それより以前にアルフの大半はミッドガルドを離れ、”ウートガルド”という異世界へと移住したのです」
クラセ「異世界!?」
アルマ「そ。どういう方法でか、アルフたちは世界を超越して移動できたようなのよ。詳しいことは、全然資料とか残ってないんだけどね」
エスト「…”ラグナロク”の戦いによって、彼らの持つ超技術”レリクス”のほぼすべてが失われてしまったためなのです」
クラセ「なんだ、やはり御主等真帝国の仕業であったか。ろくなコトをせんな、まったく」
エスト「……アルフの技術は”神々の遺産”とも呼ばれております。機械神様が見過ごすはずもありませんでしょう?」
クラセ「ぬ、言うようになったな(笑)」
アルマ「はいはいはいはい(苦笑)。で、現在ミッドガルドに残っているアルフっていうのは、なんらかの理由で移住団に入ることができなかった…ってワケなのよ」
クラセ「ふむ。それは一体?」
エスト「…次項に譲ります」
>遺された”レリクス”、残された”色なき者”
クラセ「して、なぜそのウートガルドとやらに渡らぬアルフたちが出てしまったのだ?」
エスト「…その前に、アルフの外見・身体的特徴について説明いたします。アルフのほとんどは人間より肌が白く、身体つきが細く、背が高くなる傾向にあります」
アルマ「うンらやましい話だわよね〜。わたしこないだアルフの剣士さんに会ったんだけど、コレがまた嬉しくなるほど超・美・形! 仕事じゃなきゃ」
クラセ「続けれ」
エスト「……そしてなによりの特徴が、額に飾られる”レセプター”です。水晶をかたどったこの物体は、アルフの超技術”レリクス”にアクセスするためのデバイスであるようです」
クラセ「む、レリクスはアルフにしか使えないということでござるか。……まあ、”ラグナロク”で滅ぼされねばならぬほどの技術であれば、ホイホイと見知らぬものに使わせるわけにもいくまい」
エスト「…もっとも、現在ミッドガルドに存在するアルフの大半が、レリクスを思うがままに操ることはできなくなっています」
クラセ「ほう?」
エスト「…それは彼らが”色なき者”(カラーレス)であるからなのです」
アルマ「あー、そうそう。そのヒトとってもカッコ良かったんだけど、額の…水晶? あれが灰色だったのがマイナスだったかな? もっとTPOにあったカラーコーディネイトを」
クラセ「それが”色なき者”というわけか」
エスト「…(こくり)はい。アルフの種族は厳戒な規律によって保たれており、それを破ったものが”レセプター”の色を抜かれ、”色なき者”として追放されるようです」
クラセ「追放者に扱わせるレリクスは無し、ということか。拙者もサムライであるからな、愛用したものを失うつらさというものについては心得ているつもりだ」
エスト「……さて、それはどうなのでしょう。”色なき者”は例外なくアルフ社会での記憶を抹消されるのですから」
クラセ「なっ、それはあまりに惨い……いや、命を奪うよりはまだいいのか……?」
エスト「…反逆の意志を奪う、という意味合いもあるのでしょう」
クラセ「むう……追放者であるがゆえ、ウートガルドへの移住を許されなかった、ということか」
エスト「…ただ、ごく一部の取り扱いが容易なレリクスに関しては、最低限の使用ができるようです」
クラセ「記憶を奪い色を抜いたとて、まったくの”白”にすることはできない…というわけか」
アルマ「ゲーム的にはレベルアップとともにレリクスを使いこなせるようになっていくしね。一度根付いた記憶は、そう簡単に消せはしないってわけ」
クラセ「うお、いきなり出てきた」
エスト「…ごくまれに遺跡などに眠るレリクスが”色なき者”のアクセスを受け入れることがありますが、それもまた、彼らのレセプターがまったくの無になっていないことの証明なのでしょう」
アルマ「シナリオ的な仕掛け、ってやつだけどね」
クラセ「身も蓋もネーでごさるぜ(苦笑)」
>機械仕掛けの戦乙女
エスト「…レリクスについて、ひとつ付け加えておくことがあります」
クラセ「む、説明漏れか?(笑)」
エスト「……現在のカバラ技術すら超越したレリクスは、極めて人に似せたかたちの戦闘機械を作り出すことさえ容易でした。”ヴァルキリー”と呼ばれる彼女らは、その体躯に似合わぬ戦闘能力を有しています」
