2月9〜10日 天狗塚〜三嶺 一人


徳島の峠で最高地点の天狗峠。
いつからか天狗峠に改名しているが、私の地形図上では旧名のまま。

2/9

正月が三嶺泊まりだったので二月は峠歩きを兼ね、
お亀岩避難小屋を利用しのんびり稜線散歩で三嶺ピストンを計画。
9日から11日の予定で天狗峠から今週も一人でお亀岩へ。
が、8日の雨が予定外。
綺麗に雪を洗い流し、9日の高温も手伝いまるで3月下旬の趣だった。

9日 R439落合を過ぎ舗装工事が終わった国道を離れ登山口へ。
雪は所々林道上に残っていたが、夏タイヤでもチェーンは不要だった。
登山口には既に香川ナンバーが3台駐車中。

1台は既に山へ入っており、二パーティ三名が準備中。
二人は可能なら三嶺まで入るとのこと、一人は天狗ピストンの日帰り。
直ぐに一人の方が歩き出し、次に二人を残し歩き出す。

1476m峰で、先行の山スキーを担いだ女性二人を含む若者四人組が休憩中。
脇で汗を拭い、先に単独行者を追い歩き出す。
少し先で追い付き、先頭を交代。
8日の雨+高温で至るところで膝上まで潜り歩きにくい。

やがて、樹林帯を抜け始めた頃から雪も深くなり時には股まで潜り込むことも。
1時間半ほどTOPでもがくが、いっこうに後のパーティが来ない。
徐々にペースが落ち、斜面で立ち止まり息を整える回数が増加。
熱くて腕まくりし半袖で歩くが汗がサングラスにポタポタと。

やがて、後続のメンバーが追いついて来て、先頭を交代して貰う。
足跡の深い穴伝いに歩いても、まるで空身になったような心地よさ。
直ぐに連れだって天狗峠到着。

峠でガッカリ。天狗塚に雪がない!
が、遠く土佐湾が光り、海岸線が大きく湾曲しているのが望遠できる。
笹の上に横たわり、朝昼兼用の食事&休憩タイム。

そのうちにスキーヤーが到着。
「写真に撮りたいから早く滑れ」と催促。こちらは座ったままの狡さ。
結局1時間あまり峠でブランディを頂いたりしながらのんびり過ごす。

小屋へ向かって歩き出すとプチ模様の長男を真ん中に3兄弟が。
やはり雪がない!

綱附への分岐を過ぎミスコースをし、残り6人に大変なアルバイトをさせてしまった。
途中までトレースが付いていたのだが、ブッシュに入る地点で斜面がクラストしトレースが消滅。
ブッシュの中を右往左往しながらテープ・トレースを探すが見つからない。
直ぐ上の稜線へ出てもなし。
(帰途逆コースで帰ると、行き止まった地点の1.5m下がルートだった)

やがて、後続の元気な二人連れが追い付いて来た。
身勝手に「下の沢沿いにトラバースすればルートへ戻れる筈」と動物の足跡が続くコースを指し示す。
先に歩く二人にくっつき樹林帯へ入り、水平にトラバースし尾根上のトレース跡へ戻る。

後で確認すれば、スキーヤー達もスキーを担ぎ同じコースを。
長いスキーが木に引っ掛かり、四苦八苦したとのこと。

小屋には先客がおらず結局七名の泊まり。
水場へ下り顔を洗うと、むしろ夏より暖かい水の感触。
夕食は明日の夜も必要と焼酎を半分残し、久しぶりのお湯で14分の米飯。

頭上にはオリオン座がクッキリと。
今回は星を撮ってみようと三脚もお供に。
適当に方向を見定めてセット。写ったかどうかは?

2/10

翌朝、小屋内で5℃。コッヘルの雪が水になっていた温かさ。
上空を覆っていたガスも飛び去り、向かいの白髪の稜線に日の出。
昼食を三嶺避難小屋でとザックに荷を詰め、ピストンの二人連れを追い歩き出す。
昨日と異なり雪面にアイゼンの爪がキュッキュッと。
西熊への登りで青空を一枚。

風もなく絶好の雪上散歩と思ったのは西熊山頂まで。
三嶺以遠はガスの中。
が、寒峰から矢筈は白い帽子を被りクッキリと。

西熊から三嶺へのコル目指して、南東の生暖かい風を受けながらの笹が顔を出す雪田をブラブラ歩き。
適度にアイゼンが効き快適そのもの。
コルへ下り、今度は笹の間の夏道伝いに山頂へ。
途中で帰ってくる二人連れとすれ違い。

フスベヨリ谷へのコルを過ぎ、ガスで展望がゼロの山頂へ。
小屋方面もガスの切れ目で見れば雪量は少なそうだが、視界が十mで良く見えない。
(帰宅後ある方のネット上の9日の頂上からの写真では、やはり所々笹が顔を出す程度の少なさ)
思いの外早く天候が崩れそうな雰囲気。
2月の山中での雨は嫌なので今日下山しようと急遽予定変更。

三嶺小屋へ立ち寄ることは中止とし、お亀へ引き返し荷物を纏め天狗峠へ。
空身で雪のない天狗をピストン。
あとは、来るときとは異なり適度に締まった下山路を登山口へ。

厳冬期の天狗峠を期待したのだが、肩すかしにあったような一人歩きでした。


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