10月10日 三嶺〜天狗峠 一人



過去3回歩いているが、その度にルートがはっきりしない。
少しでも効率よく楽に歩けるルートは無いのだろうか?
その答えは、T氏のように何十回と歩き自分専用の踏み跡を作ることだろうか?
と考えながら、9月に引き続き三嶺1806m峰へ10日に向かった。

朝目覚めると星が輝き、月も出ている。
絶好の天候になったと思いながら、猪ノ鼻を越えるとフロントガラスに雨粒が当たり始めた。
池田へ入ると大粒の雨に様変わり。
どうしようと思いながら、いつものコンビニで食料を調達。
「とにかく現地へ行ってみよう!」と走り出す。

大歩危トンネルへの上りで雨足も弱くなりワイパーも間歇でOK。
東祖谷へはいると雨も上がり、路面も濡れていない。
京上では「平家祭り」の旗が一杯はためいている。

薄明るくなった林道では、鹿が朝の散歩中。
車に気が付くと直ぐに脇の林へ飛び込んだが、次に現れた雉はなかなか路を開けてくれなくて仕方なくクラクションを鳴らし脇へ避けていただいた。

天狗峠登山口には中で仮眠中の車が一台。
脇へ停め準備をしていると岐阜ナンバーが一台到着。
挨拶を交わし、徳島の道路情報等の質問に答えた。
今日は天狗塚の後で寒峰へ回るとのこと。

林道から作業道へ入り、前回苦労した取り付きは、今回は直ぐに仕事路へ到達。
一旦仕事路から作業道へ下り、次回のために取り付きポイントを確認。
途中の台風による倒木は綺麗に片づけられていた。

静かな歩きやすい仕事路を辿り、いつもの場所で朝食タイム。
暖かいコーヒーでジャムパンを流し込む。

尾根へ上がる場所を前回より少しずらしてみると、かすかな踏み跡がつながっていた。
斜面の途中で携帯に着信音。紫雲さんからだが電波状態が悪く圏外標示。

急斜面を登り切り、開けた地点へ到着。
ここからはしばらくは歩きやすいルートなので紫雲さんへ連絡を取ってみると、同じコースを歩いて来ているとのこと。
ここまでには時間が少し掛かりそうなので先へ一人で進む。

ここから 途中の尾根までは、自由にコースが選択できる。
今回は、今までより左手にコースを取ってみたが代わり映えしない。
特にケルン地点手前の笹藪が雨で濡れていてズボン・シャツが直ぐにビッショリ。
このコース唯一の人工物のケルン地点へ着き、ミカンを囓りながら一休み。



ここからはいつもの獣道探し。
慎重に探しながら、ここでも今までよりは左手側を歩く。

前方の斜面に少し色図いた木々が見え始めると、前回も通った大きな木が倒れた場所へ。
鹿の運動場に新しい足跡は付いていないようであった。




そういえば、登り初めの時にはあちこちで鹿が鳴いていたが、尾根へ上がってからはあまり鳴き声が聞こえない。
人が入るようになったので、引っ越しをしたのだろうか?
途中の寝床も随分と使ってないような気配だし・・・。

最後の斜面の上りには何本かの倒木が横たわり、幹には苔が隙間無くはえている。
苔の上に落ち葉が落ち、脇には何か新しい植物の新葉が出てきていた。
植物の一生を凝縮したような感じである。





1806m峰へ到着した頃は風も強く、コメツツジの陰で掲示板へ書き込み。
が、なかなか繋がらない。何回か繰り返しやっと書き込み。
今日は風が強いせいかガスもなく、三嶺山頂が顔を覗かせ、遠くタロウ・ジロウまで見えている。
結局今日も「楽に歩ける」コースは発見できなかった。



取り敢えず三嶺山頂へ行こうと斜面を上がり、縦走路へ出る。
先日倒れていた「希望のコルの標識」もきちんと起ててくれていた。

山頂へ上がると6名の方が思い思いにくつろいでおられた。
写真を撮り、前回と同様の用事を終わらせ、天狗方面へ引き返す。




途中で、上がってきた「紫雲さん」とばったり。
お亀岩避難小屋で待っていると伝え先に進む。
前回はガスに包まれていた稜線も今回は時々晴れて全体が見渡せる状況。



先行の高知の方に追いつき、一緒に崩壊した場所の上へ寄り下をのぞき込む。
やはり膨大な量の土砂・岩石が稜線直ぐ近くから一気に崩れ落ちている風景が広がっている。
まだまだ安定していない気配で、雨の度に少しずつ崩壊は増えてゆくのでは。





高知の方と前後しながら、前回に比べめっきり少なくなった花を探しながら進む。
途中のコメツツジの紅葉も前回からあまり進んでいない気配。





お亀岩で二度目の掲示板への書き込みを行い小屋へ下る。
部屋の中は綺麗に乾いており、シートを止めているロープも全て緩みもなくきちんと張られていた。
外のベンチで行動食を取っている内に紫雲さんが到着。

久しぶりに山中で「喋る」ことを経験。
いつもはすれ違う人と挨拶程度だが、今日は「言葉が行き交う」会話が出来る。
取り敢えず天狗峠まで戻ろうと出発。

ガスも濃くなり、峠では天狗塚の気配も見えない。
斜面に並んで腰を下ろし汗を拭う。
しばらくいても変化はないので下山に決定。
下山途中では二組のパーティの方達の前へ出して頂き、駆け下りた。

登山口で別れ、のんびりと雨の中を定例の「さまちの湯」を目指す。
ここでビックリ、朝登山口で出会った岐阜の方が湯船の中から声をかけてくれた。
「天狗塚ですばらしい展望を楽しんだ」「明日は雲草山」
「2週間連続で23山登る計画」・・・

楽しい山歩きをされている本州の方、同じようなコースを歩く方、三嶺が大好きな高知の方
いろんな方との出逢いのあった、静かな「自然との触れ合い」でした。


出合った花達











【1806m峰へは、一般的な 登山道はありません。
従っ て、標識・赤テープ類も皆無です。
歩か れる場合には、十分に注意願います。】




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