The Kind
シャンパンの分類 



ひと口にシャンパンといっても、それには様々な種類があります。
通常のワインのように色や味による分類をはじめ、以下のように大別することができます。

色による分類
スタンダードなシャンパンは、通常、黒葡萄:白葡萄=7:3の割合で造られますが、これらのブレンド方法と製造方法の違いで複雑な香味を醸し出すと共に、以下のように、白からロゼまで仕上がり方が変わります。

Blanc de Blancs
ブラン・ド・ブラン
白葡萄であるシャルドネだけから造られたもの。
Blanc de Noir
ブラン・ド・ノワール
黒葡萄であるピノ・ノワールとピノ・ムニエだけで造られたもの。
Rose
ロゼ
通常のロゼは醸造段階で黒葡萄の果皮を漬け込んで造ることを義務づけられていますが、シャンパンだけは、出来あがった白ワインに赤ワインをブレンドしてロゼにすることが認められています。

味による分類
味については、ドザージュの際のリキュール・デグスペディションの添加量により、甘口〜辛口までの6段階に分類され、「ブリュット」や「セック」などと表現されています。「ブリュット(brut)」は「生のまま」という意味で、ほとんど加糖されていない辛口のものをいいます。これに対して「セック(sec)」は「乾いた、さっぱりした」という意味で、シャンパンとしては比較的甘口なものをいいます。また、最も甘口なものはドゥ(doux)と呼ばれるほか、幾つかの製造者はブリュットよりも辛口の「エクストラ・ブリュット(extra brut)」と呼ばれるものや、あるいは、砂糖を添加しないものも造っています。

辛口から甘口までの分類は以下の通りです。

Extra Brut エクストラ・ブリュット 極辛口。
リキュール・デグスペディション添加量0〜6g/l。
Brut ブリュット
Natural ナチュラル
辛口。
リキュール・デグスペディション添加量6〜15g/l。
Extra sec エクストラ・セック
Extra dry エクストラ・ドライ
半辛口。
リキュール・デグスペディション添加量12〜20g/l。
Sec セック
Dry ドライ
半甘口。
リキュール・デグスペディション添加量17〜35g/l。
Demi sec ドゥミ・セック
Half dry ハーフ・ドライ
甘口。
リキュール・デグスペディション添加量33〜50g/l。
Doux ドゥ
Sweet スイート
甘口。
リキュール・デグスペディション添加量50g/l〜。

なお、リキュール・デグスペディションを添加しない場合は次のような表記をなされることがあります。
「Brut Zeor」「Brut 100%」「Brut Non Dose」「Ultra Brut」「Brut de Brut」「Brut Sauvage」
醸造者による分類
シャンパンは醸造パターンでも3種類に分類されます。

NM(Negociant-Manipulant)
ネゴシアン・マニピュラン
自社ブランドで必要な葡萄を全部ほかから買い付けて醸造・販売する。ほとのどがこのパターン。
CM(Cooperative de Manipulantion)
コーペラティヴ・ド・マニピュラシオン
生産者共同組合が組合の銘柄として造る。
RM(Recoltant-Maniputant)
レコルタン・マニピュラン
自家葡萄栽培中心の製造者が自分の畑の葡萄だけで造る。小規模製造者が多い。

この内、NMは一般に見聞きされる大手メーカーブランドであり、CMは日本ではほとんど目にすることがありません。RMは小規模なだけに生産量は少ないものの、その分メジャーなブランドにない、個性的で優れた味わいを持つ銘柄も多いです。
グレードによる分類
シャンパンはまた、グレードにより、「ノン・ビンテージ・シャンパン」、「ビンテー ジ・シャンパン」、「プレステージュ・シャンパン」の3通りに分類されます。

NV(Non Vintage)
ノン・ビンテージ
様々な畑やビンテージの葡萄をブレンドして醸造されたもので、シャンパンの全生産量の80%を占めています。
Vintage
ビンテージ
葡萄の出来が良い年に収穫された葡萄だけを使って醸造されたもので、ノン・ビンテージの上に位置されています。
Prestige
プレスティージ
ビンテージ・シャンパンの中でも極上の葡萄だけで醸造されたもので、シャンパーニュ・ハウス各社の最高級品に位置されています。

これらはそれぞれ、単一の葡萄品種を使用したり、単一畑の葡萄を使用するなどし、ビ
ンテージの違いも相俟って、個性的な味わいを楽しむことが出来ます。