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十一月二十五日
サリマン先生テキトーすぎ(マジで)
動く城、全然活躍してねーよ! 壊れるし!
しかもびっくりするほど小さいし。「悪魔くん」の家獣かよ。
神北伸之です。ということで「ハウルの動く城」の感想とか。
まあ率直なところ楽しかったけど、作品として面白いのかといわれると難色を示さざるを得ない部分が多いなと感じました。ストーリーとか伏線とか辻褄とか、結構ブン投げてるんだよな……。
ソフィーの呪いの解き方とか有耶無耶にされてるし。もっともあれはアシタカのタタリ神みたいなもんで、「解除法なんてねーよ、自分でなんとかすれや」と言われて本当になんとかするタイプの呪いだから、まあいいかなと。
……しかしなあ、これソフィーがばあさんにならなくても別に滞りなく話が進むんじゃないか? あ、でもそれだとハウルに会いに街を出る理由がないのか……。
けっこうストーリーをつつくと「?」が多いなとは思いました。ソフィーに呪いをかけた荒野の魔女が戦争を起こした元凶っぽい(王子をカカシにした)のに、途中で魔力抜かれてボケババアにされて放置だからなあ(笑)。
そもそもなんでソフィーに呪いをかけたのかわかんない(ほんとうにわからん。説明されない)し。男は心臓食って女は若さを吸うのかな?
そう考えると、魔力が抜かれたとはいえ、よくそんな奴と一緒に過ごせるよな、ソフィー(笑)。「解く方法なんてアタシにもわかんねー」とか言われてんだぜ?
あとねえ、実はハウルとソフィーが過去に会ってたっていうのがなあ……。「ここ、前に来たことある」みたいなセリフが出たからヤな予感がしてたんだけど、本当にそうだったのでものすごいがっかりした。工 エ エ ェ ェ (´д`) ェ ェ エ エ 工って感じ。言うなればワイルドカードみたいなもんだからなあ。
戦争描写もどうかなって思ったなあ。これ宮崎さんの好みで入れたっぽくね?(笑)
「魔法使いが戦場において有用な存在とされている」という設定は悪くはないと思ったけど、それと主要人物側の話が乖離してしまっている印象が強かったです。
特にハウルがなにをしたかったのか、よくわからん。お前臆病者じゃなかったのか?
とまあ、ストーリーの大きな筋はいまいちであるなあと感じました。
んじゃなにが楽しかったのかというと、日記のほうにも書いた空間の使い方です。これはジブリ作品ではある意味当然といえることではありますが、「ハウル」でもやはり巧の業であるなと感じました。まず序盤の空中歩行からして痺れましたし。高高度の描写はお手の物、といったところでしょうか。
あと良かったセリフ。(一部うろおぼえ)
ソフィー「ハウル、もう行かないで。一緒に逃げましょう」
ハウル「どうして? 僕はもう、十分に逃げたさ」
不覚にもグッときた。ハウルが一風スカした兄ちゃん風に見えてその実メガヘタレだったっていうのもあるけど、セリフ自体が良かった。さすがは宮崎御大と言わざるを得ないか。
まあそのハウルにしたって、ちょっとヘコんだぐらいで身体中からゲルを噴出するような異形生命体だしなぁ(笑)。
演技。これこそ観る前の最大の不安だったわけですが(苦笑)、俺の中のボーダーはちと割りこんでました。たまにもんのすごくセリフが白々しく聞こえるんよ(笑)。白々しいセリフをそうと悟らせず観客に感じ入らせるスキルは、やはり本職には引く点があったかなと。
倍賞千恵子の18歳ソフィーは、それほど駄目というわけでもなかったですね。老けた島本須美みたいな感じ? どんな喩えだ。
木村拓哉のハウルは……やっぱ途中から”キムタク”になってたとは思うっす(笑)。俺はバカなので半田健人使っとけとか思いながら観てました。
そして観に行くきっかけの大半を占めていた大泉洋のカブでしたが、ありゃあねえよなぁ(笑)。映画館だってのにコーラ吹きだしそうになったヨ。
でも演技はうまかったですね。正直、知ってなきゃわかんなかったと思います。それは良かったかな?
評点としては……45点くらいっすかねえ。
絵にあげる。話は……まあ環境アニメくらいに思っておけば。
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