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六月十五日
やっぱりガンダムはこうじゃねえとなあ
神北伸之です。ということで「機動戦士Ζガンダム 星を継ぐ者」を観て参りました。最初上映時間を把握せずに朝イチで行って一時間半ほど時間を無為にしたのは秘密。
で感想なのですが、まず前提として俺の中のΖガンダム知識はスパロボくらいしかないという(最悪だ)ことをふまえ、「こいつはとんだ的外れだぜHAHAHA」と思われましても、なにとぞ生暖かくスルーイングしていただけると助かります。
まあ端的にいって話はちょっとわかりにくかったけど作品としては最高てなところでしょうか。今回の「星を継ぐ者」の時点ではマークII奪回〜ジャブロー降下〜アムロ・レイ合流までを描いており、それを90分という時間に収めておりますから、観ていない俺にもぶった切りっぷりは容易に想像できるものでした。
聞きかじり人間としては「カミーユが男の名前で何で悪いんだ! 俺は男だよ!」が削られていた(そもそもジェリドに喧嘩を売る冒頭?のシーンが削除されている)のが残念でした。でも富野氏によると構成などの都合でセリフはほぼ全部変更したらしいので、これは仕方ないかな。
カミーユももっと狂犬みたいな性格かと思っていた(事実マークIIに乗ってまず自分を殴ったMPを踏み潰そうとするところはかなりキてた)のですが、両親を失って以降はそんなに荒れてない感じだったかな。ちょっと急転直下にすぎるかもしれないですが、まあ因縁を書き換えた(by天羅万象零)ってことで。
あとジェリドとはライバル関係みたいなものがあるのかとも思ってたのですが、先述の冒頭カットもあってか、少なくともカミーユ側からジェリドに対して敵愾心を抱くということは、母親の一件以降見えなかったです。まあジェリドは毎回乗ってるMS変えてるからかなあ(笑)。
ジェリドが早くも負け犬モードに突入していたのが印象的でした。ライラ・ミラ・ライラとの絡みからしてね……。マウアー・ファラオとはどうなるんだべか。
今回の映画では旧作のカットと新規のカットを両方使うという変則的な試みをしているのですが、まあヤバイくらい違和感があったわけでもなかったですかね。さすがに旧作の場合、作画がガタ落ちしてるっぽい回はやや厳しいものもありましたが……。
そのぶん新規作画部分はまさに神業とも言えるクオリティであると感じました。まず人物からですけど、レコアさんがとにかくええんですわ。スパロボだといつの間にかいなくなってるので重要視してなかったのですが(心からすいません)、カミーユの憧れの女性っぽい感じのひとだったんですねー。エマさんとの絡みが微妙にヱロくてよかったです。
ロザミアも終盤ちょっと出てるんですが、こっちもいいですね。なんていうか、全体的に艶のある描き方が非常によろしい。さすが女性キャラクターには一言持つ富野監督ならではといったところでしょうか。
そして新規作画といえばみんなが期待を寄せる戦闘シーンですが、もうこれは座尿モンです。GF団さんも書かれていますが、正直マークIIになら抱かれてもいいくらい素晴らしいものでした。CMでガルバルディを蹴り飛ばすシーンは多くの視聴者の目を奪ったと思うのですが、実際に劇場で観たそのシーンはさらにドすげえものとなってました。いやホントよく動きすぎだよ……。
ジャブロー降下後のアッシマー&ギャプラン戦もよろしい。今までアッシマーのこと円盤獣とか変形しなくてもいいじゃんとか言っててマージ・マジ・マジゴメン(謝罪する勇気の魔法)。散弾バズをものともせず百式を殴り飛ばすアッシマーに全米が震えました。
本作ではGackt氏とのコラボが方々で話題を読んでいたのですが、実際劇中での使われ方(=曲の入り方)は案外普通で、それはちょっと拍子抜けしたかな(笑)。
ただOP映像の広大さというか深遠さは相当なものがありました。あたかも本当に宇宙を漂っているようだ……と書くと随分陳腐な言い草になるんですが、でもすごかったです。宇宙はただ背景が黒いだけじゃねえんだなと、当たり前ながら思ったわけです。
とまあ、90分という映画としてはいささか短めかもしれませんが、大変満足のいくものでありました。10月公開の「ZGII 恋人たち」も観ますよ!!
それではまた次回。
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