過去に4回ほど建国記念日前後に訪れているが、いろんな場面を提供してくれる厳冬期の三嶺。 果たして今年はどうだろうと、12日 4時50分出発する。 名頃までは距離的にR32経由がR438見の越経由より数q長いが、途中の雪の心配がないので今回は大歩危経由で入った。 が、祖谷トンネル登りでは、先週より路肩の残雪が「減っているなぁ」と思いながら登り、トンネルを出ると真っ白な「雪国」へ一変。 途端に車がスケートをしだしたので、あわてて路肩に停めチェーンを装着。 後から来た、大型セメントローリーやクレーン車はトンネル出口でしばらく止まっていたが、歩くようなスピードで下っていった。さすが「プロのドライバー」 坂を下りきるともう雪は無くなり、途中のかずら橋駐車場で外す。 後は名頃までほとんど乾いた路面。 三嶺林道手前で、再度チェーンを装着し入ってゆくが入り口から600m地点でストップ。 数台停車できるスペースに2台駐車中。ここへ停めたが、これなら林道入り口に車を置いて歩いた方が時間的に早い感じである。 直ぐに崩壊した場所を越え林道を歩くが、固くクラストし歩きやすい。 途中林道をショートカットし、登山口まで30分。ベンチは雪の下に隠れている。 ![]() 昨日大勢歩いたのか、コースは綺麗に踏み固められ無雪期よりも歩きやすい。 ![]() 上の分岐でザックを下ろし小休止。冷たい水が美味しい。 ![]() 踏まれて部分的に溝状になっている登山道を進む。 途中では数名のグループが休憩中。 ![]() まゆみの木を過ぎ、視界が広がりタロウ・ジロウがクッキリと見えて来る。 ![]() 少し上がり平らな所で、念のためアイゼンを装着。今年初めてのアイゼン歩行。 後ろから二人連れの方が追い抜いて行った。 雪量は多いが、適度な堅さのため歩きやすい。 水場手前で小さな雪崩跡があり、これを避けてトレースは上へ巻いている。 少し進み、今度は斜面をジグザグに直登。 左手には、表面の雪が雪崩れて笹がむき出しになっていたり、その上縁近くにはクラッ クも見えている。 ![]() 途中カメラを取り出し撮るが、カメラアングルが自由にならない。 気持ちの悪い斜面を斜上し、屏風岩の陰へ入るといつもながらほっとする。 ![]() 残りは少し、慎重に最低鞍部へ上がる。池は真っ白の窪地へ変身中。 途中のコメツツジは雪だるま状態。
その向こうに、真っ白な頂上。 ![]() 樹氷を撮ったりしながら、登山口より2時間30分で頂上着。 ![]() 先ほどの二人の方が休憩中。まもなく小屋の方へ下ってゆかれた。 360度の展望を楽しむが、先週に比較し周囲の山々の雪量がぐーんと減っている様子。 一週間で相当溶けている。
遠く石鎚方面も望遠でき、土佐湾・瀬戸内海も見えている。 シャツ一枚で山頂にいても風もなく、寒くはない。 カメラの電池も今日はノートラブル。 もう山は「春山」に衣替え真っ最中のようである。 しばし無人の山頂で展望を楽しんだあと、避難小屋へ下る。 小屋でザックを下ろし、昼食。 一人の時はガスも持ってこずに簡単な軽食only。 ![]() ゆっくり過ごし小屋裏から掲示板へ書き込みを行い、その後帰りの準備。 ストックをザックに縛り付け、念のためピッケルに交換。 スノーシューは荷物になっただけ。 名残は惜しいが下山開始。 10m程下で男性が斜面で下の人に声をかけている。 すれ違い屏風岩迄下ると女性が三名岩陰に。 「怖くてここまでで良い。登ってきた所は怖くて下れないので、帰りは他のルートは無いのですか? 」と。 下の直登部分で相当恐怖感を持ったらしい! 「小屋は直ぐですよ、今までより傾斜は緩いですから。アイゼンを持っているのなら着けた方が良いですよ。下りは踵を垂直に下ろすと体重で足場が出来るから 簡単です。へっぴり腰にならないこと」と説明。 少しは安心した様子。 別れて斜面を下り、樹林帯へ戻る。 ![]() 分岐点で泊まりの方とすれ違う。上の情報を伝え別れる。 登山口まで小屋から1時間10分で下山すると、林道を大きなザックの女性が一人で上がってきた。 挨拶をし伺えば、久保に車を置き、名頃までバスで入り今夜は避難小屋で一泊。 明日は西熊・天狗・牛の背経由亀尻峠を経て西山林道から久保へ下山の計画とのこと。 「似たような物好き」もいるものだ、と感心する。 「先週牛の背へ西山林道から上がっているので、樹林帯はトレースが残っている可能性あり。亀尻峠からの作業道は適当にショートカット可能」等を話し別れ る。 車まで戻り、そのまま国道まで下りチェーンを外す。 ここ3週間は暗くなったR439を走っていたのだが、今日はまだ明るい国道をのんびり雪景色を楽しみながらR32を目指す。 珍しく大歩危のモンベルもまだ開いていたので、立ち寄り小物を購入し、いつもの温泉で汗を流し帰宅。 朝の車でのスケート以外は、のんびりと楽しめた「春山の三嶺での自然との触れ合い」で した。 |