クラセ「ヴァルキリー? ああ、あの機械仕掛けの女人か。以前ともに帝国と戦ったことがあったが…いやはや、まったく鬼神のごとくであったな。しかしまあ、あれもアルフたちの作りしものであったか……いやはや」
アルマ「へー、そんなにすごかったの?」
クラセ「おうともよ。拙者、いささか武士としての自信を失いかけたな(苦笑)」
エスト「…ヴァルキリーの強さを支えるのは、”W.A.R.S.”システムによる部分が大きいといえます。”Weapons Administration Retractability System”、「武器管理格納式システム」という名前の通り、異なる空間から瞬時に武器を転送して使用するその戦い方は、歴戦の勇士になんら劣るところはありません」
クラセ「……よう説明がわからんが、とにかく強いのであるな?」
エスト「……はい」
>ミッドガルドを護る剣と盾
クラセ「では話を戻すか。”色なき者”の話を聞く限りでは、アルフというのは一定の住居を持たない放浪の民なんでござるか?」
アルマ「そういうわけでもないみたい。聞いた話でしかないけど、レセプターに色を持つアルフが暮らしているところがあるって」
エスト「…(こく)帝都バルトロマイのはるか北方、雲海を越えたさきにあるミョルニル山の頂に、色持つアルフたちの都市があるのです」
アルマ「すべてのアルフがウートガルドに渡ったわけじゃない、ってことね」
エスト「…彼らがミッドガルドにとどまる理由を知る者は数少ないのですが、推察するとすれば”ミッドガルドを護る必要がある”からでしょう」
クラセ「護る?」
エスト「”エクスカリバー”および”アイギス”という組織の存在は、知っていらっしゃいますか?」
クラセ「や、まったく(笑)」
アルマ「エクスカリバーってのは、かすかに聞いたことがあるかな。確か”奈落”を倒すために活動しているのよね?」
エスト「…”奈落を討つ剣”エクスカリバーと”レリクスを護る盾”アイギス。このふたつは、アルフたちがなんらかの目的をもって派遣しているようです。…もっとも、活動範囲が膨大に広く構成員もばらばらのため、組織の全貌をつかむことはできないのですが」
アルマ「まさに秘密組織って感じよね(笑)」
クラセ「しかし、目的といっても、今おぬしが自分で説明したようなことで事足りるんではないのか(笑)」
アルマ「ま、でも確かに一度は捨てた大地にわざわざ人員を割くってのは、ちょっと気になるかしら。な〜んか、陰謀の予感?」
エスト「…とくに”アイギス”の構成員に対しては、レリクスを応用した武具を与えているようです。これについては後ほどのクラス解説で」
クラセ「ふむ。ではこれはキャンペーンネタにしようということでひとつ」
アルマ「案外キレイにまとめたわね、この子(笑)」
>まとめ
クラセ「っと、こんなところでござるかな」
アルマ「案外長くなったわねー(笑)」
エスト「…まとめに入ります。
・アルフはかつてミッドガルドの主人だった
・長身・痩身・色白
・額に埋め込まれた”レセプター”は超技術”レリクス”の使用に必要
・現在ミッドガルドにいるアルフの大半は”色なき者”
・なんらかの理由でミッドガルドからウートガルドに移住
・でも何人かの色ありアルフが残っている
・”エクスカリバー””アイギス”を組織している?(不明)
・ヴァルキリーを作ったのもアルフ
以上です」
クラセ「承知した。…思ったより、紹介してみると謎めいたところの多い種族となったなあ」
アルマ「そうねえ。…まっ、そういう神秘的なところも魅力?」
クラセ「次回は?」
エスト「…今回で「ALS」「AVA」掲載の異種族についての解説が終了いたしました。引き続き「AMW」掲載の追加種族のミッドガルド内での社会について解説をしていきます」
クラセ「ふむ、そういえばここ一連の解説は異種族のミッドガルド内での社会を扱ったものであったな。ついクラス解説と混同するところであった(苦笑)」
アルマ「あのねえ(苦笑)」
エスト「…ということですので、次回は恐竜人類”ザウルス”についての解説を行います」
クラセ「(ぴく)……なに、ザウルスとな?」
アルマ「(聞いてない)そっか。それではもうしばらくお付き合いくださいね。さようなら〜」
エスト「……(ぺこり)」
第16回終わり→第17回「アメージング・ワールド(5)」に続く
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