3月19〜20日  天狗塚〜三嶺  一人



ここ1ヶ月ほど、仕事や下界での所用で山歩きから遠ざかっていたが、折角の3連休でもあり避難小屋で一泊し、早春の天狗塚〜三嶺稜線を歩こうと計画。

残雪の状態が不明のため、西山林道へ入ってから最終ルートを決めようと5時30分ゆっくりと自宅を出発。
日の出も早くなってきており、外は薄明るく2月の頃とは様変わり。
すっかり明るくなったR32を走り、途中で行動食を仕入れ祖谷トンネルへ。
周りにはほとんど雪が見えない。

西山林道へ入っても、一部路面が凍っている程度で雪は無し。
ここしばらくの高温と雨で溶け去ったのであろうか。
砂防堰堤まで入り、コースをどうしようかと迷うが19sのザックの重さが気になり、無難な天狗峠コースに決定。
下山時に天候が良ければ牛の背へ下ればいいと、資材置き場脇へ駐車。

林道歩きの途中で駐車しているTAKA氏の車を発見。
北西尾根を上がったのだろうと思いながら進むが、途中の路面の雪には足跡無し。
とすれば、ダイレクトに牛の背だろうから、ひょっとすれば天狗峠辺りで遭遇出来るかも知れないと登山口へ進む。
途中には、一人では動かせない大きな岩が林道中央に鎮座している。

鉄の階段を上がり、天狗峠へのコースに入る。
やはりザックが重い。
1475mピーク辺りで少し残雪が増えてきたので、8本爪を装着。
朝食を兼ねて、小さなパンを一個頬張る。



ここからは所々に先週の人達の踏み抜いた跡が残っていたが、適当に尾根を直上する。
良く締まっていて歩きやすい斜面である。
やがて、樹林帯を抜ける辺りで右手にまだらになっている牛の背が現れ、さらに上がると天狗山頂が見えて来る。






峠へ上がると、東へ向かう新しい足跡。TAKA氏は既に通り抜けた後のよう である。


【天狗】

【まだら 天狗】

【天狗 山頂】

【矢筈方面】


ザックをデポし、空身で天狗山頂へ上がり、いつもの360度の展望を楽しむ。
牛の背方面は雪が相当解けてまだら模様。
天狗の池も雪解け水で水量が増え、それが凍っている気配。


【まだら 牛の背】

やがて、高知の方が上がってこられてしばらく話し込んでいると、更に一名上がってこられたのを潮時に峠へ引き返す。

ザックを拾い、小さなパンを流し込み三嶺目指して歩き出す。
直ぐに夫婦連れの方が南斜面で食事中。挨拶を交わし、綱附分岐からお亀岩目指して下る。

足跡がなければ解りづらいトラバースルートであるが、先ほどの高知の方とTAKA氏の足跡があるため簡単に通過。
途中の雪庇の場所はやはり残雪が多い。


雪庇

三嶺

お亀岩からのルートの大半は夏路が見え、気温の上昇と共に時々踏み抜き始める。


【三嶺】

途中のフスベ谷への崩壊場所を覗けば、凍っていた斜面が溶け盛んに落石が音を立てて落ちている。


【雪面】

【崩壊場所】

三嶺山頂にはたくさんの人が見えている。
山頂から見えない場所で小休止し、今日初めてのお握りを頬張る。


【天狗方面を振り返る】

青ザレ上からは多勢の歩いた足跡が頂上まで続いていた。
16時40分 無人の山頂へ到着。
天狗から4時間要している。
やはり1ヶ月のブランク及びザックの重さが効いていて、最後はヨタヨタ歩きになった。


【今夜のねぐら】

残りは小屋まで下るのみなので、のんびり過ごし避難小屋へ。
ドアを開けると、紫雲さんがくつろいでいたので、横へザックを置かしていただく。
今日はふるさと林道から北西尾根を上がってきたとのこと。

今夜の住人は二階を含め二十数名と思っていたら、18時前に名頃から名古屋の女性4名パーティも到着。

夕食は定例の「熱々のおでん+焼酎」 レトルト食品も持参したが今回も手つかずのまま。
やはり「胃腸に優しい?流動食」が夕食には合っている。
暖かい小屋で一夜を過ごし、翌朝の日の出を期待したが目覚めると上空は薄い雲が覆っており日の出風景は諦める。


【タロウ&ジロウ 日の出】

天候もあまり良くないので、牛の背へ引き返すのは諦め北西尾根を下ることに急遽変更。
先に牛の背へ出発する紫雲さんを見送り、8時過ぎにゆっくり小屋を出発。


【三嶺 山頂】

【タロウ ジロウ】

山頂を経由し1806mピークへ。


【剣山方面】

途中で西熊が見送ってくれている。


【北西尾根よりの 西熊山】

ここからも昨日のTAKA氏や紫雲さんの足跡があるのでこれを追い、雪が消えた辺りでミスコースするが何とか無事地形図上の水平道に到着。

残りは林道歩きだけと、ザックを降ろし「缶酎ハイ&ホットコーヒー」の変な流動食の昼食タイム。
作業道経由林道へ降りた頃から、小雪が舞い始める。
先ほどのアルコールが効いてきたのか、林道の登り返しが辛い。

林道脇の花を着けているミツマタを眺めながら1時間半の林道歩きの後に車へ戻ると、牛の背から下りてきた紫雲さんに再び出会う。



充分ストレッチを行い、連休の観光客で賑わう「かずら橋」脇を通り帰途に着く。

いつものさまちの湯で汗を流し走り出すと、気温11℃の表示。
窓を開けて走ると雪焼けで火照った顔に涼しい風が当たり気持ちよい季節になっている。

快晴の残雪の尾根路を堪能できた「自 然との触れ合い」でした。

今回、小屋でお会いした 「名古屋山岳同志会」、「大分の中津山岳会」、「徳島M氏のグループ」、「丸亀・川西からの二人連れの女性の方」、そして「紫雲 さん」 色々お世話になり有り難うございました。

【三嶺北西尾根ルートには、一 般的な登山道はありません。
従っ て標識・テープ類は皆無です。
歩か れる場合には、十分に注意願います。】





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