4月13日 旧曼陀峠〜余木崎 二人
徐々に尾根路に蛇・幼虫毛虫・蜘蛛の巣が増え県境尾根歩きには嫌な季節になってきた。

徳島県境でまだ歩いていない所を残しているが、香川・愛媛県境の曼陀トンネル上の三県境(徳島・愛媛・香川)から、金見山・大谷山を経由し瀬戸内
海・余木崎へのルートを歩く。
途中の尾根路の状況は不明だが、無理であれば引き返すとの考えで車2台で出発。
1台を豊浜・道の駅へ置き、もう1台で曼陀トンネル目指す。
曼陀トンネル上の四国の道の標識脇に駐車し、三角寺方面へ歩き出す。
直ぐに右へ尾根路が別れたのでこちらへ入る。
巻き路もあるが、尾根通しに進むと小さな木杭に「三県境」の道標。

最初は急な斜面の下りからスタート。
鞍部へ下り、小さなピークを巻いたり、尾根通しで進む。
足下には、黄色の県界杭が続いている。
所々樹林越しに、花期を少し過ぎ葉桜になりかけている山桜が見え隠れ。
途中で肥窪の集落が左手に見え始め、やがて林道へ飛び出す。
向かいの尾根への取り付きを探すが見あたらない。
仕方なく大野原方面へ少し林道を進むと、左手へ入り込む踏み跡を発見。
ここ迄で約1時間、遅い朝食を取る。傍らにはタンポポが。
ブッシュに分け入り、少し斜上すると立派な踏み跡が続いている。
が、両脇から凄いブッシュ・倒木・バラのツル。
少し先に左上へ伸びる踏み跡があり、こちらへ入ると更にひどくなる。
地形図ではとにかく左手上へ上がらなければならないので、薄い所を選びながらの藪こぎ。
やがて、立派な尾根路へ飛び出す。
ひょっとすれば林道下手に取り付きがあったのだろうか?
後はルンルン気分で進むと、我々の強敵が現れる。
青い小さな虫が連れ合いの服にしがみつき、ひと騒動。
次は蛇が路上で朝寝中。棒切れを投げても動かないので脇を走り抜ける。
結局この日3匹と遭遇。蜘蛛の巣は至る所に。
でも、いつもどおりセカンドで歩いているので直接の被害はトップだけ。

小ピークで路が左右に分かれている。
地形図で確認すると右手かな?と思い入ると今日始めての標識。「金見山へ1.45q」
金見山へ後1qほどの地点で前下方から二人、続いて七人やってきた。
何処へ行くのだろう?
出会うなり「金見山から来たのだが、大谷山はまだですか?」の質問。
「方向が違うのでは! 反対方向へ来ていますよ!」と地形図を見せ説明。
金見山への登りは防火帯の急斜面を直登。左手には巻き路もあったがそのまま進む。
息を切らしながら静かな山頂へ。
向こう側にやはり防火帯であろうか一筋の傷のようなものが頂上へ突き上げている大谷山が見える。
防火帯のアップダウンを繰り返しながら
真新しい県道大野原川之江線の田野々越へ下り、大谷山へ登り返す。
道脇にはヒサカキが白い小さな花を無数に付け、満開のアセビに混ざっている。
金見山山頂から約一時間、三県境から四時間で大谷山山頂。
山頂の立派な石のベンチ&テーブルで遅い昼食タイム。
金見山〜大谷山で一五名と出会った。久しぶりの山中での大勢との出会いである。
あるグループはビニール袋いっぱいのワラビ。
ここからは一時間半ぐらいと判断し、ゆっくり過ごす。時折チョウチョウが舞っている。
下りはスタートからつまずく。
最初左手方面へ進むが直ぐに急斜面&踏み跡なし。???
頂上へ引き返し右手にあった踏み跡を下るが、県境から離れるため途中で左手へ方向転換が必要なはず。
下る途中に細い巻き路があり、これへ入ると先ほどの急斜面の下と思える所でドッキング。
この辺りでは境界杭も見あたらずルートがあっているかどうか?
何回も地形図を睨みながら進む。
植林された松の間を下ると崩れた作業小屋跡に出くわし、余木崎−大谷山の朽ちかけた標識を発見。一安心。
少し進むと巻き路があったのでそちらへ入る。がこれが次の失敗の原因。
巻き路が終わり尾根をルンルン気分で下るうちにどうも方向が変?
県境から外れる方向へ進んでいる感じ。
おそらく巻いたピークで右へ進まなければならないのが左手の尾根へ入った様子。
重い足を引きずりながら尾根を登り返しピークを目指す。
途中にまた巻き路。今度は方向はOKとこれへ入ると境界路へドッキング。
段々体力を消耗し、小さな登りでも嫌になってくる。
目指す余木崎は樹林越しに見えているがまだ遙か彼方。
所々現れる赤いツツジが目を和ましてくれる。 
やっと366mの三角点。行程の約1/2でまだまだ先は長い。
この辺りから始めての新しい赤テープが見え始める。
箕浦への分岐の標識のあるコルには花を一杯付けた大きな山桜。
高速道が徐々近づきやがて鳥越トンネルの上を過ぎる。
梅の林の脇を抜け、松林からの下りへ入るが何処がルートなのか全く解らない。
とにかく前下方に見え始めた余木崎を目指す。
斜面が緩やかになり、農機具置き場が現れ脇を抜けるとコンクリートの農道が。
尾根の先端はもう少し先だが、「もうブッシュは嫌」と体が自然に歩きやすい所へ。
R11手前に下り、海岸まで約100m。大谷山山頂から三時間かかっている。
ゴミだらけの浜辺に出ると太陽は西に傾き始めている。

砂浜に腰を下ろししばしの休息タイム。
「良く歩いたものだ」「もう二度と行かない・・・」と。
後は、薄暗くなり山肌の桜が白く映え出す様子を眺めながら車を回収に曼陀トンネルへ。
長い尾根歩き、長い一日でした。