第21回 アメージング・ワールド(9)
エステル(以下エスト)「…皆様、ごきげんよう。「General Material Report」のお時間です」
クラセ=トウマ(以下クラセ)「……」
アルマ=クルツリンガー(以下アルマ)「……」
エスト「……」
アルマ「……出ちゃったね、「ティル・ナ・ノグ」。失敗シッパイ(てへ)」
クラセ「てへ、じゃねえでござるよおおぉぉぉぉっ!?」
アルマ「まあまあ、こういうことって、ままあるじゃない?」
クラセ「許されるかボゲェー!!」
エスト「……ともあれ、平素より当コーナーをご覧くださっている方々には謝罪の言葉もありません。気を引き締めることにより、その償いとさせていただきたく思います(ふかぶか)」
アルマ「……じゃ、はじめよっか?」
クラセ「むう」
>天空を駆ける賢者の学院
エスト「…今回は前回までで触れていなかった一部の重要組織についての解説をいたします。まずはじめは、ウィザードたちが学問を身に着けるための学術施設である”アカデミー”です」
アルマ「ああ、わたし一度だけ行ったことあるわ。巨大な島みたいなのが空を飛んでて、それに学校が乗ってるって感じなのよね」
クラセ「む、であれば、アルフたちの遺した遺産、”レリクス”であるといったところか」
エスト「…はい。もともとアカデミーはアルフの技術を人間たちに伝えるという目的で設立されました。しかし時が流れるにつれ、学問を志すさまざまな種族が集う、現在のような形態へと変化していったのです」
クラセ「まあ、ともに学び高めあうほうが健康的であるのは間違いなかろ。一方的に教え込むだけでは、どうにもなぁ」
エスト「…アカデミーの門を叩き受け入れられた者は、基本的に卒業までアカデミーを離れるということはありません。それゆえに、アカデミーでは全寮制をしき、生徒同士の研鑽をはかっています」
アルマ「あたまデッカチだけの”学者さん”じゃ、下に降りてからツラいでしょうしね〜」
クラセ「下に降りるといえば、アカデミーを卒業した者というのは、それからなにをするのだ?」
エスト「…それは個々人によりますが、アカデミーへと入学するのは多くは真帝国貴族の子弟です。よって、真帝国に戻りその知識を活かす…ということになります」
クラセ「むっ、それではアカデミーはみすみす真帝国の戦力を増していることにはならんか?」
アルマ「それが違うのよね。基本的にアカデミーはいかなる勢力に対しても絶対中立を宣言しているの。純粋に「学ぶための施設」なのよ。その知識をどう使うかっていうのは、それこそその人次第ね。アカデミー卒業者のなかには、そのまま在野に下る人も多いようだし」
クラセ「むう……」
エスト「…アカデミーについての解説は以上です」
>刻みし戦士たちの森
エスト「…次は真帝国領の南東にに位置する樹海”ウータンキドゥル”に住まう原住民「バーバリアン」について解説します。彼らは大樹海に集落単位で生活し、おもに狩猟や採集で日々の糧を得ています」
アルマ「シリウスやオウガに似てる感じよね。文明レベルはそう高くないのかな?」
エスト「…そうなります。ですが彼らは”紋章”と呼ばれる特殊な入れ墨によって卓越した戦闘能力を所持するため、樹海という立地とあわせて武力による制圧は非常に困難となっています」
クラセ「おお、なかなかやるではないか(笑)」
アルマ「こらこら(苦笑)。まあ実際には、領地内までに大軍を回していられないってのもあるんでしょうけどね」
エスト「…それだけならまだよいのですが、バーバリアンたちの信奉する”大聖樹”サン・ワリンギンが真帝国への敵対意志を巫女へと伝えているため、うかつに手を出せないのが現状です」
クラセ「巫女?」
エスト「…バーバリアンの集落には、大聖樹の声を聞くことのできる”ロロ”と称される巫女が存在するのです。代々受け継がれるそのちからによって、彼らの信仰は形成されているのです」
アルマ「どこの種族にもたいてい巫女さんっているのねぇ。まあ”オラクル”っていう追加クラスもあるし、適用できる幅は多いほうがいいか」
クラセ「だからそういうメタな視点でだなあ(笑)」
エスト「…最後に。バーバリアンたちは真帝国ゆかりの者には敵対しますが、それ以外であれば、認められることで彼らに迎え入れられることも多々あるようです。中にはそのまま”紋章”を刻む者もいるとか」
クラセ「それは興味深い話だな」
アルマ「ま、バーバリアンは種族クラスじゃないからね。このへんはクラス解説でってことで」
エスト「…以上です」
>It continues to ”TIR−NAN−OG”
エスト「…ということで今回はここまでです」
アルマ「案外、短かったわねぇ」
クラセ「うむ。ではいよいよもって今回が第一期最終回ということであるな」
エスト「…いいえ」
クラセ「はいぃ?」
アルマ「(プルルル)あ、電話。……はい、アルマ=クルツリンガーです。……はい…はい。わかりました。そのようにします。(プツッ)」
クラセ「……あの、アルマどの?」
アルマ「……どうも、解説がまだ少し続くみたいなのよね」
クラセ「ぅえええぇぇぇっ!?」
エスト「…新サプリメント「ティル・ナ・ノグ」で解説される内容にもよりますが、次回も引き続きアルシャードで使用される世界についての解説を行います」
クラセ「な、なんか規模がいきなり大きくなってはおらんか!? 世界って! ねえ!?」
エスト「…それでは、また次回」
アルマ「この場所でお会いいたしましょう。さようなら〜(ひらひら)」
クラセ「うおおおぉぉぉぉっ!?」
第21回終わり→幕間に続く
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