「十三夜の月を眺めながらの雪見酒」を夢見て建国記念日に三嶺避難小屋泊を計画。 三嶺北西尾根を上がり一泊、翌日は可能ならば厳冬期の稜線歩きを満喫しようと牛の背まで足を伸ばすコース設定。 11日朝のんびりと7時過ぎに出発。 池田へ下るとフロントガラスに雨粒が当たり始めるが 直ぐに降り止む。
西山林道入り口へ付くと 林道は綺麗に除雪されており、何台かの車の跡が着いている。 砂防堰堤で車を停め、身支度。外気温−2℃。
今回はケルン地点へ上がらず右手を巻いてみる。 最後の尾根へ上がる斜面では、旨く凍った雪面をとらえられず 何度かスリップし 雪まみれ。 いつもの西熊をバックに枯れ木に挨拶。 ![]()
1806mピークへ上がると、前方の斜面もガスでボンヤリ。 ![]()
17時小屋へ入ると無人。先ほどの足跡は名頃へ下ったいたようである。 今夜と明朝の水を作ったり、ノートを覗き込みながら時間を潰す。
夜中に二回ほど目を覚ましたが、室温−5℃ ペットボトルの水がシャーベット状になっているが それほど寒さを感じない。 外は小雪がちらつき、小屋前も夕方に除雪していたが 吹き溜まりで高く積もっている。 6時過ぎシュラフの中からコンロに点火しコーヒーを沸かす。 朝食を流し込み 身支度をし出発の準備。 が、いっこうにガスは晴れない。 8時45分 この天候では、天狗方面への縦走は難しそうなので、取り敢えず山頂経由西峰まで行き来た路を下ることも考えながら歩き出す。 ![]() −10℃の山頂では 標識は昨日よりも雪の中へ潜り込んでいる。 写真だけ撮りガスの中を西峰へ。 ![]() 三嶺山頂
西峰へ上がるが、当然昨日の足跡は無し。視界30m程度の中磁石を見ながら進むが、やがて夏路を外し右手1806m峰への角度が掴めない。 そのうち、方向感覚がおかしくなったのか 逆方向が頭の中に現れ、地図・磁石を見ても自位置が掴めなくなりだす。 リングワンデリングを始めたのか、自分の足跡に戻る。 三嶺へ引き返し、名頃への下山もしくはもう一泊の小屋泊まりを考え始める。 おそらく本峰への下り地点近くまで戻っているはずだが、完全に位置の感覚を失う。 そのためには、少し落ち着き冷静にならなければリングワンデリングの繰り返しになりそうなので、コメツツジの中でザックを降ろしセーター・フリースを着込 みツェルトを被り天候の回復を待とうと準備開始。 その時三嶺山頂から戻ってこられた「趣深 山さん」が目の前に現れ、声を掛けてくれる。 やがて、高知の方も1806m方面から現れる。
大タオ近くでお亀岩から4名のパーティとすれ違い。 昨夜は お亀岩避難小屋は三嶺と異なり15名の賑やかさだったらしい。 何とか西熊へたどり着くと、「お亀へ下り休憩しましょう」と優しい声を掛けていただく。
![]() 趣深山氏撮影
厳冬期の縦走という大それた計画をしたのだが、ガスの中で我を忘れ方向感覚を失う という致命的なミスを犯したが、趣深山様に偶然助けられ 無事下山する ことが出来た。 初心に帰るべき大反省が 山盛りの「自 然との触れ合い」の山歩きでした。 |
西山林道を 並んで歩いていると 雪面には下っている複数の足跡。 「誰かが 下っている」と話しながら下るが ずっーと続いている。
二台並んで西山集落の民家まで下ると 3名の方が下山中。 祖谷山林道・谷道分岐に車があるとのこと。 「行けるところまで行きましょう」とR439を京柱峠目指して走る。 祖谷山林道入り口では 新雪が20pほど。 チェーン・スコップを持っているので「行けるところまで」と「赤テラさん」 を乗せて林道へ。 何とか無事に車へ辿り着き、Uターンし 林道入り口の趣深山さんの車で待つ 二人(山猿さん・公方さん)の所へ戻る。 車中 お話しを伺っていると 以前 不入山で出会い「平 家平へついて行きたい!」と書かさせて頂いた3人連れの方でした。 R32まで下ると、上空は晴れ渡り月が煌々と輝いている。 しんどかったが 皆さんのおかげで 楽しく締めくくりが出来た 一日でした。 |
